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オペアンプ データシートの見方
6ページ左上段[Input Voltage Range]からどんなことがわかりますか? http://www.national.com/mpf/LM/LM324.html#Overview
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>回路構成(等価回路)を見ると、Posi,Negaどちらも同じ回路構成(PNP2段)になっている >ので、そのような違いが出る理由が分からないのですが? おしゃるとおり、入力段はPNPトランジスタのダーリントン差動になっていますので動作の 規制も対称なはず、という疑問ですね。 POSITIVとNEGATIV入力が同時に+電源からVBE2本分以内の電圧範囲に入ると等価回路の 4本の差動回路のトランジスタ(Q1,Q2,Q3,Q4)は全て遮断されてしまいます。この状態に なると、差動回路のアクティブロード(Q8とQ9で構成されるカレントミラー)にも電流が 一切供給されなくなります。結果として差動回路のトランジスタQ3もアクティブロード の出力トランジスタQ9も遮断された状態になります。 すると後段の入力すなわちPNPトランジスタQ10のベースはオープン状態になってしまい ます。そうなると出力が不定になってしまい、アンプとして動作が予測できない状態に なります。この状態は非常にまずいので、差動回路の次段の入力をオープン状態にしない 条件として、POSITIVEあるいはNEGATIVEのどちらかの入力を+電源から約2V低い電圧まで しか使えないようにする条件にしていると思われます。入力回路は対称なので、この逆、 即ちPOSITIVE入力を+-電源電圧範囲まで使用可能にして、NEGATIVE入力を+電源から 約2V低い電圧までしか使えないようにしても同じことだと思います。しかし、なぜ、 それは書かれていないのかは不明ですが...
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- xpopo
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1) NEGATIVE入力の使用できる範囲は電源電圧範囲±VDCにほぼ等しい範囲まで 使用可能である。 2) POSITIVE入力の使用できる範囲は|±VDC|より約2V狭い範囲までしか使用できない。 (仕様の電気的特性のInput Common-Mode Voltage Range(同相電圧範囲)に規定されいるが プラス側の電源電圧より2V低くなければならない) 3) 電源電圧が|±VDC|<約3V の範囲ではPOSITIVE入力可能範囲はグラフにかかれて いないので使用できないと思われる。
補足
回路構成(等価回路)を見ると、Posi,Negaどちらも同じ回路構成(PNP2段)になっているので、そのような違いが出る理由が分からないのですが?
お礼
丁寧なご回答有難うございました。