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古今の秀逸な連歌をどうかご教示下さい。

古今の秀逸な連歌をどうかご教示下さい。 和歌から俳諧、現代ものまで、これはと思うものがありましたら、 是非ともご教示賜りたいと願っております。 また、海外であまり例がみられないように映るのは、私の気のせいでしょうか。 どうぞよろしくお願い申し上げます。

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  • kadowaki
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回答No.1

>古今の秀逸な連歌をどうかご教示下さい。 残念ながら、「連歌」に関してはいっこうに不案内なので、ここは自分の好きな歌の中から、さんざん迷った挙げ句、敢えて上代の歌一首を選んで紹介させていただきます。 さねさし 相模の小野に 燃ゆる火の 火中に立ちて 問ひし君はも   弟橘比売尊 ご存じでしょうが、倭建命東征の途次、走水海にて荒波に襲われそうになったとき、妻の弟橘比売尊が自らを海神への犠牲として捧げるべく、入水に際し、この夫を慕う哀切きわまりない歌を詠んだとのことです。 で、日頃夫への愛情を蔑ろにしがちな愚妻に「素晴らしいだろう、この歌!」と歌意を説明しながら紹介したところ、けしからんことに「私はそんなことで死にたくないわ!」と返ってきました。 後に、どうも農耕行事の野焼きに因んだ歌として人々に愛誦されていたのが、物語に合わせて取り込まれたのではないかという説があることを知り、ガッカリさせられたのを想い出します。 事実というものがいかにツマラナイものであるかを思い知らされました。 なお、走水海は現在の浦賀水道あたりだそうですので、お立ち寄りの際には三角波などにご用心なさると同時に、できますれば弟橘比売尊の霊を弔って上げて下さい。

mashumaro2
質問者

お礼

kadowaki様、こんにちは。 見つけて下さって、嬉しいです。どうもありがとうございます。 >残念ながら、「連歌」に関してはいっこうに不案内なので このようにご謙遜なさっていらっしゃるにしても、 やはり「連歌」は現代において主流ではないということでしょうか。 質問者自身言及するのも憚られるほどの学と素養の無さを憂いながらも、 世界的にみてもあまり例のないもののように思われまして、ちょっと伺ってみたくなりました。 皆で大縄跳びを跳んでいく、あの《連続性》がね、 歌の世界でも為し得るというのが何とも魅力的に映るのです。変でしょうか。 いえおそらく、歌の場合には、私がいつも蹴躓いて「ごめ~ん。」となるのでしょうけれども。 >さねさし 相模の小野に 燃ゆる火の 火中に立ちて 問ひし君はも   弟橘比売尊 二重の意味でご教示心より感謝申し上げます。 だって、最近私の回答先で、古事記だの万葉集だの、引用がやたら目に入り、 ちょっと上代のものが嫌いになりかけておりましたから。 kadowaki様のお話と共に、ああこれで、ようやく素直に感じ入ることができそうです。 本当にありがとうございます! >倭建命東征の途次、走水海にて荒波に襲われそうになったとき、妻の弟橘比売尊が自らを海神への犠牲として捧げるべく、入水に際し、この夫を慕う哀切きわまりない歌を詠んだとのことです。 あらま。 私だって「入水」したことがありますのよ。 東征の途次、東京湾にて、立てかけておいた我が子のつりざおの糸が絡んでエンジン不調になったとき、妻の私が自らを海神への犠牲として捧げるべく《の慈愛と善意をもって》、 入水に際し、夫じゃない、子どもの失態を一切咎めませんでしたから(自画自賛)。 でもね、船底のフジツボが強烈でね、もう二度と似た状況では潜るまい!と心に誓いました。 で、やっぱり「んもう、ちゃんとしっかり釣竿を管理しておきなさいよ~」と、 子どもに八つ当たりぎみに注意してしまったのは言うまでもありません(ダメな母親)。 >で、日頃夫への愛情を蔑ろにしがちな愚妻に「素晴らしいだろう、この歌!」と歌意を説明しながら紹介したところ、けしからんことに「私はそんなことで死にたくないわ!」と返ってきました。 ・・・そりゃあ、そうかもしれませんよ? だって、どう考えたって、他の言葉を期待する方が・・・ ・・・すみません、私も「貝」になります。ごめんなさい。 ちなみにフジツボはエビ・カニの仲間ですよね。 この手の話になると、天敵フナムシの話にまで行きそうですから自粛致します。 >どうも農耕行事の野焼きに因んだ歌として人々に愛誦されていたのが、物語に合わせて取り込まれたのではないか えええ~そうなのですか? 私でさえも酷い落差を感じます。 ちょっと、虚脱感。 いえ、でも。 意外と農作業のときに海に想いを馳せ諳んじるというのも、何となくわからなくもないです。 夫のために入水するって、他に世界で例があるのでしょうか。う~ん(疑問です)。 >走水海は現在の浦賀水道あたりだそうですので、お立ち寄りの際には三角波などにご用心なさると同時に、できますれば弟橘比売尊の霊を弔って上げて下さい。 え、そうなのですか! それはまったく存じ上げませんでした。 三角波が厄介なのは得てして午後ですので、なるべく全速力でGPSとにらめっこ、 早く帰港するように心がけてはいたのですけれども。 そういえば、「お守り」って、つけていませんでした。 車にはたしかあったはずなのに。  今度見繕うことに致しますね。←ぜんぜん「弔い」じゃあない もう幾つか質問をたてさせていただきたいと思います。 どうぞご笑覧下さいますよう。 本当にどうもありがとうございました。