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「うつくしい」って何ですか?
一瞬のきらめきをうつくしいと思います。 いつまでも変わらず在る姿をうつくしいと見つめます。 真冬の透明な川底をうつくしいと覗きます。 春先に雨ごとに濁りを深める川をうつくしいと思います。 周囲と溶け合って共存するものをうつくしいと思います。 圧倒的な存在感で環境を一変してしまうものをうつくしいと見ます。 「ハッとする」ものでしょうか。 でも危険や嫌悪対象にも人はハッとします。 ハッとした後の受容、が必須でしょうか。 同じ物をうつくしいと見る人、醜いと見る人、の違いも出て来ます。 ハッとしたその「心地よさ」が、うつくしいの認識でしょうか。 「よいもの」の総体的表現?が「うつくしい」であるようにも思います。 Wikipediaの「美」も覗いてみましたが、 もう少しわかりやすく、と言うか、全体的な表現は無いものか?と思いました。 私が「うつくしいと思う人の心の動き」を主眼に置いているからかもしれません。 「うつくしい」は様々な感性で語られますが、それらに共通する「心の動き」は何なのでしょうか? 当たり前のように「○○はうつくしい」と書かれ、その「うつくしい」って実は何?と言うあたりは不問の場合が多い気が致します。 人間に必要だから生み出された?発生した?概念であり感覚であると思うのです。 生活の視点で説明するとしたらどうなるのか?をお手伝い頂けないでしょうか? よろしくお願いします。
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- m2fragile
- ベストアンサー率40% (41/102)
「綺麗は汚い、汚いは綺麗」という言葉が好きです。 灰色の街が徐々に黒ずみ闇に呑まれる前に、夕日によって黄金色に一瞬の煌めきを放ちます。 金色に輝くことが美しいのではなく、薄汚れた街が輝いて見えるからこそ美しく感じます。 身なりのとても美しい女性が居ます、精神も美しく見え全ての人に愛されているのではないか?と思える人にも心の闇は存在し苦悩しているかもしれません。 醜く購う姿を見続けていると、その行為自体が美徳のように感じます。 人類は醜いです、環境を破壊し生き物を殺し、紳士的で傲慢でとても醜いです。醜悪であるからこそ、必死で在り真剣在り美しい。 シンプルなものは美しい、真円、歪みのない円、これ以上美しい形はないでしょう。しかし歪んだり螺旋を描いたり重なりあっても美しく感じるのが人間です。 そして、「うつくしい」の基準を自ら見極めた人が「うつくしい」を認知できる人ではないでしょうか。
何一つ頼りにすることが出来ない無常の世の中で、 私達に 普遍と無限、そして永遠を想起させる 事象を美しいもの・ことと呼びます。 美そのものは存在しません。
- Nucleus_
- ベストアンサー率34% (8/23)
最近、緑色が心地よく感じるのですが、それは自分が今必要としていて、満たされる・充足するからでしょう。 >「うつくしい」は様々な感性で語られますが、それらに共通する「心の動き」は何なのでしょうか? 心の動き でははなく、心満たされ、充実・充足し、そして心豊かに、大きくなった と言う事で良いのではないでしょうか。 と、ここまで書いてNo.1さんの回答とお礼を読み返しました。 心が満たされるから で良いのではないですか。
>「うつくしい」は様々な感性で語られますが、それらに共通する「心の動き」は何なのでしょうか? これがご質問なのでしょうか? 「美しきもの見し人は」という題の文学作品がありましたが、質問者様はそのひとの「心の動き」を探りたいのでしょうか。それは当然ながら千差万別だろうと思います。一人ひとりが皆異なっているのではないでしょうか。共通するのは皆気分が良かったことぐらいでしょう。 つまり最初に言われたように「美とは何か?」を知りたいのではないのですか? 凄く難しいことだと思います。 私ももちろんそれはこれだ!とひとことで言える能力は持ちませんが、古今東西の芸術家や哲学者がその問いを直接に求めてむなしかったことは理解しているつもりです。多くのひとたちがその問いを求めて、多分その答えに近いものを得るためにちょっと方向を変え、自分で自分なりの美を創ろうという方向に向かったように思います。そしてそれはそれなりにかなり成功したひともあったように思うのですが、どうなのでしょうか。 ご参考になれば。
- Nucleus_
- ベストアンサー率34% (8/23)
追記 前回の回答はなんらかの意味を含ませたものではないですよ。 それから、このカテの人で顔見知りの人は一人もいませんが、ぜひとも質問者さんの美しさを見てみたいところです。ヨイショ。っと。
- Nucleus_
- ベストアンサー率34% (8/23)
No.2さんの回答で大体良いと想いますが、結局はその対象が自分を存在せしめているから惹かれる、自分にとって必要だから魅入る。感情を動かされる。と言うことではないでしょうか。 大きな羊は美しい。 自分を生かす女性は美しい。 自然の風景は自分を存在せしめる土台となっている。 そしてその時の感動を言葉として「あえて」表現すると 美しい。
