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LM338の動作について質問
LM338のデータシートの9頁、上の代表的なアプリケーションの動作はどの様になるのか教えて下さい。 http://akizukidenshi.com/download/LM338.pdf 10kのサーミスタを利用する事によって出力電圧が変わると思うのですが、変化具合が判らず困っています。 よろしくお願い申し上げます。
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LM388はAdj端子とVout端子の間の電圧が1.2Vになるように設定されています。 そして、Adj端子の電流は40uA(Typ.)で負荷電流が変化してもほとんど変化しないようになっています。 代表的なアプリケーションではR1として120Ω又は240Ωを選びます。 120オームを選んだ場合R1には10mAの電流が流れます。 R2に380オームを使用するとR2に10mA流れるのでR2の電圧は3.8Vで(R1+R2)の電圧は5Vとなります。 この電圧は負荷電流が変化しても変わらないので出力電圧は安定化されます。 出力電圧VoとR1、R2の間には Vo=1.2*(R1+R2)/R1 の関係があります。 サーミスタを使えば温度で出力電圧が変化しますがそれは通常の使い方ではありません。 また、R1、R2に可変抵抗を使用するのはお勧めしません。 なお、普通の3端子レギュレータではコモン端子に流れる電流が負荷によって変化するのでLM338と同じような使い方は出来ません。
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- KEN_2
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この回路は出力電圧VOUTが3.75V から23.75V の範囲で可変されます。 R2が0Ω時が最低の3.75V でR2が2KΩで最大の23.75V です。 * R1 両端で3.75V に調整 は ;10KΩ で調整します。 計算方法は、 VREF; 1.24V Typ と LM336-2.5 は、高精度2.5V から、 2.5V +1.24V は 3.74V となり R1の両端の電圧が3.75V 一定とすると R2 の抵抗値に比例して可変されます。 R1 が375Ω 3.75V であるから R2 が0ΩならVOUTは3.75V で、 R2 が2KΩならVOUTは 20V + 3.75V で 23.75V となります。 参考: LM336-2.5 は、高精度2.5VのIC 基準電圧源で 10KΩにて両端の電圧を2.490V に調整してください。10KΩは可変抵抗器です。 (温度特性を最良にする目的です。) *0.01Vの差は計算上無視して表現されています。
- anachrockt
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シロート考えでは,LM338の高精度化についての質問だと思ったんですが違いまっか? 3端子レギュレータの高精度化,高耐圧化,高出力化等の性能拡張についてはこれが参考になります. http://cds.linear.com/docs/Application%20Note/an2.pdf
- anachrockt
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> 10kのサーミスタを利用する事によって出力電圧が変わると思うのですが、・・・ 10kはサーミスタではなく,POT(半固定抵抗)です. LM336データシートのp.5を見るとわかります. http://www.national.com/JPN/ds/LM/LM336-2.5.pdf 最近はTL431の1.24/1.25V版が各社から出ていて http://focus.tij.co.jp/jp/lit/ds/symlink/tlv431.pdf これを使えばPOTだけでダイオードは不要です.
お礼
データシートから勝手な想像をしていました。 サーミスタ等で抵抗値が揺れて電圧も揺れる様な使い方は、あまり良くないようですね。 説明をして頂き、よくわかりました。 ありがとうございました。