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摂食障害の方は完璧主義が多いそうですが。
摂食障害の方は完璧主義が多いそうですが。 ダイエットをして摂食障害になってしまう人は、自分に厳しく完璧主義の傾向があるそうですが…。 彼らの多くが完璧主義であるならば、なぜ悪い方向へ完璧主義になってしまうのでしょうか? ダイエットについてよく調べず、自己流(時として過激な)でやっているケースが多いように思います(間違っていたらすみません。あくまでも話しを聞いた限りの感想です)。 彼らは、適切な食生活・運動量・リバウンドしづらい体質について調べたりはしないのでしょうか? 上記の方法でダイエットを続けようとは思わないのでしょうか? 無知で申し訳ないですが、ご意見いただければ幸いです。
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そもそも完璧な「正しいダイエット法」ってあると思いますか?ないですよ。 何千何万とダイエット本が出ているし成功者の談話や指南が載っていますが、それはその人に合っていたというだけの話。 その人の方法を完璧に実行しても同じ結果は得られないのも当たり前と言えば当たり前。 試行錯誤したうえで自分なりに自分に合ったダイエットの方法をみつけて行くしかないのですが、それには臨機応変に、時にアバウトに、柔軟に考える姿勢が大事なんだと思います。 なのに摂食障害に陥る人というのは一日に何カロリー摂取して何カロリー運動して何キロ減らして、というふうに数字で自分を追い込んで行く傾向が強いと思うんです。 自分の体の状態を正しく理解しようとするよりも、その方法を完璧に実行することのみに執着してしまう。 そして思い通りの結果が出ないと自分を責めるんです。 完璧主義の人って目に見える数字に弱いと思うのです。90%までうまく行っても100%じゃないと気がすまない。 そんな考えはいつか破たんをきたしますし、体に無理を強いていると限界を迎えますから、過食を引き起こす。せっかく100%の努力をしたのに過食してしまって太るのを恐れて、あるいは完璧を破った自分を悔いて食べ物を吐き出してなかった事にする。 あるいは食べる行為や食べ物自体を恐れるようになり拒食症に陥ります。 つまり完璧主義とは事態や状況による臨機応変さを欠いた実行主義なんだと思います。 適切な食生活、運動量、リバウンドしづらい体質について調べたところで実際に則して実行する力に欠けているので単なる机上の空論に振りまわされるだけの結果に終わるんだと思います。 自らを冷静に判断できる人は完璧主義には陥らないと思います。 まあ完璧主義じゃなくて、実は強迫観念にとらわれてるだけなんですよね。 完璧にやらないと自分は認めてもらえないんだ。 良い点数をとらなければ。良いスタイルを保たなければ。優れた人間でないと認められない、愛されない、という強迫観念にとらわれている人が摂食障害に陥ると思います。 幼児期に親から十分に愛情を受けられなかったり感じられなかったり、良い成績をとる事で認められた等の経験をして育った人に多いと思います。 つまりいわゆる真面目で良い子で育った人に多い。 その逆で虐待を受けた等のつらい経験のある人の場合もあります。 どちらにしても「ありのままの自分」を受け入れてもらえない、自分でも受け入れられないという考えの人です。 欠点があっても太っていても優れてなくても、人間は認められるし愛されるという事が信じられないのでしょう。 自分を認められないから自分に厳しくする。何をどこまでやっていいのか尺度がわからなくなる。 誰もが素晴らしいと認める結果を出せば満たされると思いこんでしまう。 その思いこみがどこまでも自分に無理を強いる事になり、体が悲鳴をあげ、結果的に破たんするのでしょう。
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- tatune33
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自分に厳しいとか完璧主義というのは、ストレスにまともに向き合ってしまうという意味で使われています。 普通なら逃げ出すようなところ、普通なら誰かに甘えるところ、そういう場面でも自分で何とかしようとしてしまう。 そうやってストレスにさらされ続けた結果、摂食障害になってしまうわけです。 ダイエットというのはあくまできっかけにしか過ぎません。 摂食障害になると(精神的におかしくなると)、正しい考えなんてものは一切存在しません。 他人からの助言は一切聞かない(聞けない)、正しい知識もない、適切なことが出来ない考えられない。 精神的に壊れるとそういうことになるんです。 ダイエットと摂食障害が一緒にされがちですけれど、実はまったく別ものです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 ストレスにまともに向き合ってしまうという意味だったのですね。 精神的に壊れた状態だから適切な判断が難しい等、とても参考になりました。