- heartmind
- ベストアンサー率14% (32/226)
一義ではないとは思いますが、 人間にとって快であることを求めた理想的な方向性がまずあります。 例えば自然の不完全性の中に、理想を追求した形体です。 例えば、立っている木があるとして、人間の殆どは、地面に垂直に立ってい る為、垂直に近い形でまっすぐ立っている木を崇高だと感じるわけです。 しかし実際には、「垂直」は理想的な概念であって、存在しません。 現実にはないけど、人間の頭の中で考える、規範的な形が、永遠とか、 不朽性などの静的な普遍で不変な美の方向性だとすると。 一方では個別的な自然美に生命感を求める方向もあるのです。 それは、極端なことをいえば、鉄に錆がふいた個別的な表情などが そうですが。
お礼
こころこころ様、遅くなりまして申し訳ございません。 >人間にとって快であることを求めた理想的な方向性がまずあります。 はい。 何時だったか、学生の頃だったか、 「球体」と言う形状の安定性について思い巡らしたことがあります。 宇宙空間で、加速度である引力・重力の影響薄の状態だと、 どうやら大抵の物質が球体を目指すようだ、と。 一方「角が取れる」「人間が丸い」なんて表現があるように、 人間関係の「心地良さ」や「安心感(つまりは安定感?)」をあらわす言葉も 球体と言う形状をかなり意識しているように思えました。 黄金率?でしたっけ、 人の「心地よさ」はかなりの確率で物理法則に則っているようでもあります。 そして、皆様おっしゃるように、ひとの美的感覚は「心地よさ」を基準点にもしているようです。 >一方では個別的な自然美に生命感を求める方向もあるのです。 一点の乱れなく揃った物も、 すべて不揃いの物に対しても、ひとの「うつくしい」は向けられます。 物理的安定感を基準として、 その周辺、或いは対極を心地よいと感じるのは、 やはり「基準がはっきりしているから」かしら、と。 >生命感を求める 一斉に一方向を目指して動き出す事も、 すべてが停滞する中で、一点のみの動きと言うのも、 どちらも強烈な推進力で(つまりは生命力で)為される事、と思えます。 そういう意味でも、ひとは一見「てんでばらばら」な感覚で共存しているのですね。 ありがとうございます。 思いつきで綴りました乱文にて、失礼いたします。
- 莽翁寒岩 一笠一蓑一杖(@krya1998)
- ベストアンサー率20% (605/2887)
入れ食いは 面白くないと浮子をひく 堂に入るとか、ぴたっと合致するのがいいですね。 下手なことば表現や、その場に合わないペダンティックなのはいけませんね。 情景も一定の価値性を象徴というか表示するようなものは美でしょう。 価値性のない、取り留めなさ。若い女の子のお化粧なんてとても美しくない。あぁいうのは化粧しない方が美しい。 閑かさや岩に泌み入る蝉の声、なんの変哲もない情景の中から、美を切り出した感性と語群でしょうか。 更には、古池やもそうですね。 価値的に生きる人の感性が、変哲なさという自然や状況の控えめさから切り出したものが美です。 自然や状況自体はなんでもない。 下村湖人の次郎にはミケランジェロの話が出てきますね。 私は視覚的芸術も聴覚的芸術も西洋の芸術についての価値性がわからないが、ミケランジェロが友人と歩いていた。 共にある岩を眺めた。 友人はただ通り過ぎた。ミケランジェロは、清らかで美しい女神が見える。 岩から切り出し、取り出そう。という。 人生もただ生きていれば、それだけ。衣食住と何がしかのことをやって。人並みかそれにちょぼちょぼか。 そこに自己の何かを切り出す、価値理念を切り出すことをしない人生が、有史以前からの多くの人の人生。惰性。 そこには汗と涙と糞尿と血しかない。そして喜怒哀楽と、何かでの笑い。 たくさんの宗教者と宗教、思想哲学。これらが一体何処まで何をできたか。 市井の隠者のひそやかな情念。その尾ひれのどこかに、それを見出せないのか。
お礼
krya1998様、お礼が大変に遅れました事、申し訳ございません。 >情景も一定の価値性を象徴というか表示するようなものは美でしょう。 >価値的に生きる人の感性が、 >変哲なさという自然や状況の控えめさから切り出したものが美です。 >清らかで美しい女神が見える。 >岩から切り出し、取り出そう。という。 人間は「価値的に生きよう」とする生き物である。 その姿勢が、「何でもないもの」から価値を引き出す。 それが「うつくしい」と言う表現。 と言う感じでしょうか。 いささか言葉に理屈が一貫していない気が致しますが。汗 「これから生まれる価値」の予感、と言うのがしっくり来るように思います。 まずはその予感を「うつくしい」と表現し、 そう感じさせた「価値」はその後に問うているのかな、と。 いつもあちらこちらでお見かけしておりますが、 私などには掴み取れない奥深さ、奥ゆかしさで、、、 自分の未熟さをとことんまどろっこしく思います。苦笑 ありがとうございました!
