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原潜のディーゼルエンジン
原潜のディーゼルエンジン 日高義樹のワシントンリポートで原潜ミシガンがでてたのですが、そのなかでディーゼルエンジンが出てきました。 あれは普段(潜行中)から稼動しているものなのでしょうか? 稼動しているとしたらそのための酸素も電気分解で供給しているという事でしょうか?
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「トム・クランシーの原潜解剖」(新潮文庫)より 艦載のディーゼルエンジンは、 1.原子炉起動時のエネルギー供給 2.原子炉停止時の推進力供給 3.艦内火災の際、海面に浮上させた後にエンジンを起動させる。エンジンを運転させる事で艦内の空気(当然煙などで汚染されている)を吸い寄せ、ハッチから新鮮な外気を取り込む。数分で艦内の空気は完全に入れ替わる。 3.についてはいささか疑わしいのですが、こんな説明がありました。 よって(訓練時はともかく)異常事態が起こらない限りは運転しないもののようです。
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- eroero1919
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蛇足ながら。 原子力潜水艦は、戦争するフネなので、場合によっては敵から攻撃を受けて損傷を受けて原子炉を停止せざるを得ない状況になることは起こり得ます。その場合でもなんとか基地まで帰ってこなければいけませんから、予備のエンジンを積んでいるということです。 じゃあなんで電池じゃないのというと、電池なんてほぼ数日以内で尽きてしまうからです。その場合は、エンジンで発電して充電しなければなりません。 ちなみに原子力潜水艦ではない通常型の潜水艦はディーゼルエンジンで発電して、作戦中は蓄電池で動きます。電池が尽きると水面近くまで上昇してシュノーケルを出してエンジンを動かして充電するのです。まあプリウスみたいなもんです。 海軍というのは大洋のど真ン中にいなければならないので、遭難した場合に備えて予備を持ちたがるところです。米軍にはF-16というF-18という戦闘機があるのですが、どちらも似たような戦闘機なんですね。で、F-16は空軍の戦闘機でF-18は海軍の戦闘機なんですが、最大の違いはエンジンがF-16が単発、F-18が双発なんです。なんでF-18が双発なのかというと、一個が壊れてももう一個付いていればそれで帰還できるかもしれないからです。
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ご回答ありがとうございました。
A No.1です。コメントありがとうございました。 その中の「微妙」という言葉の意味するところがよく分からなかったので蛇足ながら・・・ 先に挙げた1.と2.は「原子炉の停止や破損」に伴う「回復措置・緊急措置」として行うものですから、原子炉系とは全く別系統の発電推進機関としてディーゼルエンジンを搭載してます。(バッテリーも搭載してはいますが) また、ガソリンに比較して燃えにくい軽油(先に掲げた本では、軽油は人体に有害な『原子内粒子』を調整、吸収する上で有効としています)を用い、実績のあるディーゼルエンジン(1930年代には既に同系エンジンが米潜水艦に搭載されていた)+発電機ですから原子炉とそれに付属した推進システムに比較して相当実績のあるシステムだと思います。 もちろん稼働に際しては外気が必要ですし、ディーゼルを動かすという事態はすなわち「原子炉の停止」、「艦内での大火災発生」を意味し、任務の一時的中断、下手をすれば任務中止になります。 この際「任務不達成の戦力に存在の要を認めず」とするか「任務不達成の戦力は速やかに帰投すべし」とするかはその軍のポリシーだとは思いますが、一隻が相当に高価な原子力潜水艦と一朝一夕には獲得できない熟練乗組員に回復や帰投の手段を与えておくことにさして問題はないと個人的に考えます。
お礼
潜水艦員の生きるか死ぬかは緊急浮上できるかどうかが大きいので、浮上しないと使えない安全策でかつ引火の危険のある軽油を積むというのは、どうもしっくりこない面はあります。 確かに浮上して安全を確保した後の自力生還も大事なことですが。 ご回答ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 なんでエンジンが動いてたかなぞだったのですが、多分訓練ですね。 2と汚染空気の除去は番組ででてきました。 ただなんで原子炉の電気ではなくディーゼルに意味があるのかわかりませんでしたが、そのままエンジンに吸わせるとは思いませんでした。 わざわざディーゼル燃料を積むリスク考えると、なんか微妙ですね。