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大腸菌検査結果について
米を粉に加工した米粉から大腸菌が検出されました。 このことによって、何か問題はあるのでしょうか。 米粉を使って、パンなどを作る予定です。大腸菌はどこから入ってくるのでしょうか。
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「大腸菌」と「大腸菌群」では、意味がまったく異なりますが、とりあえず今回は「大腸菌」が検出された、ということで回答します。 大腸菌は温血動物(ほ乳類と鳥類)の消化管、特に腸管内に生息する細菌です。どこにでもいる細菌ではありません。 ですから大腸菌が取れた、ということは、そのモノが直接あるいは間接的に「糞便汚染された」ことを意味します。 食品衛生法上は、食品の種類によって規制値が異なるのですが、多くの食品で大腸菌は「検出されてはならない」ことになっています。 ただ、今回検出されたのは米粉であって、つまり原材料ですよね。結果としてできた製品(この場合はパン)から検出されなければ問題ないのですが、米粉から大腸菌が検出されたということは汚染が起きていることは間違いないわけですから、製品のパンが汚染されない保証がない状態である、ということも言えるでしょう。 ですから、製造工程を全てチェックし直す必要がある、と思います。 チェック、分析した結果、その汚染が原材料である米粉の段階でしか起き得ず、しかも製品化の段階で確実に死滅することが判明すれば、その時点で初めて安心して製造が可能となるわけです。 もちろん米粉の時点での汚染を防止する手法を確立できればそれがベストです。 製品化の過程で汚染が除去される保証がない場合、あるいは米粉の汚染が製品にも及ぶ可能性がある場合(例えば米粉を扱う人と製品であるパンを扱う人が同一であるような場合)は、製品が「糞便汚染される危険性がある」ということになりますから、それを防止する手段を構築しなければならないでしょう。
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大腸菌は自然には哺乳類の腸にしか存在しません。 なので、人間やねずみなどの糞便が 混入した可能性が高いと思われます。 (大腸菌群であれば、別な問題ですが) 一部の病原性大腸菌でなければ、大腸菌自体が問題を起こすことは少ないと思います。 が、大腸菌が入っている状態ということは、保管状況の衛生管理に問題があったと 思われますので、その他の危険な細菌等が混入している可能性もあります。 販売したり、他人に食べさせることを目的とする場合は、食中毒が出ると面倒なことに なりますので、やめておいたほうが良いでしょう。 自分で食べる場合は、、、 自分で決めてください。
大腸菌は何処にでも居ます。 放射線などで滅菌しない限り辺り一面におり、居ないと返って、放射線源や毒物がある恐れがあります。 問題はその数と種類で、数の上限を超えないこと、毒性大腸菌(たとえばO157のような)でないことが重要です。 人間の大腸の生物的バランスを整えてくれるのも大腸菌でそのせいでこの名前があります。乳酸菌などだけでは健康は保てません。 多分容器か、誰かさんの衣服や手足に付いていたものが元気すぎて増えたのでしょう。
補足
早速の回答ありがとうございます。 その他の菌については検出されませんでした。 食品衛生法では、大腸菌の上限は決められていないように認識しています。 これを原料として食品を作ることは問題ないということでしょうか。
お礼
とても具体的な内容で回答いただきまして、ありがとうございます。 とてもよく理解できました。