- 締切済み
二酸化炭素での殺処分は苦痛を伴いますか？
ペットが行政施設で殺処分されるとき、日本では二酸化炭素をガス室に充填させる方法が取られているとききました。 もともとペット・動物の殺処分をなくすために何ができるかを調べていたのですが、ふと疑問に思った部分があります。 動物愛護団体や個人のサイトなどでは「窒息死の苦しみで15分以上もがき苦しむ」と書いてあるものがありますが、私は人間の場合、高濃度の二酸化炭素を吸入した場合は中毒で比較的短い時間で意識を失いその後に死に至るものと理解していました。 二酸化炭素を使った殺処分では動物は苦しんで死ぬのでしょうか？ 偏っていない事実をお聞きしたかったのでこちらのカテゴリーで質問させていただきました。 よろしくお願い致します。
- coliew1999
- お礼率77% (7/9)
- 生物学
- 回答数9
- ありがとう数10
- みんなの回答 （9）
- 専門家の回答
みんなの回答
- koib6487
- ベストアンサー率0% (0/1)
苦しいです。私も二酸化炭素の濃度が高い気体を吸ったら速やかに意識を失うと聞きましたが実際に吸ったところ急に息苦しくなりました。二酸化炭素の濃度が高い気体を吸ったら速やかに意識を失うと言うのは嘘です。吸ってみれば分かると思いますが意識はすぐには失いません。
こんばんは。 私は主に関東の保健所より引き出しを行っております。 保健所殺処分の殆どは飼主の持ち込みだと思われている方が多いようですが、環境省の調査では処分の６割は飼主不明犬とされています。ただ個人的に思うのは、迷子を装っての放棄も当然あるだろうということです。 GW前や年末になると収容が増える傾向があるのですが、旅行前に邪魔なペットを捨ててしまおうという計算が働いているようにも思えてしまいます。 飼主持ち込みは現実には４割弱ということになると思います。ペットショップからの廃棄というのは私は確認しておりません。大概は安く売り叩くのだと思いますし、そうでなければ主に化粧品や健康食品の会社などに売却するという話も聞いたことがあります。医療用という噂も聞いたことがありますが、懇意の獣医さんにお尋ねしたところまず有り得ないそうです。医療用実験動物は厳しい管理の下無菌状態で飼育されないと使えないということでしたので（嫌な話ですが）。 数年前、ペットのコ○○が会社の車で売れ残りペットを回収し処分に回していたことが内部告発によって暴かれ指導を受けましたが、あれ以来「売れ残らないように安くても売切れるまで店で世話する」方向に少し改善されてきたのかもしれません。 自称ブリーダー（悪質な繁殖屋）から流れてくる犬も、保健所へ持ち込まれる場合もあれば河川敷や時に民家の敷地内に放棄したりという事態まであります（持ち込みは有料なので）。 都内では愛玩用小型犬も収容が目立ってきましたが、北関東に行くと猟犬として使えなくなると持ち込むという飼主も多いようです。目が不自由になったセッターや年老いたポインターなども何度も見ました。 余談ですが、 迷子犬が何故帰れず処分になることが多いのか、茨城や栃木、群馬といった処分数の多い県の保健所を車で回って場所など調べたことがあります。保護を行っている愛護センターが住宅地から離れ、尚且つ収容から３日という短い期間しか無い為に、飼主に知られること無く処分になってしまうというケースもあるのではないか、と感じました。インターネットで収容情報を公開してもネット環境が無い飼い主は知ることが出来ず、また迷子の際どこへ連絡を取ればいいか分からない。 マイクロチップを病院で入れたはいいがその後の登録を行っていないために読み取りが出来ない、もしくは転居後の情報が無いため戻れない。 こうした迷子問題は深刻です。 犬を飼うにあたって万が一の迷子への対策は、一番知っておいて貰わなくてはいけない事項だと思います。 愛護法改正の際には、収容期間の全国的な延長とマイクロチップの義務化は是非通していただきたいと思っています。 そして殺処分を無くすために出来ること、として・・・ まずは繁殖の規制が一番だと私は思います。日本では動物取り扱い業の資格のみで繁殖販売が出来る上に、自家繁殖も望むままです。ブリーダーの質は問われる事は無く、そのため遺伝疾患もしくは危険因子を持つ子犬が毎日生産され続けています。本来ブリーディングとは６～７代前の血統から遺伝性の問題が無いかを調べリスクを最小限に抑えて行われますが、そんなブリーダーばかりではありません。よく耳にするようになったパピーミルやバックヤードブリーダーなど、日本では本来の犬種の保護保存を目的とするブリーダーと、法律上何ら区別はありません。 受け皿が無いのに生産していけば、どこかに必ずしわ寄せが来ますよね。 余計なことまですみません。長文失礼しました。
