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江戸時代のゴミの量は、どのくらいですか。
江戸時代のゴミの量は、どのくらいですか。 今よりはるかに少ないとかしかかいてなくて、具体的な数値がわかりません。 誰か教えてください。
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こんにちは。 私は、自称「歴史作家」です。 >>江戸時代のゴミの量は、どのくらいですか。 江戸の話で良いのでしょうか・・・。 確かに江戸では、大変なリサイクルシステムが備わっており、ゴミの排出量は非常に少なかった。 例えば、大根1本を買ってきても。皮を剥いて実は大根汁や煮物で食べる。 皮は、千切りにして炒めて食べる。 葉は、刻んで大根飯など、米と混ぜて炊く。 つまり、捨てるところがなかったのです。 従って、残飯は余すところなく消費されました。 江戸の街でゴミと言えば、たびたび大火に見舞われましたので、住宅の焼けた廃材ぐらいのものでした。 とは言うものの、残飯も出れば、廃材もゴミとして出されましたが、江戸湾の埋め立てに使われました。 まさに、現代の「夢の島」というところでしょうか。 徳川幕府が開かれた当時は、千代田城のすぐ側まで江戸湾が入りこんでいましたが、残飯や廃材などを集めて突貫工事で江戸湾を埋め立てていきました。佃島や石川島などがその名残です。 しかし、量も少なかったので苦労も多かったようですね。 具体的な「○トン」などという計り方はできませんが、推定では、一年間に「東京ドーム」1個分くらいしか排出はされていません。
お礼
回答ありがとうございます。 大変参考になりました。これで学校の発表ができます。