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コリオリの力について
コリオリの力について 直感的に、新幹線でジャンプしても壁に激突しないのと同様、動いている物の中では変化がない限り関係ないと思っているのですが、よく分かりません。 これは、強いて言えば、ジェットコースターの様に、急カーブを曲がる時に重力を感じる。そういった感じの物なのでしょうか? また、地球は猛スピードで自転していると思いますが、キャッチボールを東西、どちらを向いても普通に出来る理由が分かりません。 また、公転スピードや銀河系全体で見た場合、どこかの方向へ凄いスピードで動いていると思いますが、同様に、なぜ、普通にキャッチボールや自動車の運転が出来るのでしょうか?
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- windwald
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>新幹線でジャンプしても壁に激突しないのと同様、 >動いている物の中では変化がない限り関係ないと思っているのですが、 これは厳密に言うと「等速度で動いているものの中では~」ですよね。 地球は球体で自転は回転運動です。 赤道が1時間のうちに回転する量と、北緯30度や60度、極が回転する量は違います。 (高緯度なほど回転半径が小さいため) つまり、高緯度ほど回転速度は小さくなってしまいます。 赤道と高緯度地方の南北線上に立った2人がキャッチボールをしています。 赤道から高緯度地方に向けてボールを投げるのを宇宙から観察します。 赤道にあるときは、やはり地球の自転方向(つまり東向き)にも、地球の自転と同じ速さで動いています。 (でないとあっというまに地球に置いてけぼりになります。) さてボールは東向きの速さも(極方向への速さも)保ったまま、高緯度に移動しました。 高緯度地方では地球の自転自体は赤道付近より遅いです。しかし物体は赤道でのときの速さのまま。つまり地球と同じ速さで回転していたはずが、地球よりも速い速さで回転していることになりました。 これを地上から観察すると、赤道から投げたボールは、赤道から観察すると次第に右へ右へずれて見えてしまいます。 これがコリオリの力です。 しかし、コリオリの力による影響というのは身近な運動においては無視し得る程度の小さな力です。 ミサイルの軌道計算なら補正も必要ですが、キャッチボール程度ならずれて数マイクロメートルといったところです。
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