- kigurumi
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心が洗われるようなものが うつくしい と表現されるのではないでしょうか。 例えばツケマツゲを3枚使用して、眼の周りをアイライナーで書いて、頬をチークで塗っている、ロリータ・ゴシックメイクの人。 ケバいが独創的なメイクですよね。 人を圧倒するようなメイク。 芸能人がこのメイク。 美しい? これもひとつの美ですが、、、、 以前、外国の電車の中に天使がいたんです。 というか、「この人天使?」って思った。 どういう人かというと、20前後くらいの女性で、服は明らかに古着で地味なんです。 何度も洗った後の地味な柄のセーター。 金髪と茶色の中間みたいな髪を後ろでひとつにまとめていた。 化粧はしていない。 だけど、顔が・・・・。 どう表現したらいいのでしょう、輝いている が近い言葉かな? そのものを言葉で表せないけど、、、輝いているというより、、、清らな顔。 圧倒されるような印象ではなく、清いものそのまま って感じ。 無垢 といいましょうか、、、 子供は世間に俗されていない無垢なもの と表現されますが、その無垢とも違う。 子供ってのは、単に世間知らずな自分の本能のままにふるまうだけですので、無垢とは違う。 この人の場合、俗世とは違う別次元の人って感じ。 不幸とは無縁の存在のように思えた。 その人が触れるものは洗われて清くなっていくんじゃないか という印象を受けた。 笑顔で友達と話をしていただけなんですけど、周りに人たちも、存在に気づいて注目していた。 「だよね やっぱり この人 普通じゃないよね 」って周りの反応を見て、自分の認知が間違えていないと思った。 「こんなところに天使が・・・」って思った。 確かに人間に違いはないのでしょうけど、我々とは違うものだと思った。 その存在に視覚を通して触れた人は、心が洗われたんじゃないかと。
お礼
きぐるみ様、すっかり遅くなりましたお礼で申し訳ございません。 >心が洗われるようなもの >我々とは違うもの そうですね。。。 そういうことは実際にありますものね。 と、なると、、、、 「うつくしい」とは「自分の心の在り様が写し出すもの」とは別に 「それそのものとして存在するもの」もある、という事になるのでしょうか。 どちらにせよ、受け取り手の「心地よさ」は譲れない条件とは思います。 ありがとうございます。
ええええっ なにこれ。またつれたああwww ここで川柳を一句 入れ食いは 面白くない ちょっとまて すぐ反応しなくていいってのwww
お礼
ご回答お寄せくださり、ありがとうございます。 いろいろな楽しみ方がある事が、このサイトもネット世界も共通の良さです。 私の質問の存在意義もひとつ増えたと言うところでしょうか。。。^^ nonameになられる前に御礼を差し上げられなかった無礼をお許しください。
お礼
Nucleus様、わかり易く説いてくださりありがとうございます。 お礼が遅くなりました無礼をお許しください。 >その対象が自分を存在せしめているから >自分にとって必要だから 一歩突き進めた解釈のように感じます。 異義はあるかも知れませんが、私にとってはおっしゃる感覚は強く意識されるものです。 でも、「そんな我侭な感覚で美を語って良いの??」と言う自省も。苦笑 >そしてその時の感動を言葉として「あえて」表現すると 美しい。 そうなのでしょうね、、、本当に、「あえて」なのでしょう。 受けた衝撃で言葉を失い、朦朧とする自意識の中で、 その「ヒト」があえて(と言うよりも「必死で」でしょうか)絞りだした言葉が 「うつくしい」だったのでしょう、言葉の始まりは。 それなのに、その言葉のあまりに強い力にヒトは魅せられて、 その万能性に頼って、日常語にまで高めたと言うか、貶めたと言うか、、、 なんて思います^^ 昨日かしら、一年生の息子二号に 「ねえねえ、名前の無い物って、あるの??」って訊かれました。 無い、、、、ですよねえ。。。 つまりは「うつくしい」もそんな感じがします。 ヒトは、凄いと言うか、ずるいと言うか、、、、 つらつらとしたお礼で申し訳ございません。汗 ありがとうございました。