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特別高圧絶縁測定
特別高圧22,000Vの1次側ケーブルを停電時に線間・対地間を1000Vメガーで測定しています。 ほぼ無限大の測定値で問題なしとしていますが、もっと測定電圧を上げて測定するべきでしょうか。 ご教授ください。
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電力会社の高圧から500kVまでの絶縁抵抗測定は、1,000Vメガーで行います。 出力電圧が高くても容量の少ない機器(低抵抗値で電圧低下する測定器)も多く存在します。 ※ 経済産業省より『電気事業法施行規則第73条の4に定める使用前自主検査の方法の解釈』通達が出ています。 これによると、絶縁抵抗の測定は、JIZSC1302「絶縁抵抗計」に定められている機器を使用する。 高圧又は特別高圧の機器及び電路については、1,000V絶縁抵抗計を使用すると定められています。 国の使用前安全管理審査(特高事業所の新設等における使用前検査を審査する仕組み)を受ける場合は、JIS規格適合品の1,000Vメガーを使っていないと不合格となります。 特別高圧の275kVケーブルなどはDC高電圧を印加すると、蓄えられるエネルギーも多く、放電するために長さ5mの放電抵抗棒を使ってアークを1mぐらい伸ばしながら1分近くかかって放電させます。 短絡放電などは爆発の恐れもありますので、特別高圧等の静電容量の多い機器に高い電圧を印加して非常な危険作業となりますので、一般的に行いません。
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- aribo
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高圧以上の電圧では、技術基準にメガーの規定はありません、あくまでも参考程度です。極論を言うと地絡継電器の動作しない抵抗値まで大丈夫です、特高系1線地絡電流より計算してみてください。ケーブルが心配でしたらケーブルは劣化診断をしてください、点検業者に言えば分かると思います。
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- EleMech
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特別高圧を担当した事はないのですが、お答えさせていただきます。 高圧以上は、1000Vメガーであれば良い事になっていますが、絶縁抵抗測定は、基本的に使用電圧に近い電圧で行う必要があります。 現状では、保安協会さんが測定電圧に2000Vを含めていますし、市販の絶縁抵抗計には10kVまで印加できるものもあります。 その為、精度を上げて絶縁抵抗値を測定したいのであれば、印加電圧を上げる必要があるのではないでしょうか。 ただ1000Vメガーでも、不良に近づけば抵抗値は落ちてくるので、判断基準には出来ると思います。 ちなみに、電気事業法施行規則第73条の4は、使用前点検時の絶縁抵抗測定なので、これ以外に耐圧試験を行う事もあり、1000Vを超える電圧はいらないという根拠にはならないと思います。
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1000Vメガーって高圧機器を測定するための簡易型メガーですか? 1000Vメガーでは純粋に測定器が小さすぎて正確な値は出ないと思います。 あれはあくまでも簡易的で小さい設備用のものであり、構内の高圧設備でさえ1000Vよりも大きなメガーを使用する事も近年では珍しくありません。 例えば広大な敷地内に高圧配電線路を持つ大学のようなところの高圧配電線路を一括で測定できるような規模のものはとんでもない巨大な専用の測定器で測定しています。 特高線路でもそのような測定器を使って測定しているのを見た事がありますが、実際にどのようなものなのか詳しい詳細は判りません。 22000Vケーブルの絶縁測定に1000Vメガーを使用するというのは明らかに間違いです。
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ご回答ありがとうございました。大変参考になりました。
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