天王星の北・南半球は逆
いつもお世話になっています。
天王星の地軸の傾きは
"97.9度"
です。
つまり、天王星の北半球が惑星の軌道平面に対して下を向いています。
※ここでいう上下は、惑星の公転の向きに対して"右ネジ"の方向が"北"であり"上"
ここで疑問に思うのです。
発想を変えて、天王星の
・北半球と南半球の定義を逆
にして、そうすると地軸の傾きは
"82.1度"
となり、自転の向きは金星と同じ
・時計回り
となります。
これでよいのではないでしょうか?
天王星の北半球と南半球の定義を逆にした理由が、あるのでしょうか?
私なりに理由を考えてみました。
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(1)自転の向き
天王星の自転の向きを、他の惑星と同じ半時計回りに合わせたため
↓
これは金星が否定しています。
なお、金星も合わせるならば、北半球と南半球の定義を逆にして、地軸の傾きが180度近くなることになります。
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(2)北磁極
天王星の磁極を、N極が北半球に、S極が南半球に存在するよう、合わせたため。
↓
これは地球、その他惑星が否定しています。
天王星の北半球に存在する磁北はN極。
一方、地球の北半球に存在する磁北はS極(そのため方位磁針のN極が北を向く)。
寧ろ、天王星の北半球と南半球の定義を入れ替えた方が、地球と磁極が一致します。
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(3)ジャイアントインパクト
ジャイアントインパクトにより天王星の地軸の傾きが変化したとされるため
↓
天王星も金星も、ジャイアントインパクトにより大きな変化があったとされています。
金星は回転の向きが逆回転になり時計回りになった。
一方、天王星は回転の向きは変化せず、上下がひっくり返った…
そのため、見かけは金星と同じ逆回転…
しかし、金星とは事情が違うため、ひっくり返った天王星のまま扱った。
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↑
と、私は暫定的に(3)の考えに至っています。
ただ(3)の場合としても、そもそも
"ジャイアントインパクト"
の発想がある前から、天王星の地軸の傾きは
"97.9度"
だったのでしょうか。
"(4)その他"の理由が存在するのでしょうか。
…等と考えだすと、悩みは深まるばかりです。
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