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植物の種間交雑>動物

植物の種間交雑のほうが動物の種間交雑よりも不妊(sterile)になりにくい,のはどうしてでしょうか?

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  • suiran2
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回答No.1

どなたもお答えにならないようですので,聞きかじりました知識を… 大昔に,植物生殖生理の専門の先生方(岩波洋造先生もいらっしゃったように思いますが,忘却)が,「不和合性」「不稔」「種間雑種」等の内容のお話をしていましたが,その話の中に『植物は植物であるが故に生殖的隔離が起こりやすい。』『花粉等は生殖細胞ではなく,配偶体だから倍数化しやすい。』等のお話がありました。 わかりやすく解説しますと,ある植物が高山に適応すると,植物は動けませんから地理的隔離が起こりやすくなります。また当然高山に登った植物の花期は違ってきますから生殖的隔離が起こりやすくなります。同一地域の同一花期では「不和合性」や「不稔」という仕組みで交配を防ぐことが必要になりますが,隔離があるのならその必要がありません。ですから近縁の種では交配が可能となるというわけです。 次に,かなり離れた植物間でも交配が可能です。これは植物の花粉や胚のうは動物の精子や卵のように単細胞ではありません。配偶体といいまして多細胞体です。しかし,各細胞の細胞質の分化は十分ではありません。ですから二核性(倍数性)の生殖細胞が動物と違いまして出来やすいようです。倍数化すれば当然稔性を持ちやすいことになります。 古典的な知識しか持ち合わせませんので,自分が理解できた範囲内での話です。参考になりましたなら…

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