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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:現在国立大学法学部の2回生です。)

大学生が国際貢献に興味を持ち進路に悩んでいます。どのような職業がありますか?

このQ&Aのポイント
  • 国際貢献をテーマにした企業や開発コンサルタントについて教えてください。
  • 大学新卒でも採用がある企業や職業があれば教えてください。
  • 将来的に実務経験や修士課程を経て関わることも考えています。

質問者が選んだベストアンサー

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  • bayu-bayu
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回答No.2

おはようございます。 先に回答をしました、開発コンサルのbayu-bayuです。 海外を舞台に国際協力に携わる開発コンサルの職務は、大きく分けて「国内業務」と「海外業務」があります。 「海外業務」は、先の回答でも挙げた通り、実際に海外プロジェクトの現場に行き、技術的な指導や援助を行う立場で仕事をします。 一方「国内業務」は、この海外の現地で実際に業務をしている社員のサポートをします。一般的に、これを「業務調整」と言います。 開発コンサルが出向く海外の現場は、それこそ「今から開発をしなければならない場所」ばかりで、生活に必要な物資が手に入らなかったり、欲しい情報にアクセスできなかったり、ということは日常茶飯事です。 こうした現地に出ているスタッフのストレスを出来るだけ解消して、サポートするのが、業務調整の役割です。 また、契約関係の書類準備や交渉、英文書類のチェック、財務管理、現地の法律把握などといった仕事もあります。 この他に、国内での仕事には「技術営業」「国際営業」という部門もあります。 具体的には、国際協力事業として援助を行う機関(JICAなど)の担当者に営業をしたり、自分の会社で担当している仕事の進捗報告やトラブル解決の相談など、現地で起きている事象を、国内の担当者が面倒をみるという役割です。 海外に出ているスタッフは、PM(プロジェクトマネージャー=総責任者)を筆頭に技術者のグループとなりますが、あくまでも会社の社員なので、経営陣・営業部門・業務調整部門などの様々な指令の下で仕事をする一方、営業や業務調整の国内スタッフにも支えられて海外で仕事が出来るのです。 それから、開発コンサルに「企画」という部門を持っている会社は少ないと思います(経営企画などはありますが)。 プロジェクトの企画は、将来的にそのプロジェクトが受注できたら、現地に行くことになるであろう社員が企画します。 開発の仕事は、事前の調査、企画、提案、入札、受注、実際の事業実施、事後評価まで、全て流れが繋がっているので、同じ担当者となることがあります。 企画の社員が「企画作ったのであとよろしく」などということは、まずあり得ません。 上に書いた通り、開発コンサルの仕事は、海外に行くだけではなく、国内でも大切な役割があり、また海外に出ているスタッフをサポートするという点ではとても大事なポジションです。 こういう仕事に就くためには、学生時代にODAなどの国際協力・援助の体型や仕組みについてよく理解をしておくのがいいと思います。 また、実際の開発コンサルが担当する仕事の現場を、機会があれば見てみたらいいと思います(大抵の会社は、社会見学と言ってお願いすれば、現地の社員が対応してくれると思います)。 政治学や法学ももちろん大事です。国内でバックアップを行う場合、こうした知識があると(法律条文に対する拒否反応がないと)、とても重宝します。海外の法律事例も学んでおくといいかもしれません。 質問者様が挙げられたように、英語力も大事ですが、これは大体入社5年くらいでTOEIC800点が取れればいいというくらいのレベルです。 英語が出来ても仕事が出来ないと意味ないですからね!(笑) 海外で仕事してる会社では、英語が話せて当たり前です。「英語、話せます!」とアピールする学生がよくいますが、それは主に国内で事業をする会社に対して「私、日本語喋れます!」と言っているのと同じことですからね。 英語はあくまでも仕事上の道具でしかないので、それを持っていても武器にはなりませんから、あまり気にしなくていいと思います。 それよりも、実際に海外に行くことができるフットワークが大事です。英語が多少難ありでも、行けと言われれば行きます!というくらいの気合の方が大事かもしれません。 現在、開発コンサル業界は「手詰まり」の状態になっています。 「CV主義」と言われる人間の実績しか評価の対象にならない社会なので、若手が育たないという業界全体の構造不良を抱えています。 今、先頭に立って海外の現場で指揮をしている人は、ほとんど50代以上です。しかし、こうした問題も、コンサルに係る人間はみんな知っています。 こうした開発コンサル業界全体の問題も少し研究して、面接などのタイミングで、こうした問題を踏まえつつどう自分は活躍していけるか、というような展望が示せると、一目置かれると思います。 風穴をあける存在として注目されれば、文系でも採用される可能性は大です。 なにしろ、開発コンサルは「人」勝負ですから、技術がなくても人を引き付ける人間性があれば、きちんと評価してくれると思いますよ! 頑張って下さいね!

oh-kun
質問者

お礼

ご丁寧な補足説明ありがとうございます。 開発コンサルにもいろんな役割ごとに仕事が分担されているんですね。 自分で調べてみてもなかなか仕事の実態がわからなく困っていたので、教えていただきありがたいです。 そして現状の問題まで指摘していただきありがとうございます。 これから調べて、自分にどんな仕事ができるか考え、自分のアピールポイントを確立していきたいと思います。 今「国際協力入門」というJICAの方の講義を取っていて、ODAや様々な国際協力の勉強をしています。授業はあと少しで終わりますが、勉強は続けたいと思います。また、後期から始まるゼミは国際法を専攻することに決めました。 「人」勝負であることを忘れずに自分磨きを頑張りたいと思います。 本当にありがとうございました!!

