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種間交雑はなぜ可能?
種とは生殖的隔離機構によって定義されているものですよね?では種間交雑とはなぜ可能なのでしょうか?ツツジやユリでは種間交雑によって作出された品種があると聞きますが・・・。詳しい方よろしくお願いします。
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ユリなどの品種育成に使われている方法は、胚培養または胚珠培養というものです。 交配が不可能(種子が得られない)といっても、受粉から種子の完成までのどの段階で止まるかというのは、植物によってバラエティに富んでいます。 ユリなどの場合は、受粉後、そのままでは種子にまではならないのですが、胚や胚珠を取り出して、培養してやることで植物体を得ることができます。 種間雑種というキーワードで、ネットを検索されると、いろいろ資料が見つかると思います。 ついでですが、種の中には、自然界で種間の自然交雑でできたと考えられるものがあります。 例えば、栽培種のタバコです。 染色体の倍数化等、なんらかの機構で、普段できない雑種ができたと思われます。 なお、生殖隔離は、定義といえば定義なのですが、実際の分類は、必ずしもこの点を基準にして行えている訳ではないです。
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- ramurame
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すみません、一部訂正です。 タバコのゲノム構成に認識不足がありました。 Nicotiana sylvestrisとN. tomentosformis の異質二倍体でしたね。 ただし、なぜ倍数化すれば種間交雑が可能になるのか、ということまでは、分かりませんでした。
お礼
どうもご丁寧にありがとうございます。
- ramurame
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胚培養や胚珠培養は、交雑して生じた胚や胚珠を生存させるための方法であって、 交雑そのものを可能とさせる方法ではないと思いますが? >染色体の倍数化等、なんらかの機構で その「何らかの機構」が何であるのかが分かりますか? と言うのが御質問の意図しているところではないのかなと思うのですが。 これは、sonnenblumenさんに伺ってみないと分かりませんけど。 タバコは倍数化していますが、倍数化しなくても種間交雑している例があると思います。 http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=172978 未だに勉強不足ですね・・・。 検索するなら、「交雑親和性」、「交雑不和合性」をキーワードとしても良いと思います。 結局は、遺伝的なことが関係するのではないかな?と思います。 現在の分類はそこまで考慮されているわけではありませんから。 親和性があれば、属間での交雑も可能と言うことでしょうね。
お礼
どうもありがとうございました。オファーしていただいたURLも大変参考になりました。親和性を決定する基準に興味が出てきます..。
お礼
どうもありがとうございました。示唆して頂いたことを調べてみたところ、確かに受精後に胚が退化してしまうような交雑では胚培養や胚珠培養で最後までフォローしたりするみたいでした。