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交流の電流について
ある電気所で母線電圧と送電線の電流ののベクトルを比較した時、送電か、受電かで位相が180°ずれます。 交流は半サイクルで電圧・電流のベクトルが反転します。 そのため送電や受電という区別は関係ないような気がするのですが、なぜ送電・受電で位相が180°変化するのでしょうか? よろしくお願いします。
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直流の場合、回路上のある電線の電圧が正で、電流が左から右に流れていれば、電力は右に送られていると言えます。 また、電圧が負で電流が右から左に流れていれば、やはり電力は右に送られます。 交流の場合、電圧の極性と電流の向きが周期的に変わりますが、それぞれの瞬間を見たとき、上記のような状態であれば、常に電力は右に送られていることになります。 力率が1でないときは、1周期の間に2回、電力が逆に流れる状態が生じるので、全体的に見た場合、それを差し引きしただけの電力が送られます。 ベクトル図は、交流の周期的な変化を無視し、ある基準(例えばR相の電圧)から見た他の電圧や電流の大きさと位相を表したものなので、電圧と電流のベクトルが同じ向きであれば、回路上のその点では通常の方向に電力が送られていると見なせます。 また、電流ベクトルが電圧ベクトルの反対方向を向いていれば、電力は逆方向に流れていることになります。
お礼
回答ありがとうございます 送電・受電というのは電流の話ではなく、電力ということですね ということは、計器用変成器などの交流回路でよく表される矢印は電圧や電流を表しているわけではなく、電力の方向を表しているということですか? また交流を電流計や電圧計で測定したとき、測定した値はその値の絶対値で、プラス・マイナスは電力の方向ということですか?