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お昼
昼のことをお昼と言う。 そんなことは知ってるわいヾ(*`Д´*)ノプンスコ!! と言われてしまいそうですね(´ω`*) では、何故、昼だけがお昼なんだろう? 朝は、決してお朝とは言わない。 夜も、決してお夜とは言わない。 昼だけに、『お』が付く。 昼ご飯…というが、お昼ご飯とも言う。 昼休み…お昼休みとも言う。 昼に『お』が付くのは、普通。 なのに、朝と夜には付かない。 いままで当たり前に使ってて、疑問に思ったことが無かったのですが、フト思ったのです。 何故だろう?
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1.鎌倉から室町期 賢所での女房詞としての御昼は、お昼(ひ)んなさる→起きなさるへ、御夜は、御寝(およ)るへと、共に動詞化し、江戸期にはごく一部の上品な女性語として「およれぞ、おひなれぞといふは、女言葉に、やさしといへり」と。 2.江戸後期 婦人語として、天明2年(1782)「おひるにはおまんまをたきますのかへ」(世界の幕なし)で「昼時」を、寛政5年(1793)「おひるをあがれ」として昼時から「時分時」としての「昼飯」を表しています。その後文化期の作品において、男性層でも「お昼を締める」などと昼食を摂ったことをいったり、婦人語では「御昼飯(おひるまんま)」と言い表すようにもなったようです。 3.明治期 1971年に「午砲の制」が定められ、全国各地に「ドン山」や「午砲台」といった報時所が設けれた。これを「昼ドン」とか「御昼のドン」が鳴ったので昼飯を遣うという区切りになり、その後(1929)サイレンに変わったころには「お昼」が時分時に替わって昼食時刻を指すようにもなったと思われます。 >昼だけに、『お』が付く。 これは、一部の女性言葉を離れて、3.の明治期にドンの報せの頃から、「ひるめし時」という意味に限定して、昼の一服休みや昼食のことを指した「お昼」という言葉が全国的に一般化していったものだと思われます。
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国語大辞典で「御昼」をひいたところ、「お起きになること→おひるなる」 とあり、「御昼成る」を見たところ、「お目ざめになる。お起きになる意の女房詞。おひなる。おひんなる。⇄およる」とあり、女性が使う「起きる」の尊敬語だったものが、昼を丁寧に、また昼飯を丁寧に言う言い方に転じたものと推察されます。解決! 「御夜る」という「寝る」の尊敬語もあったのですが、こちらは一般化せず、「お休みになる」に取って代わられたものと思われます。以上!
お礼
ありがとうございます。 そんな意味があったのですね。
お礼
詳細な回答ありがとうございました。