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人はなぜゴリラに勝てないのか?
- 人は肉を食べるのに、なぜゴリラに勝てないのでしょうか?ゴリラは草食がメインでありながら、その筋力は人間を凌駕しています。
- タンパク質の摂取が重要と言われる中、ゴリラは昆虫などの微量なタンパク源しか摂らないにも関わらず、そのマッチョな身体が維持されています。
- 一方、人間が肉や野菜、昆虫を摂ってもゴリラには劣るパワーしか得られませんが、彼らの身体はなぜ筋肉が落ちないのでしょうか?
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生物学的にお答えします。 人類が肉を食いすぎたとしても太るだけで、ゴリラのような身体にはなりません。 成熟した個体として、あるべき形が決まっているからです。 その成熟した個体ですが、人類はネオテニーだと言われています。 ご存知のように、ヒトとチンパンジーの遺伝子は1.2%程度しか違いがありません。 非常に近いのです。 生物学的には、ヒトとチンパンジーとゴリラをまとめて人類というべきだという説もあるくらいです。 でも腕力的にはヒトはゴリラはおろかチンパンジーにも及びません。 ヒトとチンパンジーの子どもと大人を比べてみると、チンパンジーの顔は子どものときより前に突き出した形で成熟します。 大人と子どもで形が変わるのです。 ところがチンパンj-と比較するとヒトは、子どもの形をそのまま大きくした形で大人になります。 また、ヒトは顔が平坦である。脳が大きい。顔が小さい。歯が小さい。歯の萌出年齢が遅い。骨格がきゃしゃである。体毛が少ない。 身体構造上の性差が少ないなど、子どもがそのまま大人になったような形をしています。 こういう子どもの特徴を残したまま、生殖できるまで成熟することを幼形成熟(ネオテニー)といいます。 上記のようなヒトの特徴はすべて幼形成熟(ネオテニー)であることを示しています。 ヒトは生まれたときも非常に未熟な状態であり、一人で歩くこともできません。 1歳までは胎児と同様なのです。 それに対し草食動物の子どもは普通生まれてまもなく歩くし走りもします。 また、ヒトには幼児の期間があって親に食べさせてもらわなくてはならない3歳から7歳という期間があるのですが他の動物にはありません。 動物には「お子様ランチ」はなくて、いきなり大人と同じものを食います。 他の動物と比べて大人になるまで学習する期間も極めて長いです。 われわれは、脳を大きく発達させる過程で、幼形成熟(ネオテニー)の道を歩んだようです。 すなわち、ゴリラから見ればわれわれは「ずいぶん子どもっぽい格好したサルだな。」ぐらいに思えるんじゃないかと思います。 ヒトがゴリラほど筋骨隆々としないのはこんなわけです。
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- hunaskin
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ゴリラは、効率よく植物を消化し、たんぱく質を身体にとりこむことのできる酵素なり、水素酸素窒素などと炭水化物をたんぱく質に合成できる微生物なりを体内に持っているのでしょう。 これで大きな筋肉を手に入れているんでしょう。 おそらく、人間はそういう効率良い仕組みを持ち合わせていないので、肉食によってたんぱく質を摂取するのが手っ取り早いということになったんじゃないでしょうか。 ただし、例外として、タロイモばかり食べているサモア(ポリネシア)人が非常に大きな筋骨の持ち主なのは、彼らがタロイモの炭水化物を効率よくたんぱく質に合成する腸内細菌を持っているから、という説を聞いたことがあります。 ちなみに、野生のゴリラ、150キロくらいの体重を背負っていても実に身軽にヒョイヒョイと木に登りますよ。太い木の枝や竹をバキバキ折って寝床をつくりますし。 動いている野生のゴリラの映像見るとびっくりします。 人間の筋力トレーニングとは比べ物にならないくらいの負荷を日常こなしていると思います。
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酵素と微生物ですか~。 唾液から酵素が見つかるかどうかで、肉食か草食かを判断すると聞いたことがあります。 酵素でタンパク質をとりこむんですね。 人間はそれを持っていないから、より効率を求めて肉食に手を出すしかなかったということなんでしょうね。 ありがとうございました。
- Mokuzo100nenn
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肉の方が少量で栄養が確保でき、草は大量に食べないと栄養が確保できない。 結果、短時間かけて肉食をしている動物と、長時間かけて草を食っている動物の運動能力に差はない。 質問者さんが、もしパンダみたいにい一日15時間も食事時間が必要だったら色々と制約条件が多い人生になってしまうじゃない。
