- ベストアンサー
教えて下さいよろしくおねがいします。
教えて下さいよろしくおねがいします。 人間が生活する家庭の中で一番大腸菌が多いのはもちろんトイレだと 思い込んでいましたが、いつも掃除しているせいか 意外にきれいでした。 我が家は生成食品を扱った商売をしていますが 生活している家と工場と色々と考えた場合 どこが一番大腸菌が多いと考えられますでしょうか 人間の手とかからだでもいいです。 教えて下さい。宜しくお願いします。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
食品を扱っておられるので、衛生に注意されているのは見上げた 心がけだと思いますが、ちょっと勘違いされているところがあるので、 確認のため書いておきます。 大腸菌は人間が最も多く持っている菌で、O-157のような悪玉を のぞいて、ほとんどは悪いことをせず(毒素を出さず)人間と 共存しています。 まず、大腸菌が一番多いのは人間の大便の中です。大便の質量の 1/3~1/4は大腸菌の重さだといいます。また、人間の指や 足の裏、毛穴などの比較的湿った部分に大腸菌は生息しています。 従って、完全に管理されたオートメーションでなければ大腸菌の 付着は避けられないのです。しかし、安心してください。 先程も書いたように、大腸菌はそれほど悪いことはしないのです。 大腸菌の付着は避けられませんが、一番重要なことは付着してからの 分裂速度です。阻害するもの(酢酸、重金属など)が無く、水があって、 栄養(ブドウ糖)があって、適度な温度(30~35℃)の場合、 大腸菌は20分に1回のペースで分裂します。すなわち、1時間で8倍です。 8時間で1600万倍となり、30時間くらいで地球の質量を超えます。 従って、大腸菌に関しては付着させないよりも増やさない環境が大事です。 (1)冷蔵して貯蔵する。 (2)塩分・糖分濃度を上げる。 (3)酢を加える。 (4)表面を薫製する。 (5)消費までの時間を早くする。 というように、(1)以外は江戸時代以前より行われていた保存方法が有効です。 冷蔵庫が発達した今では(1)が有効になっています。 また、大腸菌を付着させないこともある程度は重要です。大腸菌が100個 付く場合と200個付く場合は15℃くらいならば時間にして2時間くらいの 差になります。ですから、初期の大腸菌数は少ない方がいいです。
お礼
早々と御丁寧な又御親切な御回答いただいていましたのに お礼が遅くなりまして本当に申し訳ありませんでした。 そうですね、とてもよく理解でき、なるほどと勉強になりました。 本当に心から感謝しています。お礼まで。