その他の回答 (1)

  • bayu-bayu
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回答No.1

こんにちは。国際協力関係の開発コンサルに勤務している法学部卒の者です。 高い希望をお持ちのようで、感心します。頑張ってくださいね。 さて、質問への回答ですが、国際協力ができる仕事はたくさんあります。 JICA、国連、アジア開発銀行、世界銀行、開発コンサル、商社、総研系調査会社、NGOなど・・・。 質問者様の言う「修士以上・実務経験」を問われるのは、国連、アジア開発銀行、世界銀行くらいだと思います(もちろん実務経験や院卒の方が優遇される場合は多いですが)。 国際協力業界で働くには、院卒などの学歴、実務経験などよりも、「出身のフィールド(専門)」が問われる場合が多くなります。 『国際協力に興味があるのは分かるけど、どの分野で、どんな仕事が出来るの?』 ということです。 そう聞かれたとき、文系の学生は大変辛いです。 「英語が出来る」「相手の国の役に立ちたい」「社会のために」・・・。 こういう意識は大事ですが、それは文系の学生だけではなく、専門のある理系の学生にも共通して言えることなので、専門がない学生は敬遠されがちです。 特に、法学・文学方面出身の学生は、「開発」をテーマとした場合、途上国で出来る仕事はありまありません。 民間企業が本業とは別に社会貢献として行っているCSR部門は別ですが、国際協力自体をビジネスとして行っている企業は、技術者の採用を積極的に行っています。 技術者とは、建築・技術・土木・電気・通信など、いわゆる「ハコもの」を作る際に必要な人材です。 また「ハコ」ではなく「人」や「ソフト」と言われる、農業支援や保健衛生、人材育成などの分野でも、やはりその専門知識が要求されます。 ですので、文系・法学部出身の質問者様の場合は、こうした専門をどうやって身につけるか、あるいは、専門がなくてもアピールできるポイントが何なのか、ということが大事です。 JICAは基本的に新卒採用を行っていますが、法学部卒の学生への門戸は広くありません。 どちらかというと、前述の通り「手に職」を持った理系の専門家気質の人が多いです。もちろん文系もいますが。 開発コンサルでは、法学部など文系卒の学生も採用していますが、ほとんどが国内勤務の法務・総務系の事務職です(採用は総合職でも)。 商社や総研系コンサルは、広く分野に拘らず採用をしている会社も有りますが、業態が手広いだけに、国際業務を担当させてもらう人は、かなり少数です。 一番手っ取り早く、「やる気」「熱意」だけで国際協力に飛びこめるのは、やはりNGOです。 しかし、分野が特定されていることと、NGOの規模によっては、活動の種類がかなり制限されていたり、将来的な安定は希望できないなどのリスクは十分にあります。 CSRを「国際協力」と捉えている会社は注意です(?)。社内では儲けを出す部門ではないので、邪魔者扱いになっていたり、本業の業績が悪くなると一気にリストラ対象になる可能性があるので、安定的ではないですし、やはり本業が儲かって、その還元を目的としたCSR活動なので、本質的には国際協力とは違うかと思います。 いずれも一長一短ですが、自分のスキルを磨いて、やってみたいという熱意があれば、決して無理な話ではないと思います。 かく言う私も、文系・法学部(しかも政治系)出身ですが、開発コンサルという畑で、しっかりと国際協力の仕事をしています。 うちの会社は、文系出身は私1人です。他の社員はみんな技術者です。 逆に、そういう立場だからこそ、今まで技術者だけでは見えなかった「ソフトの部分」のアプローチが出来るということで、社内からは重宝されているくらいです。 例えば、技術者は「いいモノ」を作ることが一番の仕事ですが、その前段階で「どうしてそういうモノが必要なのか、国際協力の全体的な視野の中での重要性を伝える」という仕事は、やはり国際協力論や開発学を学んだ文系社員の方が強い場合もあるのです。 そういう「文系の役立つ場面」を知らない開発コンサルなどは多いので、就職活動の時にそういうアピールをしてみるもの、有効だと思います。 あと、海外を舞台に働くのであれば、やっぱり語学は大切です。 入社時点ではそれほど問われないかもしれませんが、早く外国語が身についている人は、海外の現場に出るのも早いと思います。 可能性のある開発コンサルは沢山あります。分野の専門に特化したコンサル(港湾や空港、道路、橋梁、設備などの整備を専門としている)から、いろいろな分野を手広くやっている総合開発コンサル(日本工営、オリエンタルコンサルタンツ、八千代エンジニアリング等)もあります。 長くなりましたが、質問者様がこれから私たちの業界に入って、いいライバルとなってくれることを願っています。 頑張って下さいね!

oh-kun
質問者

お礼

とても丁寧な回答ありがとうございます。 同じ法学部卒ということで、しかも現職の方のお話は非常に貴重でありがたいです。 いろんな方面での実際の文系の立場がよくわかりました。 確かに文系の場合は手に職がついていない分、アピールするのは難しいことですよね。 ソフト面での重要性をアピールするというのはとても共感できます。就活の際にはぜひ活用させていただきたいと思います。 質問に書き忘れましたが、私自身は海外に行って現地で働くより、日本での企画やサポートなどに携われたらと思っています。 開発コンサルタントに就職を希望する場合、学生時代にしておくべきことはどのようなことでしょうか。 自分なりに考えていることは、現在のTOEIC700点から800点を目指すこと、スタディーツアーなどで実際に途上国を訪れて自分の目で現状を見ること、また専門の法学や政治学の勉強をしっかりすること、を考えています。 もしその他にアドバイスがあれば教えていただけると助かります。 将来に向けてがんばりたいと思います!ありがとうございました。

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