保健所から犬の引き出しと譲渡をしているものです。 現在日本での殺処分は二酸化炭素による窒息死です。 通常、ガスが充満して１０～１５分ほどで死に至りますが、現状ではこの設備が全国的に老朽化しており、ガスが部屋を満たすまで時間がかかり犬が規定時間内に行き絶えることが出来ず、生きたまま焼却されるという事態まで起こっています。 獣医の協力もあり新型の処分機が導入されつつありますので苦しみに関する問題は改善されてくると思います。 これは保健所の職員の方の心の負担を軽減することにも繋がると思います。 しかし個人的には「苦しまないなら保健所でもいい」という安易な持込が増加しないかという別の不安が出てきました。 また前の方が書かれているように、餌に毒を混ぜ食べさせるという方法もあります。 でも、口にしない犬も多いのだそうですよ。 処分され骨となった犬たちのために慰霊碑に花を手向け手を合わせるのは保健所の職員の方だけです。 それを考えるといたたまれません。
お礼
K-Siina 様 ご回答ありがとうございました。 みなさんからの回答でだんだん明確に分かってきました。 ・二酸化炭素による窒息死（というのでしょうか）には生物学的に考えて本来苦しみはない ・老朽化した施設の場合、規定時間内に死に至らず生きたまま焼却される場合がある（当然苦しむ） これが私が知りたかった疑問への直接回答だと思います。 ・苦しまないからといって安易な処分が増えないよう、方策をとらなくてはならない そのとおりだと思います。私も3匹のトイプードルを飼っております。日本から犬猫の殺処分がなくなるために一般の飼い主は何をすべきなのかを考えていたなかで、殺処分は殺処分でそれに関する事実を知りたくて質問しました。動物愛護団体の宣伝では、「もがき苦しんで死ぬ」と書かれていたりするのですが、それは事実ではないのではないか・・と疑問に思ったのです。 K-Siinaさんは保健所から犬の引き出しと譲渡をされている方ということで、別の質問をさせていただいてもよろしいでしょうか。 ・殺処分される犬（猫）のうち、飼い主に持ち込まれたり捨てられたもの、ペットショップなどで売れ残り処分されるもの、繁殖業者から繁殖のための価値がなくなったため持ち込まれるもの、などの比率はどれほどなのでしょうか？ よろしくお願い致します。
- jkpawapuro
- ベストアンサー率26% (816/3045)
大学時代クリーンルームの中でCO２が古いゴムチューブから漏れていたことがあります。 頭がボーっとして気がついたら意識が少し遠くなっている感じです。 苦しいとかは一切ありません。 家畜も苦しんだりはしてないでしょう。 過去にドライアイス運搬中にタクシードライバーが死んだ事故もありましたね。 苦しむようなら死ぬ前に気づいていたはずです。
お礼
回答ありがとうございました。 実体験に基づいた回答、参考になりました。
- suiran2
- ベストアンサー率55% (1516/2748)
suiran2ですが、 最も一般に行われていた殺処分方法は餌に硝酸ストリキニーネを混入することでの毒殺だと思います。これは確かに苦痛を伴いそうですね。薬物注射は注射されれば毒殺よりも苦痛を与えないと思いますが、薬物注射は二酸化炭素ガスとは違い殺処分されるペットにとってもする人にとっても苦痛を伴うものだと思いませんか。予防注射等でも泣き叫ぶ犬もいるくらいですから、檻から無理矢理引っ張り出して注射することを想像してください。その間犬は当然不安を感じることと思います。殺処分される動物に精神的苦痛も与えない方法をとりなさいと言うことですからガス室へは犬が自分で歩いて入る施設もあるようです。どうもアウシュビッツを想像しまして複雑な心境ですが…
お礼
早速のご回答ありがとうございました。 あくまでも生物学？上の肉体的苦痛に関する事実を知りたくてペットカテゴリーではなくこちらで質問しましたので、質問の主旨からずれてしまうと思い殺処分そのもの・動物愛護についての問題にはあえて触れませんでしたが、Suiran2さんはどちらの分野にも詳しい知識をお持ちの方のようで私の質問の意図に近い回答を頂けました。 殺処分をなくすのが最終目的、殺処分を避けられないときペットに肉体的・精神的に苦痛を与えない方法をとることが次善策と考えます。回答(1)で教えてらった動画を見てみたところ、あのような環境に入れられた動物の数日間に及ぶ精神的苦痛は大変なものと想像できますので、やはり殺処分をなくすのがベストです。が、業界の流通システム・既得権（利益）と絡んできますので・・ここでのこれ以上の議論はやめておきます。 屠殺の矛盾に関して。私はベジタリアンになれないので、少なくとも感謝の気持ちで美味しく食べるようにしたいと思います。
