<神は天に在り、世は全てこともなし、 これでよい すべてよい>
えっと、エヴァゲリのゼーレが統合する間際(実質死)に言った言葉。
>結局は「神が居るから~」という結論に帰結します。
無神論者ってのは、神など存在しないと信じている人のことじゃなくて、この世をたった6日間で作り自分に似た姿の人間も作った神などは存在しないという考えの人。
いわゆる特定の宗教が押し付けてくる彼らが勝手に作ったいい加減な神のようなものは妄想の中でしか存在しないが、この世がある以上、それができた理由はある(存在する)とは信じている人のことです。
宇宙の誕生については、今現在いろいろな説があります。
太陽系や銀河系がどのように発生したのかという説が、ナショナル・ジオグラフィックチャンネルで放送されている。
いろんな科学者が、現実の現象を当てはめて仮説を出しているわけで。
「アインシュタインは、考えあぐねたとき、教会に行っていたから、科学者だけど神の存在を信じている人だった」という話が引き合いに出るが、彼が何故教会に行っていたかというと、お祈りをするためではなく、あそこは暗くて静かだから、考え事をするのにちょうどいいから。
彼は無神論者 つまり 特定の宗教が言う神は存在していないが、この世を作ったものは存在していると信じている人だった。
私からすると、その神は万物の法則。
その万物の法則(神)を解き明かすことを、彼は楽しんでいたわけです。
で、たった一つからこの世はできたんだと思いますが、ミクロの世界できりが無い。
で、ゼーレはそのたった一つのこの世をしてしまおうとしたわけです。物理的に。
他の宗教は物理的じゃなくて精神的に、思想をたった一つのしようとしたわけです。
ゼーレは物理的に統合し元の姿に戻ろうとしたのは科学者だから。
宗教は精神的に統合し、物理的には別だが、精神的にはひとつだけの存在になろうとした。
どちらも多様さが苦痛で許せないわけです。
ゼーレは人類保管計画をしてゼーレは人類全部を<救済>しようとし、宗教は究極的に許せず異端を迫害すことでポアしてあげることを救済とした。
こえぇぇぇぇぇ です。
カヲルくんの死に間際の台詞。
「生と死は等価値なんだ、僕にとってはね。自らの死、それが唯一の絶対的自由なんだよ。...遺言だよ
さあ、僕を消してくれ。そうしなければ君らが消えることになる。 滅びの時を免れ、未来を与えられる生命体は一つしか選ばれないんだ。」
たったひとつだけに思想を統合し、肉体が滅びたあともたった一つだけの思想が生き残り続ける。
それは死。
たった一つしか無いのだから、比較することができず、存在を確認できない。
だから統合は死。
生きるということは、違いを持つことだと思う。
変化しないものは生きてはいない。
生きているものは変化する。
と、つらつら思いました。
ちなみに私無神論者です。
死ぬと肉体がこの世と統合される過程を踏むわけで、、、死に間際に「ちくしょー」って名台詞を吐きたいと思います。