- diet7
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> ダイエットをして摂食障害になってしまう人は、自分に厳しく完璧主義の傾向があるそうですが…。 摂食障害の人に几帳面な性格で完璧主義者が多いのは事実です。 しかし、几帳面な性格で完璧主義者なら摂食障害になりやすいかというとそうでもないのです。 日本人の半分は几帳面な性格ですし、完璧主義者が多い民族ですが、摂食障害に陥る人はほんの数スーパーセントです。 几帳面な性格で完璧主義者でなくても炭水化物抜きダイエットをすると、空腹感が喪失するので、どんな性格の人でも、摂食障害になる可能性は同じくらいあるのです。 > 彼らの多くが完璧主義であるならば、なぜ悪い方向へ完璧主義になってしまうのでしょうか? 常に正しい道が選択できる能力を完璧主義というのなら、悪い方向へ行くはずがありませんが、 完璧主義とは必ずしも正しい道を選択できる能力のことではありませんから、それはしかたがないと思います。 > ダイエットについてよく調べず、自己流(時として過激な)でやっているケースが多いように思います。 そのとおりです。自己流で、間違っているとは夢にも思わないで、過激なダイエットをやっているケースが多いのです。だから、摂食障害になるまで気がつかないのです。 > 彼らは、適切な食生活・運動量・リバウンドしづらい体質について調べたりはしないのでしょうか? > 上記の方法でダイエットを続けようとは思わないのでしょうか? 本人たちは、自分が間違っていると気づくのは、摂食障害に片足を突っ込んで、リバウンドの恐怖にとりつかれて、パニックになってからなので、それから、正しい食生活や運動、リバウンドの知識のことなどを調べたりすることはないのです。 大事なのは部活の先生や、周りの家族が注意してあげることですが、部活の先生も周りの家族も摂食障害の知識があまりないので、適切なアドバイスがしてあげられないのが現実のようです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 改めて難しい病気だと感じました。参考にさせていただきます。
- 松平 長七郎 (速見 長三郎)(@dogoda)
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これはただの私の意見ですが、私も、患者が本当の完璧主義でダイエットをするなら健康的に痩せる事は簡単に成功できると思います。 摂食障害の方は完璧主義というのはよく言われますが言葉が良すぎると思います。 きっと患者の事を思いやってそういうのだと思います。うつ病は気がやさしくて真面目と云うのと同じで周りの人から見て、患者がそれに当てはまっていないというのはよくあると思います。しかし患者本人からすれば当てはまっていると思うようです。 摂食障害の方の完璧主義という思考は「食べない=痩せる=ダイエット」という程度のもので食べる量を極力少なくする事に対し自分に厳しく完璧さを追究していると思います。 摂食障害は日本では急増したので、「かたくなで、思考の視野が非常に狭い人がかかりやすい。」等と云うと多くの患者が受診して来ない事が考えられるので、言葉を選んでのではないかと勝手に推測しています。 健康的にダイエットしようと云う発想もなければ、周りからのそのような助言も聞き入れららない、そんな病気だと思います。 本当に私の勝手な意見ですいません
お礼
ご回答ありがとうございます。 "言葉を選んでの完璧主義"というご意見に納得しました。 確かに、患者さんの意見などを読むと「かたくなで、思考の視野が非常に狭い人がかかりやすい」という感じがしますね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 完璧主義の意味が違うんですね。とても参考になりました。 仕事や勉強はできるが、アドリブや応用力に弱い、そういうタイプとも似ているかもしれませんね。