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差延と、〈差異と反復〉
デリダのいう「差延」と、ドゥルーズのいう〈差異と反復〉が同じことを指しているように思えてしまうのですが、どなたか詳しい方、この二つの概念の違いをご教示いただけませんでしょうか。 どうぞよろしくお願いします。
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お早う御座います。 なかなか難しい問題で、やはり回答がすぐつきませんね。 私もど素人ですから、専門家の回答を待っていたのですが。 取り敢えず、個人的な感想としては、 「同じようなものを、別の切り口で見ている」とか「前者が作用に中心をおき、後者が作用内容に中心をおいている」といった感想ですが、全く自信無です。 そこで、すでにご存知かもしれませんが、一冊の本をご紹介して、回答とさせていただきます。 「ベルクソン読本」法政大学出版局 この本は、当然、ベルクソンの解説本ですが、後半に、「ベルクソンとフッサール」「ベルクソンとデリダ」「ベルクソンとドゥールズ」といった小論文が掲載されています。これらの諸論文が、ベルクソンの持続との関わりで、差異と反復・差延・強度といった概念の説明をしています。それと、この本は色々な人の論文が載っており、専門の研究者を探すにも便利かと思います。 例えば、「ベルクソンとドゥールズ」の著者の檜垣さんは、ドゥールズが専門のようで、彼の他の本を当たる事もできるかと思います。 ご紹介した本は、個人的には、難しすぎて、重箱の隅をつついているような感想ですが、専門にやられる方なら、理解できるかもしれませんのでご紹介してみました。 すでに、ご存知でしたら、失礼しました。
お礼
遅くなりまして申し訳ありません。 『ベルクソン読本』は知りませんでした。 たしかに、ベルクソンを介してデリダとドゥルーズの立場の差が整理されるかもしれませんね。 読んでみます。 ありがとうございます!