やはり理解できない投資信託の理屈
先日「投資信託って,他の投資と比べて何がいいんでしょう?」と言うタイトルで質問(http://okwave.jp/qa4034811.html)をさせていただきました。
その後何冊か本を読み、投資信託についてさらっと勉強してみました。
(「お金は銀行に預けるな」「いちばんやさしい投資信託スタートブック」「投資信託選びでいちばん知りたいこと」の三冊)
しかしながら、投資信託に対する認識は、前回質問したときとあまり変わっておりません。
「安いときに買って(買い溜めて?)高いときに売れば儲かる」と言う認識です。
前回の質問にて「投資信託は長い目で見るべきである」とのご教示をいただきました。
しかしながら、長い目で見た期間の間には基準価額の上下があるわけです。その断面断面で見た場合、儲かっている時もあれば損して時こともある...と言うことになりますよね。
つまり「長い目で見れば儲かる」わけではなく「長い目で見ることにより儲かるタイミングの訪れる回数が多い」としか思えません。
前回いただいたご回答の中には「長期間保有していれば、利回りがその商品の平均利回りに収束していくことが期待できる」との内容もありましたが、これも理由が理解できません。
また、解説本には「投信は儲かった分を再投資することにより複利の効果がある。だから長期間運用するほどリターンが上がる。」と言った書き方がされているものがありました。
しかしこれも、運用の結果基準価額が上下する以上、複利云々は関係ないのではないでしょうか。
極端な話、一年経過後10%下落したものが翌年には20%上昇することもあり得るわけですが、これはあくまで運用の結果であり、複利の効果を例として出されても正直納得いきません。
まず一番知りたいのは、
・「その時点での基準価額×自分の保有口数」が投資額より多い状態が、儲かっている状態と認識して良いのか?
と言う点です。またそれをふまえ、
・基準価額の上下が運用の結果でありベンチマークなのだとしたら、これと複利効果は何の関係があるのか。
・投信を薦める本には「ファンドの選択さえ正しければ儲かる」ような書き方をしている。
この「儲かる」と言う記載は「売り時を見極めれば儲かる」と言う捉え方になるのか?
・なぜ長い目で見る必要があるのか?(複利という考え方以外で。)
についてご教示いただければと思います。
併せて、投資信託のからくりが分かるような書籍についてご紹介いただければ幸いです。
以上、よろしくお願いいたします。