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源氏物語 紫の上と明石御方が担った主題

この二人の女性は源氏物語の論理において対比的に描かれていますが、(例えば山と海、王氏と他氏という対比)この対比によってどうゆう主題が語られていると思われますか?

みんなの回答

  • chapanese
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回答No.3

補足拝見しました。 「王氏と他氏」の意味もわかりました。 これはあくまでもわたし個人の意見です。 「王氏と他氏」という対比はこの二人には該当しないのではないでしょうか? 源氏(王氏)と頭の中将(他氏)一族の対立・和解などはそれに属するでしょうが。 紫の上・・・非の打ち所のない理想の女性、しかし子はいない、晩年は女三の宮の件もあり不幸だった。 明石の上・・・身分の低さゆえ、紫の上の影に隠れていたが、実の娘は皇后となり、帝を産みました。自分の一族が皇族となるなんて誰が予想したでしょう。 「夫婦の愛」をみれば紫の上のほうが恵まれている、しかし、「子孫繁栄」となると明石の上、しかも最高の血筋を得た。 この二人以外にもいろんな女性が登場しますが、女性としての行き方を模索したかったような気がします。

  • chapanese
  • ベストアンサー率33% (704/2118)
回答No.2

こんにちは。 あまり御質問の意図がよくわからないのですが、 たしかに紫の上と明石の上は対象的ですね。 源氏は数多くの女性と交わりましたが、その中でも 紫の上は特別な人でした。紫の上は源氏の北の方として この世の栄華を味わい、また自分も源氏の愛を受けて幸福にはちがいないのですが、やはり夫の浮気には心痛めていました。 その中でも明石の上は夫の須磨流浪中に夫の心を奪い、なおかつ自分の産めなかった子供まで授かってしまいます。紫の上がこの女性にだけ特別な思いを抱くのは当然のことです。 紫の上は「春の方」といわれるように、華やかで美しく聡明な女性、明石の上は「冬の方」といわれるように、控えめで高雅、身分の低さを感じさせない気品と教養がありました。 この二人は後、打ち解けて、心かよわせあいますが、きっかけは明石の姫を育てたことにはじまります。明石の上は自分の身分の低さから姫の出世が阻まれることを案じ、泣く泣く姫を源氏と紫の上に預けます。紫の上は姫をわが子のように慈しみます。そして姫の入内に明石の上を姫付きの女房として、そばにはべらせ、親子の再会をはからってやります。 明石の上は常に紫の上を立てられる聡明な人でしたので、それゆえに二人はうまくいったのでしょう。 紫の上もまた、明石の上なら姫を安心して任せられるという信頼感もあり、結果的に永遠のライバルは永遠の友と化すことができました。 chapaはもちろん紫の上も理想の女性として描かれていて、とてもすばらしい女性だと思うのですが、明石の上の立ち居振舞いには心ひかれます。 ご参考になりましたか??

marticaq
質問者

補足

ストーリーはほぼ全部頭にはいってるのですが、例にあげた「王氏と他氏」、「海と山」という対象を明石御方と紫の上の二人においてみた場合(例えば紫の上は山で源氏に見初められ、明石御方は光源氏が須磨に流離されたときに出会いました)、作者はこの二人を対照的な立場におくことによって何を言いたかったのかを知りたいのです。

noname#13536
noname#13536
回答No.1

ちょっと質問の意味がわからないのですが、2人の対比をいえばよろしいんでしょうか。 結局子供に対する考え方でしょうか。 明石の御方の実子(明石中宮)を紫の上が育てたのはご存知でしょうか。 その明石中宮は、12歳で子供を産むのですが、産んでしばらくは静養したいと思っていました。 娘の体調を気遣ったのか、明石の御方は、それに賛成でした。 でも、紫の上は、赤ちゃんの父親に、早く、子供を見せてあげたいと思い、そうするように手配したと言います。 少し自信がないのですが・・・

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