- 締切済み
結局火星の運河の正体ってなんだったの?
有名な火星の「運河」について色々調べたところ、以下のことが分かりました。 19世紀にミラノ天文台長のスキャパレリという人が、望遠鏡で観測時に火星表面に筋状の模様を発見し、「カナリ」と呼んだものが英語圏でそのまま「カナル」と訳されたことが発端 ではスキャパレリが発見した「筋状の模様」とは結局なんだったのでしょう?私自身も、昔見た火星の姿は「表面に黒い筋が縦横に巡っていた」ことを覚えていますし、スキャパレリ以後も「筋状の模様」は火星表面のスケッチには例外なく出ています。 惑星探査機による表面写真にはそのようなものは一切認められなかったと言うことですが…… レンズのいたずら?それとも望遠鏡の精度に問題があったのでしょうか?
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
みんなの回答
- arikui
- ベストアンサー率43% (52/120)
昔は望遠鏡の精度が低く、峡谷や地表の模様が「運河」に見えた、というのは、これまでの方々が書かれたとおりです。 さて、いったん「運河」と信じてしまうと、人は他の見方をできなくなってしまいます。 精度が低い望遠鏡では、変な光や歪みや影が見えます。 それらを「運河」があると信じている人が、望遠鏡の解像度以上に見ようとしたために、ありもしないもの=「運河」が見えたのです。 ですから、火星探査機で高解像度の写真を見ると、「運河」どころか、過去に見えたとされた「筋状の模様」すら存在しないのです。
- vantage
- ベストアンサー率60% (310/514)
#1です。 他の資料も発見しました。 やはり質問者さんの推測通り「望遠鏡の精度」というのが大きな要素のようです。 しかし、筋状の物が人工の構造物と解釈され、その解釈が拡大されて火星全体を覆い尽くす運河網と信じられていった過程には、当時の世界情勢などの「観測者の精神的背景」なども関係しているようですね。
- jusa
- ベストアンサー率27% (32/118)
スキヤパレリが見た運河は実際は何なのか? 惑星探査機が撮影した写真から見つかったのは, 地球でいうところの峡谷のような地形でした. 詳細はここでは書き切れませんのであえて触れませんが, 火星には,あたかも水のような液体が流れて表面を削ってできたように見える地形が沢山あります. それを地球から見たスキヤパレリが, 「運河」だと解釈(つまりは誤解ですな)した, ということです. >惑星探査機による表面写真にはそのようなものは一切認められなかった 「そのようなもの」とは,つまりは「スキヤパレリが解釈した人工の運河」ということですね.
- vantage
- ベストアンサー率60% (310/514)
下記URLの解説によれば、いろんな要素で筋状に見えるようですね。 一概に「筋状の模様の正体はこれだ!」とは言えないようです。 まぁ、それにしても運河といい人面岩といい、自然の造形の不思議を感じますね。
お礼
回答ありがとうございます。 参考リンク読みました。 > 実際は、火星表面の暗班の連続したものが細線状に見えているだけである。 > 運河の正体は、断層などによる構造線や亀裂、クレーターの連鎖したもの、 > 反射能の類似した物質のつながりなど、偶然の産物にすぎない そうなると「現在の」望遠鏡で同じような「細線状」が観測されていないのは何故なんでしょう?
お礼
ありがとうございます。 つまりは水のない峡谷のようなものがその正体・・・ということですか。下でも書きましたが現在の望遠鏡観測で同じような筋が見られないのは何故なんでしょうか?