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北向きの部屋の明るさについての疑問
- 北向きの部屋が晴れた日よりも曇りの日の方が明るく感じる理由についての疑問です。
- 北向きの部屋は石垣に面しているため、この季節になると陽があまり入らず薄暗くなります。しかし、先日曇りの日にふと気が付いたのですが、なぜか明るく感じました。
- 錯覚なのか、光が拡散するなどの事象が起こるのか疑問に思っています。
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曇りの日の方が日焼けしやすい条件があるのは、 女性の間ではよく知られた話です。 もちろん、トータルな天空光の光量では、晴天の方が 多いのですが、その「光量」の主要な部分は直射日光 によっているので、女性は日傘を使うことによって、 日焼けを防ぐことができます。 ところが適度な雲量の曇りにおいては、トータルな光量 としては少なくとも、その光量は天空の全面に広く分布 しているので、日傘をさしても効果が薄いのです。 即ち、北窓から差し込む光量が、曇りの日の方が多い という事は、雲の状態によっては十分生じます。
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- moto_koukousei
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目とか視覚識別(階調識別)の機能が関係しているのではないでしょうか。 視覚認識はかなり適応力が高くて、全体が明るかったり、全体が暗ければ、日光の下でも、日陰でも、室内でも、明るい部屋でも、普通の部屋でも、8時、10時、12時、15時、17時でも、ある程度の照度さえ確保できている場合、色も見え、階調を細かく見分けます。抜群の補正能力があります。地下街や室内でも750~1500ルクスあれば明るい室内です。300~750ルクスでは暗いと思うでしょう。(ホテルで240ルクスの明るい室内というところもあります)ところで、下の画像にあるように日中の外はかなり明るいです。人間にとって明るい/暗いというのは、照度計で測ったような明るい/暗いというのとは別です。 昼間に自動車を運転してい短いトンネルを通過するときにトンネルは暗いと思います。しかし、トンネル内の実際の明るさはかなり明るかったりします。室内から窓の外を眺めていて振り向いて室内を見るときも同じです。目が慣れる前には暗く感じる傾向があります。 人間は、同じ視野の中の明るい部分と暗い部分を「同時に見る」能力が確かにありますが、明るい部分と暗い部分(コントラストが強くある部分)を「同時に細かい部分までよく見分ける能力」はないようです。 明るい空を背景にした建物や人物などをじっと見ているとき、背景の空は「白飛び」しているのが普通です。建物を見ている時には、空の部分の階調なんかは、人間の目には見えていないのです。逆に、暗い夜道の街灯の下で対面する相手の顔を見つめているときには、背景は真っ黒に見えているはずです。 人間は明るいところと暗いところを同時には識別できないので、見えている範囲の暗いところにあわせて識別し、次の瞬間には見えている範囲の暗いところにあわせて識別しています。その複数の画像を頭の中で組み合わせて、1枚の画像にして認識します。(左右の目で見た画像、近場の画像/遠方の画像を組み合わせて、すっきりとした立体風景として認識します) だから写真撮影でいえば逆光やパラソル下の人物の顔も、背景の明るいところも、同時に見えている気持ちになっています。 これには目と脳力を使います。 視力や脳力が衰えてくると順応も組み合わせるのも簡単にはできなくなってくるのです。 そのとき、視力や脳力が不十分だととか、(見て識別するのが大変な状態である)とは思いません。 (識別するのが大変!)な状態になると、(暗くて見にくい)(暗い)と感じるのだと思います。(歳をとると、本当に実感します。暗いな!と思うことが増えるのです) ~~~ ようやく 本題の回答です。 ~~~~~~~ 北側の少し離れたところに石垣がある。夏には明るい光が反射してとても明るいところ(例えば60,000ルクス)になる。室内も散乱光が入り十分に明るい(例えば1,000ルクス)ある。室内のいろいろなものはコントラスト200:1であるとします。このとき石垣の方も視野に入っていると、60,000:5になります。人の目の同時識別階調が256:1程度だとすると、一度には識別できないので、何度かに分けて識別する必要があり、室内の一部には暗いところがあると感じるかもしれません。 