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行政機関の独立性がなぜ必要なのかを3権分立の観点から教えてください。

行政機関の独立性がなぜ必要なのかを3権分立の観点から教えてください。 また日本の現状として独立性を保つのが困難なのはなぜだと思いますか? また独立を保つためにはどうするべきだと思いますか?

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  • Willyt
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回答No.1

 必ずしも行政権と立法権が独立していることは必須ではないのですが、権力が集中するのはよくないことなので、先進国では独立させているケースが多いですね。  日本では行政府の長である総理大臣を立法府が指名する上、大臣の半分は立法府の構成員である議員から指名しなければいけないので、独立しているとは言い難い状況ですね。  独立させるには総理大臣を公選制にし、議員から大臣を出すことを禁じればいいのです。しかしこれは憲法に明記してあるものななので、これを変えるのはクーデターでも起こさない限り、事実上不可能ですね。

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回答No.2

 モンステスキューの法の精神を読めば一番分かる話なので、それをお勧めするが。。。。 行政機関の独立性とは、他の司法・立法権力からの独立性に限定されるものとして回答すれば、 三権のバランス良い権力機能が求められることから、相互に干渉・相互調整することが望まれる。 その独立性が必要とされるのは、他の権力が、権力介入することによって、他の権力の影響力が強くなってしまうことが多く発生しえることから指摘されている。  ところで、この独立性に関しては一定の留保があって、 国民主権においては、国民を表見代理する立法府議員に強い意思決定権力を認めるケースが多い。従って、三権の独立性よりも、権力の民主性を優先して、独立性を尊重しないケースも相当ある。  実際に、議院内閣制度は、その事例に近く、国民の代表である立法府に追随して行政権が存在している。    さて、日本において行政権の独立性を保てないのは、議院内閣制度である以上は必然と言える。  立法と行政の区分が不明瞭な議院内閣制度においては、内閣が立法を司る傾向であり、一方で、行政は、立法府の代表権を国民主権から尊重する必要性がある。  これが、大統領制ならば、行政権力の民主基盤のある大統領による主導権で行政権が独立性を維持できる。  仮に、首相公選制を実施すれば、多少は、独立性の維持は可能かもしれないが、議院内閣制度である限りは、独立性の限界がある。  仮に独立性を大前提にするならば、大統領制に切り替えるしかないだろう。

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