- ベストアンサー
オペアンプLM675
National SemiconductorのオペアンプLM675(http://www.national.com/mpf/LM/LM675.html#Overview)のデータシート2ページ目に記載の Generating a Split Supply From a Single Supply という回路ですが, これは,例えば入力側に60V,10Aの電源を接続すると,出力は+/-30,10Aとなるといった理解で良いでしょうか. 要するに,60Vの単電源を+/-30Vの両電源に変換するという回路だと思うのですが,電流は入力に接続する電源が出力可能な電流(今の場合だと60V,10Aの電源を使っているので10A出力可能)となるのか,LM675の性能に依存するのか(データシートには"Power Dissipation (Note 2) 30W"と記載されているので,30V,1Aとなるのか)分かりません. あと,"Supply Voltage ±30V"と書いてあるのですが60Vの電源に接続してもよいものなのでしょうか
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
1.出力可能な電流はICの能力です、電源の能力上限とは関係しません もちろん取り出す電流値に対して余裕があるほうが良いです 3ページ右下のCurrent Limit VS Output Voltageがこの能力です これによると±20v2Aがmaxですが実際は最大でもこの数値の1/2 1A以下にします このグラフを見ると±15v2Aあたりが安心な使用範囲でしょう 2."Supply Voltage ±30V"は2電源時の表示で単電源時は 60v可能です
その他の回答 (3)
- inara1
- ベストアンサー率78% (652/834)
>ファンクションジェネレータを信号としてVI変換をする回路を接続したい ファンクションジェネレータの出力端子はBNCコネクタですか?BNCコネクタのGND(外側の導線)と、元のDC電源(+50V)のGND(-側電圧が出る端子)が電気的につながっていなければ、仮想GND(+25V)とファンクションジェネレータのGNDを接続しても問題は無いです。つながっている場合は、ファンクションジェネレータを接続すてもちゃんと動作しません。つながっているかいないかは、ファンクションジェネレータの出力端子のBNCコネクタのGNDと、元のDC電源のGNDの間の電気抵抗をテスターで見てみるといいです。数十kΩ以上あればつながっていないと考えていいです。
お礼
はい,BNCです. あやまって電源GNDと仮想GNDを接続しないように気を付けます
- acha51
- ベストアンサー率41% (436/1042)
acha51補足です << これは,もし電源が1Aしか供給できないとしたら,それが上限になるということですよね そうです、ない袖は振れない、入力以上は出せません、
お礼
ご回答ありがとうございます. よくわかりました. 大きめの容量の電源を調達しようと思います.
- inara1
- ベストアンサー率78% (652/834)
>"Supply Voltage ±30V"と書いてあるのですが60Vの電源に接続してもよいものなのでしょうか "Supply Voltage ±30V"というのは、Vcc(5pin) と -Vee(3pin) 間の電圧差が最大60Vまでという意味ですが、これは絶対最大定格(瞬時たりとも超えてはいけない条件)なので、実際に+60Vをかけてはいけません。添付図のように、 -Vee(3pin) をGNDとしたときには、Vcc(5pin) は+50V程度に留めておいたほうがいいです。 >入力側に60V,10Aの電源を接続すると,出力は+/-30,10Aとなるといった理解で良いでしょうか 出力端子(4pin)にどういう負荷が接続されるかで、出力端子に流れる電流(LM675の発熱量)が変わります。添付図のように、V+とGNG間に負荷1、GNDとV-間に負荷2が接続されているとき、それぞれの負荷に流れる電流 I1 と I2 の大きさによって、LM675の出力端子(4pin)に流れる電流の大きさと向きが変わります。 I1 = I2 の場合は、LM675の出力端子(4pin)に流れる電流はゼロなので、LM675の発熱量は、LM675の静的な消費電流(標準で18mA)に、Vcc(5pin) と -Vee(3pin) 間の電圧差(50V)をかけた 0.9W になります(外部放熱器を付けないとかなり熱くなる)。 ところが、I1 ≠ I2 の場合、その電流差がM675の出力端子(4pin)に流れるので、M675の発熱量はもっと増えます。I1 > I2 の場合は、I1 - I2 の大きさの電流がLM675の出力端子に流れ込みます。そのときの発熱量(W)はVee(3pin) 側の電源電圧(25V)に、I1 - I2 の電流(A)をかけた値に、さらにLM675の静的な発熱量(0.9W)を加えた値になります。I1 < I2 の場合は、I2 - I1 の大きさの電流がLM675の出力端子から外に流れ出します。そのときの発熱量(W)はVcc(5pin) 側の電源電圧(25V)に、I2 - I1 の電流(A)をかけた値に、さらにLM675の静的な発熱量(0.9W)を加えた値になります。
お礼
回路図に書き込みまでしていただいてありがとうございます. 大変わかりやすかったです. 実はこの後の回路にオペアンプを接続(V+,V-をオペアンプの電源に接続)して, ファンクションジェネレータを信号としてVI変換をする回路を接続したいのですが, 作り出した仮想GND(+25V)とファンクションジェネレータのGNDを接続して問題は無いでしょうか??
お礼
ご回答ありがとうございます.よくわかりました. ちなみに, >1.出力可能な電流はICの能力です、電源の能力上限とは関係しません >もちろん取り出す電流値に対して余裕があるほうが良いです これは,もし電源が1Aしか供給できないとしたら,それが上限になるということですよね.