- yamahaseca
- ベストアンサー率45% (182/401)
CO2ナルコーシスの状態になると、意識は消失すると思います。 もっとも、動物の殺処分にCO2を利用するのは、安価であるということの他に職員の健康を考えて（外に漏れても、比較的安全）という部分もあるそうですね。 動物が苦しいかどうかは、何とも言えません。比較的酸素がある状況下で、炭酸ガス濃度が徐々に上がって行くのなら苦痛は少ないのかもしれませんが、炭酸ガス濃度が高くなる前に酸素濃度が低くなってしまったら、もしかしたら苦痛を感じているかもしれません（体格にも依るでしょうし、何より犬にはインタビューできません。かといって人体実験もできませんので、この件に関しては想像の域を出ませんが）。 もし私が、何らかの理由で自分の飼い犬を殺処分しなくてはならなくなったとしたら、ケタラールを筋肉注射して痛みと意識を無くした後に、静脈を確保（針を入れる）して、そこから更にプロポフォールを入れ、完全に意識が無くなった後にKCLを静注して心臓を止める方法をとると思います。最初のケタラール筋注だけはちょっと痛いですが、それ以後は苦痛が無い状態で死なせてあげることができますので・・・。でも、全ての犬にこのような手間をかけるのは現実的ではないと思いますし、そもそも犬が殺処分されるような現状を何とかしないといけないと、と、個人的にも思っております。
お礼
ご回答ありがとうございました。 参考になりました。 最終的には推測の域を出ない点も了解致しました。
- suiran2
- ベストアンサー率55% (1516/2748)
殺処分の方法は昔は色々あったようです。しかし、平成7年に「動物の殺処分方法に関する指針」が出されましてからは二酸化炭素による窒息死がほとんどのようです。その政令が出される以前は、薬物による殺処分が施設設備もいりませんし、安価ですので主体だったようです。しかし、動物愛護団体等の薬物では見た目は死んだように見えるが、脳では痛覚等を有しているため残酷であると言う意見を入れまして、脳を素早く麻痺させ、痛さや苦痛を感じさせない現在の方法がとられるようになったようです。 しかしながら、素人目には、脳は感じていないのかも知れないけれど、反対に体はいつまでも動いていてすぐには死なないからかえって残酷に見えるようです。柔道の絞め技で気絶することを「落ちる」と言いますが、落とされた人の話では苦しくないそうですね。きちんと絞め技が決まればあっという間に気持ちよくなるそうです。「死ぬのなら窒息死が良いよ」と不謹慎なことをいう輩もいるほどです。ペットも同じなのではと思います。 しかしながら動物愛護の方がそのようなことをいっていても、肉を食べることには抵抗がないのでしょうか。食肉のための屠殺は全ての動物で全ての世界で頸動脈を切断することによる失血死です。失血死させない屠殺は血液が肉にとどまりますからその肉は食用に適しません。何か矛盾を感じます。
お礼
surian2様 ご回答ありがとうございました。参考になりました。 しかし新たな疑問も湧きました。 薬物による殺処分の方が苦痛を与えるということなのでしょうか。 薬物による殺処分はいわゆる「安楽死」と同じものではないということでしょうか。 食肉のための屠殺についてですが、私も菜食主義者にはなれない上に正しいだろうという答えも思いつきません。矛盾点、そのとおりですね。
- browntraut
- ベストアンサー率72% (72/99)
アメリカのとある研究所では、マウスの処分をCO2でやってました。フローしてから10秒もたたないうちに横になって3分程でご臨終していたと思います。苦しむ様子（飛び跳ねたり鳴いたり）もありませんでした。逆にO2を入れると麻酔になります。この場合は空気に戻すとそのうち起き始めます。CO2の場合は復帰しません。アポロ１３？（映画）でも呼気のCO2がシャトルから排出できないという設定がありました。CO2が濃くなると、仰るように頭が朦朧として、意識がなくなるとコメントしていたと記憶しています。
お礼
browntraut様 ご回答ありがとうございました。 参考になりました。
- heppocom
- ベストアンサー率22% (59/267)
何もいえん… (。；ω；。)つhttp://www.nicovideo.jp/watch/sm4781716
お礼
noname#127499さん お礼遅くなってすみませんでした。 ご回答、非常に役に立ちました。 なるほど、ペットショップからの廃棄というのは少なくとも直接的にはないのですか。これは意外でした。迷子犬対策の部分も、なるほどと思わされました。 繰り返しになりますが、もとの質問とかけ離れた追加質問にもかかわらず丁寧なご回答ありがとうございました。