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チクソトロピー性とシュードプラスチック性の違いって何ですか?
チクソトロピー性とシュードプラスチック性の違いって何ですか? ネットなどで調べると、どちらも「撹拌などの力が加わると、粘度が下がる特性」ということになるように思うのですが、正確には異なる性質なのでしょうか? 2つの特性の違いを教えてください。よろしくお願いいたします。
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シュードプラスチック=pseudoplastic=擬塑性 pseudo は科学の分野では「擬」または「偽」と 訳される接頭語です。 昔は「擬塑性」が一般的でしたが、今はシュードと カタカナ書きも使われる様です。 Pusedoplastic fluidの様に使われ、この場合の意味は 「ずり変形率の増加と同時に見掛けの粘性率あるいは 粘稠性が減少する流体」です。(MacGraw Hill) チクソトロピー=thixotropy は、 物理化学での「超音波によって振動を与えたり、 あるいは単に振とうするだけで液化し、放置して 置くと再び固化するゲルの性質」のようなものです。 (MacGraw Hill) もともとはゾル・ゲル変換に付いてPaterfiにより 提案された用語でした。 これを見ると概念的には擬塑性>チクソトロピーです。 しかし、その後チクソトロピーの概念は擬塑性的な 意味にも拡張され、現在では擬塑性の定義をそのまま 当てはめている文献や本も多いようです。 文献の内容でどちらの意味で使われているかを 判断する必要が有ると思います。
お礼
丁寧な解説を有難うございます! よく分かりました! やはり、もともとは違う意味だったのが、混同されて使用されるようになったのですね。 私は混同しないように、教えていただいたことをしっかり覚えておかねば。 長年の疑問が解けて、すっきりしました。 どうも有難うございました。