石垣には直射光が差さない場合も石垣は明るいのですが(例えば10,000ルクス)になる。室内も散乱光が入っていて十分に明るい(例えば800ルクス)。室内はコントラスト200:1であるとします。このとき石垣の方も視野に入っていると、10,000:4になります。人の目の同時識別階調が256:1程度だとすると、一度には識別できないかもしれませんが、夏よりも暗いところが少ないと感じるかもしれません。 曇った日は日向も影もなく光が回り込みます。石垣は明るく(例えば6,000ルクス)になるが室内も散乱光が入り(例えば600ルクス)ある。室内はコントラスト200:1であるとします。このとき石垣の方も視野に入っていると、6,000:3になります。人の目の同時識別階調が256:1程度だとすると、一度に識別できるので、明るいと感じるかもしれません。 ~~~~~ 写真や人の目でみる画像の色や明るさ ~~~~~~ パソコンで輝度の256:1で、通常白から黒までの全階調を表わせます。 窓の外の明るい部分から室内でも暗い部分までを1枚の写真に納めた場合に、真っ黒0、真っ白255段階に分けて、70よりも少ない(暗い)部分が少しだけであれば、画像として明るい感じになると思います。 デジカメでも、人の目でも、明るさそのものを正確に反映しているのではなくて、見えている範囲に応じて露出やホワイトバランスを自動調整してしまいます。物理的な明るさや明るさの分布をそのままに見てはいません。
お礼
お礼が遅くなり申し訳ありません。 人間の眼が光を捉える機能とはそんなにも複雑かつ場合によっては上手く端折るものなのですね。またデジカメの機能にとても近いところも(というか、デジカメが人間の眼に出来る限り近くなろうとしている?)とても興味深かったです。 複雑な条件下でのコントラスト具合と実際の光の量、そして人の目の同時識別機能・・・実際どのくらいの明るさなのか考えるのは本当に難しいですね。晴れの場合と曇りの場合を同時に見られたらいいのに。デジカメで撮った写真ですら別々だと直接比較は出来ないのですね。 大変専門的なお答え、また添付して下さった画像中の比較物の対比もかなり意外でとても勉強になりました。 どうもありがとうございました。
- manno1966
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> 錯覚なのでしょうか? 可能性が有るから、照度計などで明るさを測ってみると良いと思う。 数千円程度ですし、カメラ好きな人から借りても良いと思います。 夏の日差しが差良い日に外から室内に入ると暗く感じます。 これは瞳孔が閉じているからです。 外が明るい日は、窓などからのその光を見ることで瞳孔が閉じ、曇りの日は外の光が弱いから瞳孔が開いているという可能性が有るので。 > それとも例えば光が拡散するなど、曇りの日には北向きの部屋が明るくなるような事象は起こり得ないのでしょうか? こちらも可能性はあります。 だから、機械的な測定により、数値での比較で答えが出ると思います。
お礼
お礼が大変遅くなり申し訳ありません。 照度計というものがあるんですね。 数千円ですか。好奇心の為に数千円というのは・・・ちょっとためらいます(笑) カメラ好きの知人がいればよかったんですが。 瞳孔の関係もあるんでしょうね。 うーん、難しいです。 もし機会があったら照度計というのも試してみたいです。 どうもありがとうございました。
- sunspot_number
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晴れ、特に快晴ですと綺麗な青空ですね。 それに比べて曇りだと雲で白い空になりますよね。それが雨でも降りそうな暗い曇天でなく、特に薄曇りだと雲は青空の明るさに比べて明るく見えます。仰るように散乱されて。
お礼
お礼が大変遅くなり申し訳ありません。 やっぱり暗くない曇りの場合だと晴天より明るいことはあるんですね。 参考になりました。 どうもありがとうございました。
お礼
お礼が遅くなり申し訳ありません。 なんと、曇りの日のほうが日焼けしやすいなんて! 伺うまで単純に、曇りの日は晴れの日より紫外線の量が少ないから日焼けしにくいと思い込んでいました。なので北向きの部屋にいて、さらに曇りの日なら晴れの日より、より紫外線のことを気にしなくていいと思っていたんです。北向きの部屋の場合曇りの時の方が気をつけなくてはいけなかったんですね!ああ、全然知りませんでした! ちなみに私も女性です・・・。 曇りの日が明るく感じたのは錯覚ではなかったのですね。 とても参考になりました。 どうもありがとうございました。