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はじめまして、化学系の大学院生です。

はじめまして、化学系の大学院生です。 液体クロマトグラフィーやキャピラリー電気クロマトグラフィーなどに 用いられている中空カラムですが、この分離挙動について質問してもよ ろしいでしょうか? 中空カラムの内壁に固定相を修飾してサンプルを分離するのですが、 私の想像ではカラムの中央部分ではサンプルが固定相と相互作用せず にそのまま溶出してしまうと思うのですが、なぜそうならないのでしょ うか? ご教授お願いいたします。

みんなの回答

noname#160321
noname#160321
回答No.1

学部の授業で分子のmean free pathと云う奴を習いませんでしたか? つまり、気相の分子が平均してどの程度の距離他の分子とぶつからず進めるかの目安です。 この長さがカラムの内径より充分長ければ、気相の分子は嫌でもクロマト管の内壁にぶち当たります。 実際には流速があるので管の長径方向には流されるわけですが、それでも30mとか50mの内径数μmのカラム中を進めば何十回(何千回?)管の内壁とぶつかることになります。 その度ごとに塗布してある媒体と吸着平衡反応を起こすので、すんなり通り抜ける訳ではありません。 化学工学的にはマクロの視点から見た場合数μmの管内気体は層流になるでしょうが、分子レベルでは乱雑な行動を示します。

tomiiiiiii
質問者

お礼

早速のお返事ありがとうございます。 中空カラムの勉強ができました。 大変助かります。

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