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19世紀後半のイギリス(大英帝国)において、ホテル(宿屋)の従業員(使
19世紀後半のイギリス(大英帝国)において、ホテル(宿屋)の従業員(使用人・メイド)は住み込みで働いていましたか? 突然気になったものなので、実際はどうなのか知りたいです。
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No,1の回答者です。 「我が秘密の生涯」田村隆一訳/作者不詳(三崎書房)第5巻 この第9章に、ロンドンの北『B***f**d』という町に新しい大きなホテルに宿泊した様子が記述されています。この書は自伝ですので、いくらかのフィクションはあるとしても、当時の英国の風俗やホテルや農場の建物の様子をうかがい知ることは可能です。 筆者の宿泊したそのホテルの部屋は2階にあり、担当の女中は、主人公(筆者)の部屋も含め複数の部屋を担当しています。建物はL字の構造で、その両方の廊下の部屋がその女中の担当です。廊下が曲がる位置に女中頭の部屋とリネン室があり、女中頭は二本の長い廊下を見渡せる位置にあり、女中は女中頭の監視下で働いている様子が描かれている。 仕事は、足をすすぐお湯を持ってくることや階下のお風呂への案内などあるが、ウィスキーや飲用水は給仕の役目となっている。女中は夜10時にもお客様の要望に対応しています。 女中達の居住スペースへは、女中・従業員専用の階段で行き来する規則になっているが、客が間違って、その階段に迷い込んでも咎められることは無かったと女中は語っているし、筆者はそれと同じルートをたどり階下の喫茶室に行っている。従業員の居住区があったのですね。 女中頭の仕事は朝6時に、女中達が間違いなく彼女達の持ち場に就いているか点検することから始まると書かれています。女中頭の食事時間は朝は7時半、昼は12時半で、担当の女中は女中頭の後に食事をすると書かれている。 女中達の外出には許可が必要で、それは月に一度程度の「休暇」の日も例外では無い。筆者はその貴重な外出日に女中さんとデートしています。 ************************************** 明らかに、女中も女中頭も「住み込み」ですね。 **************************************
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- fumiyahama
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まず、『メイド』に拘って、主としてヴィクトリア時代のイギリスを中心として集められた資料のURLを紹介します。 http://kodemari_moe.ld.infoseek.co.jp/index.htm 次に・・・☆図書館にでも行きましょうか。☆・・・をクリックする。 このホームページにある書物の解説を読めば、ホテルのメイドさんについての逸話が書かれています。しかし、住み込みかどうかは、分かりません。 これらの書物の中に「我が秘密の生涯」という奇書があります。 その長編小説の中のある巻をパラパラと斜め読みしてみると、イギリス、フランス、スイスの宿屋が出てきますが、住み込みのメイド(女中)さんのようです。スイスのホテルのメイドさんはホテルの屋根裏に部屋があり、フランスのホテルのメイドさんは、文章の流れから同じ建物の中のようです。イギリスの曖昧宿の場合、具体的な記述はありませんが、サービス内容からして住み込みと考えられます。スイスのメイドさんは、普段は農婦で忙しい時期数ヶ月のみメイドさんになると書かれています。(田村隆一訳・我が秘密の生涯・5巻)
お礼
資料を有難う御座います。 解りやすいものが見たかったんですが、参考にしてもらいます。