- 締切済み
共同生活
私は共同生活において最も大切なものはルールを守ることだと思っています。 しかし、なぜそう思うのかといわれるとうまく説明ができません。 人に迷惑がかかる。。。などそのようなありきたりのことはわかるのですが もっと人を納得させるような言葉がほしいです。 なにかありませんか??
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
みんなの回答
- cyototu
- ベストアンサー率28% (393/1368)
共同生活でルールを守ることは大切なことだとは思いますが、それが最も大切なことはだとは思いません。最も大切なことは、互いに相手を思いやり、問題が起こった時に協力しながらそれを解決しようと言う協調の精神だと思います。相手を思いやるとは、その状況に応じて自分の振る舞いをコントロールすることです。決して何時も相手に働きかけることではありません。相手が助けを求めている時には助けてあげる。一人にしておいて欲しい時には、一人にしておいてあげる。それが、協力し合うと言うことです。 ルールは何故守るのか。それは、どうでも良い小さな問題を解決するのに一々その場で考えながら解決しなくても済むようにするためです。例えば朝起きたら先ず顔を洗うのか、それとも雨戸を開けるのか。そんなどうでも良いことを毎朝一々考えてから決めていたのでは時間と頭のエネルギーの無駄です。ですから、そんな物、自分で作った規則にして、習慣付けしまえば良いのです。また、朝食や夕食のテーブルでは誰がどこに座るのかも、一々その場で決めて、場合によっては喧嘩になってしまうようなことを避けるために、そんなどうでも良いことは習慣として規則にしてしまえば良いのです。正式なレストランに言った時にも、年寄りから上座に座らせ若輩は下座に座ると言う規則を作ってしまえば、一々頭を煩わせる必要はありません。それを、例えば実力の在る人間から順に上座に座るなんて言う、アメリカでやっているようなことを言い出して仕舞うと、そんな詰まらないことで、不愉快な思いをして喧嘩になってしまうことすら有り得ます。事実、年寄り順と言う規則の無いアメリカには人口密度で見ても世界で一番弁護士の多い国で、何時も喧嘩ばかりしています。他の例では、知人とすれ違ったら、何も考えずに挨拶をするという規則を作っておく。挨拶されれば誰でも良い気持ちになれますし、挨拶するかしないかなんてそんなどうでも良いことを一々考えているのはエネルギーの無駄です。だから挨拶すると言う規則を作っておけば良いのです。 このように、規則とはどうでも良いことについて一々考えないでも習慣として従って行けるようにして、無駄な摩擦をさけるようにするためにあるのです。すなわち、規則を守る理由は、それが規則だからではなくて、それを守っていれば日常での物事がスムースに動いて行き、皆が余計なエネルギーを使わなくてはならないような不愉快な思いをしないで済むからです。 このことからも分かるように、規則とはどうしても守らなくてはいけない物ではありません。自分の人生が掛かっているような、人生に取って滅多に無いような大切な状況では、あえて規則を破る度胸も要りますし、それは必要なことなのです。
お礼
規則はそういうことだったんですね。 わかりやすく説明してくださり、ありがとうございました。 よくわかることができました。