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高圧トランスのレアショートについて教えてください
- 高圧トランスの短絡現象について具体的には一次巻線の同相で短絡するのか、異相同士か、一次巻き線と二次巻き線間で短絡するのかを教えてください。
- レアショートを診断する方法として、高圧メガーで測定しても出ない場合、低電圧励磁で変圧比の異常を確認する方法や、一次側コイルの抵抗を接地抵抗計を使って測定する方法があります。
- レアショートの診断において、一次側にAC100Vを掛けて二次側にレシオに対応した電圧が出るかどうかで判断する方法や、一次側コイルの抵抗を短絡したリード線とEのリード線で測定する方法があります。
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レアショートは、層間短絡のことなので表記は同層、異層でしょう。 層間短絡が同層であるのは、巻き線の電線の絶縁がエナメルかプラ系が多いので発熱によって絶縁破壊が起きて短絡してしまうのです。普通はモーターで多発します。 多層に重ねて巻く場合には層間に通常セパレーターがあり、発煙するほど加熱されなければ異層間で短絡しません。 概ねAN2のkoko1177さんのおっしゃるとおりですが、落とし穴があります。 それは、レアショートを起こしたと考えられるトランスやモーターを取り外して測定しても、何も問題が見つからない事が結構多いのです。理由はトランスのコアと、巻き線の銅の熱膨張率が異なるので高温にならないと再現しないためです。通常トランスは銅線を隙間無く巻きますが、通電して温度が上がると銅線が熱膨張して押しくらまんじゅうを始めます。絶縁破壊が起きている場合、その時に始めて短絡する場合が多いのです。その場合は常温でテスターで計っても判りません。 トランスでしたら電流を流した状態で温度を上げていくと、koko1177さんが説明されているように突然に大電流が流れます。
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- koko1177
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#1です。 トランスはコアと呼ばれる鉄心に銅線をクルクル巻いてあります。 その巻き線の途中で絶縁破壊により1回隣の巻き線と接触することを 一般にレアショートと言ってます。 仮に6600Vのトランスの巻き線の巻き数が1000回だったとします。 するとコイル1巻きに6.6Vの電圧が発生していて、それが短絡すること になり非常に大きな電流が流れます。 一つのコイルの中での話で、他の相のコイルとは離れており、 他の相間のレアショートはあり得ません。 電圧を少しかけてみると通常の励磁電流とは全然違う大きな電流が 流れますのですぐわかると思います。 説明が下手ですみません。
お礼
回答有難う御座います。 レアショートの意味と同相間にしか起こらないということが よく解りました。
- koko1177
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1、レアショートは同相の巻き線間短絡です。 2、メガーでは出ません。 1次側に少しの電圧をかけて電流を見れば大きな 電流が流れますので解ります。 電圧をかけるときはスライダックで徐々に 数ボルトかけてみてください。 専門ではないので参考までに。
お礼
早速、回答頂き有難う御座います。非常に参考になりました。 もしお解かりでしたら、以下の質問にお答え願えませんでしょうか。 1、なぜ同相のみに短絡が起こり、異相間には起こらないのでしょうか。 2、一次側に徐々に数ボルト電圧をかける、とありますが各相に流れる電流が コイルのインピーダンスに応じて、大きく食い違うと考えればよいのでしょうか。
お礼
回答有難う御座います。 レアショートは同相の中の層間短絡という意味でしたか、よく解りました。 また、過熱状態で層間短絡しているので、常温でテスターで計っても 解らないとのこと。接地抵抗計でP端子とC端子を短絡し、E端子間でTrの各相を 測定(交流ブリッジによる測定方法になるとのこと)してもコイルの抵抗を比較する ことはできないのでしょうか。