- 締切済み
真実の末路 ~ 誰が為に鈴は鳴る ~
真実の末路 ~ 誰が為に鈴は鳴る ~ ゲーテと白秋とチベット密教は、三者三様に「鈴」を詠っています。 道化師・巡礼・出版社・密教が、さまざまの目的で「鈴」を鳴らして いるようですが、それぞれどんな音がするのでしょうか? ── 鈴ふり鳴らす馬鹿者になっては困る。頭と誠実な心さえあれば、 技巧を弄さなくとも演説はおのずからできる。(P45) ── むかし道化師は着物に鈴をつけており、自分の近づいたことをそ の音で知らせる。空宣伝をして自己の存在を示そうとする馬鹿者の義。 (訳註545/P334) http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/4003240626 ── ゲーテ/相良 守峯・訳《ファウスト(第一部)19580305 岩波文庫》 ♪ 真実諦めただひとり 真実一路の旅をゆく 真実一路の旅なれど 真実鈴ふり思ひだす ── 北原 白秋《巡礼》 ── 北原 白秋《地上巡礼 1914‥‥ 創刊》 ── 世の中の複雑な現象や状況のなか、目標と夢を見失わないように、 迷いがある時は鈴をふり初心を思い出し「真実なるもの」を見極めなが ら、前に進んで行こう・・・という願いをこめて。 http://www.ginsuzu.com/company/index.html 銀の鈴社(社名の由来) ── チベット密教の祭礼には欠かせない基本の法具です。右手に持つ 五鈷杵は慈悲を、左手に持つ鈴は(気品の高い音色)智慧を表します。 http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:axQPMm_SI54J:www.jade.dti.ne.jp/~fitbel 画像;五鈷金剛鈴(ガンターとバジェラ)
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
みんなの回答
- spring135
- ベストアンサー率44% (1487/3332)
・ファウストは鐘を慣らして人の気を引くような馬鹿な事をするな、「掛け値なしの 成功を求めたまえ」と助手のワーグナーに言っています。 ・北原白秋は姦通(今で言う不倫)罪でつかまって辛酸をなめたのに懲りず、再婚、離 婚を繰り返します。従ってこのcontextで考えれば、この鈴を振りながらの巡礼は二 つの解釈があり得ます。 (1)過去を悔いて、もうふしだらはしないという懺悔の旅。 (2)もっといい相手に巡り合いたい、遍歴を極めたい探求の旅。 まさか(1)等というつまらない男ではありますまい。断然、鈴の音高らかに新しい相 手を探しまわります。 ・銀の鈴社は誤解しているのではないでしょうか。 ・民族の宗教を冒とくしてはなりません。チベット密教の信者が日本に何人居るか 知りませんが、そうでない大多数の日本人はこの宣伝にコメントすることを避 けましょう。それが礼儀です。
お礼
沈黙は鎮 ~ 朕・狆・砧・椿 ~ ファウストのいう鐘の音は「珍」、白秋は「枕」、銀の鈴社は「賃」、 チベット密教の鈴は「陳」と鳴るのでしょうか。 >民族の宗教を冒とくしてはなりません< ……(?)