お礼
逆にそれだけ食事に時間をかけることで鍛えられてるのかもしれません。常に動き続けないといけないわけですから。 ありがとうございました。
- sak_sak
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アリは肉食ですが、普通ヒトに勝てないですよね。 アリにヒトが襲われる映画もあったような気もしますが…。
お礼
個を鍛えるか、多に頼るかで進化に分かれ道ができたんでしょうね。 ありがとうございました。
- ZEKE4423
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人間(猿人?)はある時から肉を食べるようになりましたがライオンのような肉食動物と比べる事は出来ません。人間はライオンのようにその身一つで獲物を追っかけて捕まえ食していた訳ではありませんから。槍なり弓矢なり道具を利用する事によって自らに足りない力(足の速さとか、牙がないとか)を補い、獲物を追っかけて捕まえ、食していました。 だから、逆に言えばその身一つで人間はゴリラに勝てませんが、鉄砲なり何なり道具を持てばゴリラに勝つ事が出来ます。
お礼
なるほど。 一個体に凝縮されるものが、人間では分散されてしまったということですね。 弱くはなったけど、協力することでもっと大きな力を手に入れることができると。 ありがとうございました。
- myano
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同じ猿の仲間とはいえ別種ですから筋肉の質自体の差があるかとはおもいますが 筋力というのは筋肉の太さで決まりますから 人よりも太い手足をもち太い筋肉を持つゴリラのほうが力が強いのはあたりまえです 食事はその筋肉を支えるためのものですから 現状で維持できているのであればまったく問題ないということではないでしょうか? また、タンパク質はべつに肉だけじゃなく植物にも多く含まれますよ ヒトにとって肉のほうが消化吸収しやすいだけです
お礼
やっぱり元々あるDNAの問題なんですかね? ありがとうございました。
- 雪中庵(@psytex)
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象は草を食べますが、肉を食べる(しかも「百獣の王」の) ライオンでもかないません。 肉も草も同じ生物ですから、セルロースの細胞壁があって 消化しにくい以外は大差ない成分ですので、たくさん食べ れば同じ事です。 そして自然界(食物連鎖)において、肉の生成密度は低く、 たくさんは食べられませんが、草は無尽蔵にあります。 (象の食べる量の多さはご存知でしょうか?) 菜食主義でも、たくさん食べれば肥満します。 江戸時代の相撲取りは非肉食でしたが、決してやせてません でした(ちゃんこ効果)。
お礼
>江戸時代の相撲取りは非肉食でしたが、決してやせてませんでした(ちゃんこ効果)。 確かにそうですね。 食物の違いというより、食べる量か~。 草食の方が多く食べられそうですから、戦って手に入れないといけない肉食より大きくなりやすいのかもしれません。 ありがとうございました。
- pepe-4ever
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以前にテレビでやってましたね。本当不思議です。 一言で言えばDNAの違いなんでしょう。 牛乳をいっぱい飲めば背が伸びると言われたって、先祖代々の血は覆せませんしね。米国人と日本人の違いはハンバーガーと刺身の違いと言われて久しいですが、日本人が魚食から肉食に寄ってきても、あの胸板の厚さの差は埋まりません。
お礼
人間が肉食に、日本人が欧米食に変えたメリットはなかったのかもしれませんね。 ありがとうございました。
- Tacosan
- ベストアンサー率23% (3656/15482)
ライオンは肉を食べるけど, まず間違いなくゾウやサイとは喧嘩しないと思います. 大人のライオンと大人のゾウの喧嘩でライオンが勝てるとは思いにくいなぁ....
お礼
人間はベジタリアンの方が痩せてて不思議ですよね。 ありがとうございました。
- ymt3
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ゴリラのほーが大きいからですね (^^;
お礼
まあ、そりゃそうなんですけど・・・(^_^; ありがとうございました。
お礼
そういえば、サルの赤ちゃんも親にしがみつき続けられるぐらいの筋力がありますよね。 食べ物も大人と同じ、最初から自分の足で歩くなど、内臓も身体も生まれた時から鍛えられてるんですね。 弱肉強食という自然界において、人間は本来生き残れる主ではなかったのかもしれません。 ありがとうございました。