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TK43型式とは?

TK43型式とは? TK43式型やTK209型式やTK217型式というのはなんですか?

質問者が選んだベストアンサー

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  • yuji_m2
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回答No.2

hitokotonusiさんの補足になりますが、須恵器の種類ではなく、型式になります。 型式とは、須恵器に限らず、種類や用途は同じなのですが、形が少し異なったり、文様がやや異なったりという変化をひとくくりにまとめたもので、それらが時間を経て変化することを型式変化・編年といいます。 今回の質問にあったTK(高蔵)43というものは、田辺昭三氏が中心となって行った、大阪府陶邑古窯跡群の発掘調査によって確認された須恵器窯の名称になります。田辺昭三『須恵器大成』、平安学園考古学クラブ『陶邑古窯址群I』などが代表的な調査・研究成果です。 一概に長期間操業された窯の名称を型式とする点には疑問も残りますが、研究者の間ではTK43などを一つの時期の指標として、TK43段階とかTK43並行期などと呼んだりします。ただ単純にTK43と呼ぶ人もいます。 人により意見が異なるかもしれませんが、概ねTK43は6世紀後半、TK209は6世紀末~7世紀初頭、TK217は7世紀前半頃を中心とした時期に確認されています。 先に挙げた本などを読むと、TK43よりも以前の須恵器や以降の須恵器の特徴についてより詳細に書かれていますので、興味があればみてくださいね。 ※須恵器大成は結構でかい本です。

ptt65q
質問者

お礼

お返事遅くなり申し訳ありません。分かりやすい回答ありがとうございました!また何かありましたらよろしくお願いします。

その他の回答 (1)

回答No.1

須恵器という焼き物の種類です。この焼き物の種類について新旧の対応がついているので、時間軸の物差しとして使われます。 TK-43というのは、大阪堺市周辺の陶邑窯跡群の中の高蔵地区(TK)の43号窯で出土した土器形式を指します。TK209型式やTK217も同様です。

ptt65q
質問者

お礼

古墳の形式なのか須恵器の形式なのか分からず困ってたんで、すごく助かりました!ありがとうございます。

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