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「小生」は、身内の間で使いますか?
こんにちは。 「小生」と言う単語はよく聞くものの、 女性の自分は使わないので使い方がイマイチわからないので、 辞書で調べたところ、 ・男性が自分をへりくだる時に使う ・目下の人に対して使う 等と書いてありました。 つまり ″目上の人が、目下の人に対して手紙を書く場合などに 自分の事を「小生」と言う″様な事で何となく理解したのですが… 先日、父親から「小生…であります」と言った手紙が届きました。 今まで父親から「小生」と言う文面の手紙は貰った事がなかったので、 何となく自分の中で違和感がありました。 もちろん、父の子に当たる自分は目下と言われれば目下なので、 使い方があっていれば、それはそれで良いのですが… もし、父が親戚や他所でも間違えた使い方をしていたら、まずいと思いました。 知らない自分がお恥ずかしいのですが、 この使い方はあっていますか?
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- yanhua
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【小生】は元来、漢語の我・私、俗用で青二才、若造、若輩の意の中国語からの流用です。自分を貶めて言う用法(他人に言うと相手を貶める・罵る)。日本語に入り込んでからは微妙に意味合いがない交ぜになり、世間から敬われる立場の年配者が「自分は皆さんが仰るほどの者ではなく、まだまだ未熟/小者です...」の意味合いで使います。社会的にも学問も教養面も未熟な若者がこの意味合いで【小生】と言えば噴飯ものです、まさに「何を言うかこの未熟者が!」と相手にされません。従って、目上には使えません。社会的立場や他から認められている実力・実績を自覚しその上で謙遜して使うのです。従って、年配者でも目上に【小生】と言えば、「本当は私は実績も・力もありますが」と言うことに他なりません。言われた人は「お前はまだそんな力はないだろう!」と内心不愉快でしょうね。目上には【わたし・わたくし】で十分です。 現代では、【小生】を使うのは、 ・私的場面で…【小生】の使い方を弁えている高年者。会話・挨拶・文章とも。無知で使うと恥だが、聞く側も同程度だと問題外。 ・社会的場面で…ビジネス文書など文例に倣って使う。会議・催事の挨拶で定型を踏襲する。おかしいと気付く人が居ても、形式だからと看過する。きちんとした文書や席では、会社の恥さらしの可能性も。仕事のお客先宛文書で自分のことを【小生】と書いたのを見ましたが、もっての外。 と言いつつ【小生】も徐々に記号みたいな扱いになりつつあるような感じも受けます。 【小生】の代わりの謙譲語は?...上にも下にも【私・わたし・わたくし】が自然で無難。 さて、身内で自分をどういうか。 上記の意味を弁えれば身内で【小生】も構いませんが、父上が娘に書く書簡で如何に。 【小生】と書く場合:相当の客観的課題と立場の内容でしょうか。親子・血縁を横に置いて、互いを他人相応と見做した印象ですね。 私は子供あてに書く場合は「父は…」、気楽な場合は「父さんは…」と書きます。 *最後にご心配されている点“父が親戚や他所でも間違えた使い方をしていたら、まずいと思い”ですが、親戚も血縁の遠近、付き合いの粗密がありますから、冒頭に述べた基本を弁えてお使いになれば、問題はありません。 文語文時代の一人称の使い分けがいくらかでも生きていると、もっと状況に合わせ且つ情のある言い方、書き方ができるのにと思います。 参考:念のため辞書の引用を。 ・『大辞林 第二版 (三省堂)』 しょうせい せう― 【小生】(代) 一人称。手紙文などで、男子が自分をへりくだっていう語。わたくし。 ・『新明解国語辞典』 手紙文などで、男子が自分をへりくだっていう語。[目上の人に対しては使わない]。 ・goo国語辞書=『デジタル大辞泉(小学館)』 しょう‐せい〔セウ‐〕【小生】 [代]一人称の人代名詞。男性が自分をへりくだっていう語。多く、手紙文に用いる。「―もつつがなく日々を過ごしております」 [補説]ふつう、自分と同等か、目下の人に対して使うものとされる。
- tpg0
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ANo1です。お礼ありがとうございます。 goo辞書を拝見しました。 確かに、goo辞書では同輩や目下に対して使うようになってました。 岩波書店の広辞苑では、主に手紙で男子が自分を指して使う謙称。わたくし。 とありますから、広辞苑の解釈では、小生は「私(わたくし)」と同義語となります。 また、拙者は武士が自分を謙遜して言う言葉で小生と同義語と解釈されます。 同じように、某(それがし)がありますが、某に謙遜の意味はありません。 普通は「余(よ)」は使わないですが、余も我(われ)又は己(おのれ)の意味で、昔の殿様が目下に対して使った言葉です。 殿様と言えば、貴殿は相手を尊敬して呼ぶ意味になりますが、貴様は同輩や目下をぞんざいに呼ぶ意味になるので日本語はややこしいです。 手紙では、〇〇様は目上にも使いますが、〇〇殿は目上には失礼と解釈されます。 小生も、本人が遜ったつもりで使ってるいのか、偉そうに使っているのかで相手の捉え方が違ってきます。 今の時代は、男子でも「私」を使うべきだと個人的には思います。 因みに、私の普段使いは「俺」ですが、目上に対しては「私」ですし、このような場でも「私」を使っています。
- tpg0
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「小生」の意味は、自分を謙遜して言う言葉です。 遜る(へりくだる)とは、相手を敬うため自分を低いものとして振る舞う事ですから、小生の本来の使い方は自分より目上に対して使うのです。 男性が、目上に対して「俺」や「儂」では失礼ですから「小生」と遜るのです。 ですから、目下に小生は違和感があります。 目上から小生と言われたら、目下は自分のことを何と言えば良いのでしょうか。 私自身は還暦男性ですが、目上でも目下でも畏まった言い方の場合は「私(わたくし)」を使います。 そのような意味で小生を分け隔てなく使っているなら目上や目下は関係ないのではないでしょうか。
お礼
ありがとうございます。 >男性が、目上に対して「俺」や「儂」では失礼ですから「小生」と遜るのです。 あら? 目上の人に対して、使うのですね。 そうなると、父は誤用している事になりますね。 辞書にある >[補説]ふつう、自分と同等か、目下の人に対して使うものとされる。 (goo辞書の「小生」より) は、違うのですね。 この辞書を見る前は、 小生と言うのは、字のイメージからも(拙者の様なイメージ)、 目上の方に使うものだと思っていたのですが… やはり、そのままの意味で合っているのですね。