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日本のイットリウム埋蔵量が知りたいです。

日本のイットリウム埋蔵量が知りたいです。 YAG(レーザー媒質)について調べており、日本でのイットリウムの埋蔵量(推定量で構いません)を知りたいのですが、ネットで探しても、これ!という情報がありません。見つけても、レアアース全体の量であったりして・・・ イットリウム、日本にはどれくらいあると考えればいいのでしょうか??? ちなみにあるサイトでは、世界のイットリウム量は5億t(その半分以上を中国が占める)というよな記述があったんですが、世界における埋蔵量が5億tというのは、ある程度の信憑性はありますか? ご回答、よろしくお願い致しますm(_ _)m☆

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回答No.1

イットリウムを含めたレアアースの世界最大の生産国は中国(97%、埋蔵量は世界の36%)で、その世界市場で取引きされるイットリウムの消費量の半分以上が日本である。希少元素ゆえ低品位の岩石から生産する(公害が発生する)ため生産効率が悪く生産量も少ない。埋蔵量は世界の数カ国に偏在している(参考URL)。日本にはイットリウムの埋蔵量は殆どない。しかし、過去の電化製品(テレビのブラウン管の赤蛍光塗料やコンデンサーやレーザー機器や光ファイバーその他)には品位の高いイットリウムが使われており、リサイクルされないまま有効活用されていない。秋葉原鉱山・都市鉱山と呼ばれる電化製品に使われているイットリウムを回収すれば世界最大のイットリウム埋蔵量となるようです。過去に中国から大量に輸入(風化花崗岩が鉱石、その中の微量のイットリウムを取り出す)し精製した品位の高いイットリウムが日本には中古家電製品の中に大量に含まれています。また日本周辺の深海に大量に存在するマンガン団塊にもかなり大量のレアメタル(イットリウムを含む)が含まれているとのことですがまだ未開発となっています。これまでは日本はお金の力で世界中から湯水のごとく資源を輸入しまくってきましたが、レアアース(希土類元素)は生産量も埋蔵量も少なく、発展目覚しい中国、ブラジル、インドなどでの需要が激増し、従来の先進国の需要をまかなえなくなって、世界最大の生産国の中国が輸出戦略物質として輸出規制をするようになっています。日本への輸入割当も原石ではなく製品に加工して(価格が上がる)、しかも輸出量が従来の6割程度に減らされています。今後もっと減らされる方向にあり民主党政権の岡田外務大臣や通産大臣が輸出割当を増やして欲しいと申し入れたことに大して中国は相手にしてくれません(回答なし。無視されている)。他国のように国家戦略として他の商談と結びつけて交渉しないと輸入枠を増やしてもらえない。日本のハイテク産業(ハイブリッド自動車や電気自動車、ディスプレイ用蛍光塗料、レーザー、コンデンサー、光ファイバー、…)に必要不可欠なレアアースなので、国家戦略として備蓄、輸入交渉、都市鉱山からの回収、マンガン団塊の資源開発など取り組んでいけば、不足問題は解決するでしょう。タレントや俳優などの科学に弱い文系の若手政治家が国政を支配している状況では、そう言った国家戦略の策定も困難な気もする…。もっと理工系の国会議員や理工系大学の有識者の意見を政治に取り込まないといけないですね。

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