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戦後新円切替がうまくいかなかったのはどうして?
新円切替 これによりハイパーインフレの抑制には一定の成果はあがったものの、結果としてインフレを完全に抑えきるところまでには至らなかったため、結果として市民が戦前に持っていた現金資産は債券同様に無価値同然に陥る結果となった。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E5%86%86%E5%88%87%E6%9B%BF インフレを抑制しているのに、無価値同然になったのはどうしてですか? 新円切替が失敗だったとすればどうすればよかったのでしょうか。
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新円切り替えは、大成功したと思います。 そもそも新円切り替えの目的は、通貨封鎖を行い、国民の余剰資産を無効化させ、国の財政赤字を解消することでした。 簡単に言いますと、第二次大戦中に発行した大量の戦時国債の借金をチャラにしてしまうことが最大の目的であり、それに伴い国民のタンス預金をも吸い上げることでした。 さらに追加すれば、財産税の課税を行うための資産算定の意味もありました。 この政策により、日本政府は、多額の負債が無くなり、それ以後の国家運営ができるようになったのです。 このような通貨封鎖は、最近ではアルゼンチンの経済崩壊の時に行われ、国家債務の大幅縮小により、健全な財政運営ができるようになり、財政再建に成功しています。 しかし、それを行わず、財政再建を進めているギリシャやアイルランドでは、EUからの多額の融資があっても、債務が縮小しているわけではありませんから、財政再建は、かなり難しいでしょう。
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- jkpawapuro
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インフレというのは、要は紙幣と物資の需給バランスで決まります。 どんなに紙幣供給量を絞ろうとしても、それ以上に絶望的に物資が不足しているならインフレが止まるわけはありません。 まず必要な物資を必要量生産しないと、インフレは止まるわけはありません。 戦後の荒廃から復帰し生産が始まるまでは本質的解決は無理で、通貨政策だけでなんとか出来るわけありません。
- PENPENMAKKY
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所詮ウィキの記述でしょ 参考文献も論文ではなく児島譲の本からのようですが… > 市民が戦前に持っていた現金資産は債券同様に無価値同然に陥る結果 そうする為の政策でしょ、新円発行政策って