読書感想文 高2

質問

読書感想文　高2

この夏の課題、読書感想文の本なんですが、何がオススメでしょうか。

学校の先生に、
綺麗な文章を書くためには綺麗な文章の本を読みなさい。と言われました。

日本史の先生なので、歴史小説を薦められたのですが
残念ながら作者を覚えていません。(授業中に何となく言っていたので)

歴史小説じゃないと嫌！というわけでは全くないので

高校生の間に呼んでおくと良い　そして　綺麗な文章でオススメ！
という本があれば教えてください。

回答No.1

summerlion · ベストアンサー

忠直卿行状記（ただなおきょうきょうじょうき）はいかがですか。こちらの青空文庫で読めます。

忠直卿行状記・菊池寛
http://www.aozora.gr.jp/cards/000083/files/501_19864.html

いや、これが絶対おすすめというわけではなく、昨日わたしがたまたま読んだところだったのです。読んでみて私が高校生のときに読んだ時とかなり印象が違っていたので、これは若いときに一度読んでおくといいかなと思ったので。

徳川家康の孫と生れ、大阪夏の陣では大阪方の軍師・真田幸村の首を討ち取るという武勲をたてた越前六十七万石の藩主、忠直が、家臣のふと漏らした一言から人生に対する不信の念を持ち、狂乱におちいるという話で、史実に題材を借りた菊地寛の名作です。

武術から囲碁まで、何をしても自分が一番強いとして育てられた忠直が、ある時、家臣が漏らした言葉から、相手が手加減をしていると知ります。それ以来、忠直は自分の真の力や能力を知りたくて様々な方法を試みます。しかしどのように試みても、自分に本気で向かってくる家臣はいません。忠直を襲う絶望感が、彼を狂気の行動へと走らせます。

自分が裸の王様であったことを知る忠直の人間的悲劇と、封建制下で暴君に仕える家臣の行動が見事に描かれた歴史小説で、主人公を取り巻く人々の行動には明瞭な日本人らしさが認められます。これは善か悪かという価値判断ではなく、藩主の名を汚さないようにという家臣の善意の行為を受け止めることができない主君の乱行が、家臣に対する復讐という形を取ったと見ることができ、そのあたりを自分の言葉でまとめたらいいのではないでしょうか。

がんばってください。

お礼

ご丁寧にありがとうございます。

日本史の授業ではまだ徳川家まで進んでいませんが
中学の時に徳川家の歴史新聞を作ろうという課題があり
必死で勉強したのを思い出しました。

>>主人公を取り巻く人々の行動には明瞭な日本人らしさが認められます。

この明瞭な日本人らしさ、がどのように表されているのかとても気になります。
読んでみたくなりました。

自分の言葉でまとめられるか不安ではありますが
(感想文は褒められた事が無く苦手なので。。)
しっかり読み込んでみようと思います。

大変参考になりました。ありがとうございます。

回答No.2

ginkuro814

綺麗な文章・・・を意識して読んでいないので分からないのですが、面白い歴史小説として、

永井路子『北条政子』
司馬遼太郎『関ヶ原』

高橋克彦『火怨』
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4062735288.html

藤沢周平『密謀』
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4101247129.html

お礼

私も、綺麗な文章がどーのこーの言われても
普段から意識してなのでいまいち分かりません。
(綺麗な文章に出会ってないからかもしれませんが)

紹介してくださった本はどれも読んだ事はないです。
せっかくなので、夏休みを利用して全部読めたらと思います。

密謀は小6の時に先生に進められた記憶があります。
これは買おうと思って本屋で立ち読みしてみた所
当時の私の頭では難しすぎて理解できず、諦めました。
今ならきっと読めるはず！
自分を信じて再挑戦しようと思います。

たくさん紹介してくださってありがとうございました。
参考になりました。