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電流はベクトルですか?
交流電流を勉強するときには、ベクトル図や複素数を使ってやるとわかりやすいと言われますが、そもそも交流電流は大きさと方向を持ったベクトルなのでしょうか? たしかに交流は大きさも向きも瞬間ごとに変化しますが、同じ電線上を反対方向に行ったり来たりするだけで、任意の方向を考えることはできません。 電流がベクトルなら、同じ数直線上を反対方向に行ったり来たりする温度変化もベクトルと呼べるでしょうか? ちょっと頭が混乱していますので、ベクトルの定義がいまいちよく呑み込めません。 どなたかよろしくご教授ください。
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お礼
早速に回答いただき、有難うございます。 あなたの回答でなんだかすっきりした気分です。 私は電験3種も持っていて、長年電気を勉強してきましたが、交流電流はベクトルだと思い込んできました。でもなぜか、実際に空間に存在する力の合成などと違って、電流のベクトルを合成するというのは性質が違っているような気がしてきたので、この質問をさせて頂いたわけです。 力の合成は、それぞれの力がどの方向を向いていようとも合成できるわけですが、交流電流の合成というのは、同じ電線上を流れているがそれぞれ時間的に変化している二つのものを一つのものと考えたらどんなものになるかを見るために便宜的にベクトルを使っているのではないかと考えるようになりました。 空間内で電子が移動しているようなときには、それに磁界をかけると進路が変化するので、電子の軌跡とは反対方向に、ベクトルとして扱ってもよいような電流が流れるわけですが、私が考えている交流電流は電線上を流れる定常電流です。 回転する発電機から出てくるのが周期的に変化する正弦波の形をした電流なので、ベクトルや複素数で表現すると扱いやすいということですね。 納得いたしました。