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ダークマターについて
ダークマターについて ダークマターの話で聞きたいことがあります。 ダークマターの発見に様々な国が躍起になっていますが、我が国日本のXMASSプロジェクトの発見方法について聞きたいことが… 「キセノンという物質にダークマターをぶつけてキセノンが発する光でダークマターを発見する」 とある本に書いてあったのですが。これはどういうことなのでしょうか?(汗)キセノンとぶつかって発生したのは光のはずなのになぜ、ダークマターだとわかるのでしょうか? それと、ダークマターの発見はだいたいいつごろになると皆さんは予想しますか?
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たぶん、Newtonの5月号をご覧になったのだと思いますが、日経サイエンスの6月号の方が詳しく書いてあります。 図書館かバックナンバーを置いてある書店でご覧になれると思います。 XMASSの検出原理は↓ http://www-sk.icrr.u-tokyo.ac.jp/xmass/detector.html 日経サイエンスの6月号の記事の一部をご紹介しましょう。 XMASS以外にも神岡の地下にはニューエイジという検出器の試作装置があります。 こっちは、XMASSと違ってダークマターが飛んできた方向もわかるのです。 銀河系を覆うダークマターの雲の中を太陽系は動いているのですが、太陽系は白鳥座方向に動いています。 ということは、白鳥座方向からダークマターの粒子は地球を通り抜けて行っていることになります。 XMASSにしてもニューエイジにしても非常に微弱な信号をキャッチしようとしているんですが、そいつがノイズにかき消されないように工夫をしています。 ノイズというのは、宇宙線や自然放射能やキセノン自体の放射能などですが、それらには方向性がありません。 ところがダークマターには方向性があるので、データを積み重ねていくとどれがダークマターによる信号かわかるというものです。 ほかにもイタリアやロシアで天文衛星による観測によってダークマターらしい信号を捉えているということです。 神岡のデータなどの解析で来年にもダークマターの尻尾を捕まえることができるかもしれません。
お礼
返信ありがとうございます そうです、ニュートン5月号です。 うーん、少し難しい話ですねー(汗)もっと勉強します