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分離発注方式ってどうなんでしょう?
家の事をいろいろ調べていたのですが、分離発注方式というものに目がとまりました。 ネットで調べてるのですが、いいことずくめなんです。 本当にそうなんでしょうか? みなさんはどう思いますか? 肯定・否定どちらの意見も聞いてみたいです!
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分離発注の良いところは、費用が安くできる。なぜなら、一括発注では元請さんがやってくれるコーディネートを自分たちで(自分、工事監理者)やるからです。代わりに契約も別々ですし、途中で変更があった場合なども自分たちで手続きしなければなりません。設計者の協力も必要です。通常、設計者が工事監理を受けますので、分離でやりたいという設計者を探すことも大切です。監理業務量も増えるので、一括発注になれた設計者はやりたがりませんし、やっても十分な監理ができないとおもいます。 まとめると、 良い点 安くできるし、自分で工事にかかわったという意識が生まれる。 悪い点。 契約の手間がかかり、工事変更等の手続きはトラブル回避のためにしっかり図面(書面)を用いて行う必要がある。 お任せの監理はできない。 対策、 自分自身で分離発注をよく調べ、契約の知識を身に付けること。 分離発注を真剣に取り組んでくれる設計者をみつけること。 設計者(監理者)にお任せではなくて、自分自身でかかわりあうこと。 と思います。
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- misojishiro
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分離発注とはオープンシステムのことでしょうか。それでしたら私は講演会など聞きにいったこともあります。また私自身分離発注で倉庫(30坪くらいの2階建て)を建てたこともあります。そういった経験を踏まえて感じたことは、結局は工事は人なんだなという当たり前の所にたどり着いてしまいます。同じゼネコンでも担当者が違えばきっと出来栄えも変わってくるのでしょう。分離発注でも良い設計士さんとめぐり合えばご納得のいくものが出来ると思います。しかも低予算で。反面、良いものを分離発注で造ろうとすれば、その分ご自身が割く労力や時間、苦労も多くなるとは思います。良い設計士さんにめぐり合えることをお祈りいたします。
- d-y
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別に分離発注を否定するわけではないですが、分離発注の場合、工事全体を管理・調整する人の能力が決定的に重要だと思います。 一般的に、分離発注の欠点は、トラブルが発生したときの責任の所在が明確でなくなることです。 設計施工で一括発注であれば、基本的に施工業者が全ての責任を取ります(お客さんの指示が悪かったとき等、お客さんが責任をとるべき場合も、ないわけではありませんが)。 ところが、分離発注だと、 施工業者「もともと設計が悪かった。施工の責任じゃない」 設計者「ちゃんと施工すれば、不具合は出なかったはずだ」 というような責任のなすりあいが起こる可能性があるのです。 このようなトラブルは、発注を分ければ分けるほど、可能性が高くなります。 例えば、 仕上業者「躯体業者の仕事がちゃんとできていないから、これじゃ仕事ができないよ。うちに後始末させるんなら、追加費用をいただきますからね」 設備業者「設備の取り付けにきたけど、前の仕事が終わってないじゃない。これじゃ、取り付けできません。あっ、うちも忙しくって予定がいっぱいだから、今度これるのは1ヶ月先ね。それから、今日の分の日当は別に請求しますからね。」 こういうトラブルは、一括発注なら請負業者が調整・解決する責任を負います。 分割発注の場合、設計・監理者がそういう役割なんでしょうが、本当にちゃんと管理・調整できる人は多くないような気がします。 というか、設計者(建築士の先生)って、「不具合が起こった場合は請負者の責任です」と言い切ってしまい、自分の設計や段取りが悪いという可能性を最初から考えていない(だから、絶対責任をとらない)人が多いような気がしてなりません。 そうでない先生がいらっしゃったら、ごめんなさい。