有機化学を学習するにおすすめの分子模型は?
質問
有機化学を学習するにおすすめの分子模型は?
候補例
(1)Sumnacon 分子構造模型 分子モデルセット 有機化学無機化学 240pcs
(2)丸善 HGS分子構造模型 Bセット 有機化学学習用
(3)アルドリッチ コクラン分子模型 ORBITシリーズ
(4)アルドリッチ モリモッド分子模型
(5)その他おすすめ(あれば)
((1)~(4)の商品はたまたまみつけただけで、特別なこだわりはありません)
質問の経緯
化学の勉強用にとりあえず安価なSumnacon分子模型((1))を購入し、立体構造を眺めて楽しんでいました。高校化学では十分でしたが大学教養の有機化学や生化学にさしかかると炭素数が不足するようになりました。すでに(1)があるので、買い足しても良いですが、より的確に有機化合物の立体構造を表現できる模型がもしあるなら、この機会に本格的な分子模型を購入しようと思いました。
インターネットを検索すると種々の異なった形状の分子模型が販売されているのが気になってきました。ところが、各形状の特徴をきちんと比較検討した評価記事が見つかりません。
例えば「HGS分子模型が素晴らしい」という記述は見つかるのですが、HGSがコクランやモリモッドに比べて何がどう素晴らしいのか?肝心な事が書いていません。読者は単に国産品に愛着を感じるだけなのか、モリモッドやコクランより道具として優れているのか?機能的に優れているとすればそれは何なのか?...耐久性?寸法精度?立体構造の表現力?
素人の私が、sumnaconの分子模型で組み立てながら感じたのは、「もっと正確な寸法で結合距離を再現できる模型ほうが良いのでは?」ということです。しかし、「そもそも結合距離は電子密度によって変化するのだから、一律の結合距離で近似する分子模型で精度を追求すること自体無意味」という反論もあるかも知れません。私は、道具オタクではないので、分子模型は有機化合物の立体構造を学ぶ道具と見なしているので、「学習の道具としては、どれを購入しても大差ない」というアドバイスもあるかも知れません。あるいは、「折角なら●●の点で優れている××を購入して損は無い」というアドバイスもあるかも知れません。そこら辺のバランスも含めてご意見くださればありがたいです。
回答の際は、根拠も含めて記述いただければと思います。「とにかく●●を買え」的な回答はお断りです。
私は、化学科卒ではありませんが、知的好奇心から、大学の教養課程に学んだ有機化学を自宅で復讐しています。学生では無いので化学実験はできませんが、電子の振る舞いを想像しながら分子模型で学習するのもそれなりに楽しいものです。当面の学習目標は、ショアーの現代有機化学に記述されている事項をそこそこ理解できるようになることです。分子模型を組み立てながら学習することで、机上であってもある種の化学的センスを身につけることができるのではと期待しています。
お礼
ありがとうございました。