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島田雅彦著「徒然王子」の話の中に、日本の戦国時代に宣教師と仏僧の討論対
島田雅彦著「徒然王子」の話の中に、日本の戦国時代に宣教師と仏僧の討論対決があり、宣教師に言い負かされそうになった仏僧が逆ギレして刃物を振りかざしてきたという場面のがあったのですが、実際にそんな事があったのでしょうか?それとも作者の創作でしょうか? どなたか戦国時代に詳しい方がおられましたら教えてください。
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元を辿れば『日本史/ルイス・フロイス著』などが典拠の一つの様子ですが、 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%82%B9%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%8F%B2 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9D%E5%B1%B1%E6%97%A5%E4%B9%97 山本秀煌氏 http://kotobank.jp/word/%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E7%A7%80%E7%85%8C の著書『西教史談/山本秀煌著/東京・洛陽堂/1919(大正8)年』の 「第二 織田信長と切支丹 (三)朝山日乗と切支丹(32~45頁)」 <26~32コマ目/180>にも記述があります。 http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/963108/26 丁度其の時、日乗は信長に迫つて宣教師追放令を發布せしめやうとしてゐた。 信長はフロヱーを見て厚く之を待遇し靜かに對談を試みた。 …信長、師父フロヱー(フロイス)、日乗(日乗上人)、伝道者魯連須(ローレンス)の対談… 以下は『西教史談(39~40頁)』一部抜粋 日乗「さらば請ふ、之を我に示せ、我は其の形状の如何を見んと欲する。」 フロヱー「霊魂は無質無色の霊物でありますれば是れまた人目を以て見るべからざるものであります。」 此の時日乗切齒忿激して「人は死すとも其の霊魂なほ存在するの實を證明せんと欲せば、請ふ之が實證を示せよ、君若し之を眞實のことゝ信ずるならば、吾れ今君等の首を斬りて其の實證を見るべし。」 かくて彼は壁間にかゝる刀を… あとは御時間の許す時にでも画像原本を御覧下さいm(_"_)m
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- tamamomi
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素人の生半可な知識です。 私はその話を西尾幹二の『国民の歴史』で知りました。 確か織田信長が面白がってディベートさせたのだと思います。 出典も書かれていたと思いますが、忘れました。 従って島田雅彦の創作ではありません。
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回答有難うございます。 信長ならやりそうな気もしますね。(笑)
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回答有難うございます。 この日乗という坊さんはすぐ切れていていけませんね。こういう自分達の考えを否定されるとすぐ感情的になるところが日本人の議論下手に通じているのでしょうか? もっと冷静になって仏教の思想やその根拠たるものを出していけば面白いなと思ったのですが。 そういえばマッテオ・リッチという神父も明時代の中国で仏僧と討論のようなものをしたようです。 中国の坊さんは日乗にみたいに切れることはせず、リッチ神父の主張を頑なに認めようとはせず、逆にリッチ神父が切れそうになったそうですが。 でも、彼ら宣教師は討論の訓練を物凄くやっているそうですし、しかも対異教徒用の討論の訓練もやっていたというから驚きです。 日乗が負けてしまったというのも討論の下手な日本人としては相手が悪かったんですかね?