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宮廷司祭長と大司祭についておしえてください。
王妃の首飾り事件でも有名なロアン枢機卿が兼任した職務の中で「宮廷司祭長と大司祭」という言葉がでてきましたが、権威的には二つとも同じ位の官職なのでしょうか。それとも大司祭は宮廷司祭長よりも上なのでしょうか。僧侶の位に詳しい方がいましたら教えてください。お願いします。
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noname#177363
回答No.1
専門家ではないので、間違っているかもしれませんが…。 まず言葉が違うと思います。「大司祭」ではなく「大司教」かと。 キリスト教の階級は、下から司祭-司教-大司教-枢機卿-ローマ法王となっており、宮廷司祭長や修道院内の階級はその中に組み込まれてはいないと思います。 思うに宮廷司祭というのは、宮廷-つまり王族などに奉仕するために設けられた聖職者の位で、一種独立したものだと思われます。 ロアン枢機卿に関して言えば、元々「枢機卿」という位に就いていた上で、宮廷司祭長を兼ねていたと思われます。 なので、ロアン個人のこととなれば、大司教より上の位だということになります。ただしそれは彼が枢機卿だったからで、宮廷司祭長だったからだということではありません。 大司教というのは、ヨーロッパでは大貴族や時として国王と肩を並べるほどの権力と権威があった場合もあります。なのでかなり高位の聖職者です。一般論で言うと、宮廷司祭長よりは上だと思います。 ただ、18世紀フランスの宮廷司祭長は、例えば大司教以上でなければなれなかったということがあった可能性はあるかもしれません。
お礼
回答ありがとうございました。早速しらべてみたら、ロアン大司祭と大司教と二通りの呼び名がありました。やはり、大司教を誤って大司祭と書いているようでした。大変勉強になりました。貴重な回答本当にありがとうございました。助かりました。