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繰延ヘッジ損益が「資産・負債」から「純資産の部」での表示に変わった理由

繰延ヘッジ損益が「資産・負債」から「純資産の部」での表示に変わった理由を教えてください 1999年1月に公表された金融商品会計基準では繰越ヘッジ損益を資産または負債として繰り延べるものとしていましたが、2005年12月に公表された企業会計基準第5号「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」では繰延ヘッジ損益を純資産の部で表示することになったのはなぜでしょうか?

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  • ベストアンサー
  • minosennin
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回答No.1

その理由は「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」第13項~23項に「結論の背景」として解説されているとおりだと思います。 この中で述べられているとおり、「財務会計の概念フレームワーク」が公表され、この中で負債が返済義務のあるものに限定されると同時に、資産と負債の差額として純資産が位置づけられたことです。そして純資産を株主資本とその他の項目に分離したことにより、従来あいまいだった負債と資本のいずれにも属さない中間的な項目の取扱いが明確になりました。 その結果、繰越ヘッジ損益だけでなく、新株予約権や少数株主持分も純資産の中のその他の項目に表示されることになった訳です。 いずれにしても根本的には会計基準の国際的コンバージェンスの流れに従ったものと云えるのではないでしょうか。 https://www.asb.or.jp/asb/asb_j/documents/docs/ketsugou-2/ketsugou-2_1.pdf