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よろしくお願いします、就職とアクチュアリー資格に関する質問です。
よろしくお願いします、就職とアクチュアリー資格に関する質問です。 質問は、「アクチュアリー資格は保険・信託など金融業界以外でマイナスとなるか」についてです。 当方は現在文系院(経済)で計量・統計系を専攻しており、主に時系列解析を利用した将来予測に関心があります。アクチュアリー(数学と損保)については、リスクマネジメントや損害保険に関心があり、学部4年時から勉強して現在は演習問題をひたすら解く段階です。 就職について、一番の希望はアクチュアリーとまでは言わなくとも、損保や信託で商品開発に携わりたいと思っていましたが、最近インターンや説明会に参加する中で、メーカーや商社などのマーケティングや企画にも関心を持ちました。というのも、それらの業務にもまた売上予測や在庫管理、事業リスクの分析など統計的な要素が少なからず伴い、そこでも自分の専門性を多少なり生かせると思ったからです。 しかし当然アクチュアリー業務とはかけ離れているため、周りの方からは「意味がない」、「就職に不利じゃないか?」とも言われます。私としては、アクチュアリー試験を通して学べることは保険設計に限らず、実用的かつ厳密な統計分析による将来予測の基礎で、それは製品の需要予測や在庫計画、事業リスク分析などにもつながっていくと思い、決して無駄ではないと思います。 しかし周りからムダかもと言われるということは、就職の場面でもそういう評価をされる可能性があると思います。そのため、もしメーカーなど金融以外の業態に就職したいと思うならば、アクチュアリー資格は取得しないほうがよいのでしょうか? 採用担当経験のある方や近い経験をお持ちの方など、もし何かアドバイスがありましたらよろしくお願いします。また一般的な印象でも良いのでお願いします。 ちなみに、今年はアクチュアリーの数学と保険の科目合格を目指しています。また自分の勉強のために挑戦したいので、その資格を持つことが就職に対してマイナスになるなら挑戦をやめますが、±ゼロならば挑戦するつもりです。以上を踏まえて、たくさんのアドバイスよろしくお願いします。
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- actuary1
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アクチュアリー正会員の者です。 アクチュアリーは保険会社・信託銀行等のアクチュアリー会の賛助会員(アクチュアリー会のサイトにリストがあります)以外では(あるいはそれらの会社でも関連部署の人以外には)まず知られていないので、大変申し訳ありませんが、「アクチュアリー」と持ち出しても「何それ?」といわれるのがオチだと考えます。のみならず、保険会社等に興味があると考えられ、当該メーカーや商社志望の本気度を疑われる恐れもあります。 ただし、試験を受けること自体はよいと考えます。いくら志望が高くてもそのメーカーや商社に採用されるとは限らないし、そのメーカーや商社に採用されたとしてもsumomonoutiさんに合わない職場である可能性もあるからです。 したがって、就職・転職の選択肢を増やす意味でアクチュアリー試験を受けることはマイナスにはならないと考えます。ただしメーカー等アクチュアリーと関係ない職場に採用された場合は恐らく周囲の理解はまったく得られないので(会費等も自費だし、平日の昼間に行われる試験も有給をとっていかなければいけません)それは覚悟の必要があります。 もちろんそれらの会社で取らなければいけない資格等もあるはずです。(保険会社においても損保の代理店資格や生保の外交員等アクチュアリー業務と極めて関連性の低い資格の取得がマストとなっていることが多いと思います) 上記のとおりアクチュアリー試験受験のポーズを見せると会社への「忠誠心」を疑われる可能性もあるので、あくまでも孤独な戦いになります。 なお、損保の商品開発について申し上げると、損保では1998年の保険料率の自由化以降、前世紀末~今世紀初頭にかけて新商品の開発が盛んに行われたのですが、複雑な特約を増やしすぎたことが保険金不払い問題の一因になったため、現在では商品の整理統合に向かっています。 寧ろ「リスク管理」が最近のトレンドとなっています。