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アフリカが白人社会化しなかった理由は?
アフリカが白人社会化しなかった理由は? 北米やオーストラリアの先住民は絶滅といってよいほどの人口減に見舞われたのだと思います。一方、アフリカは先住民が国家を築いています。この違いは何に基づきますか。 アフリカの方がヨーロッパに近く、早くから侵略を受けていて条件が悪かったのに壊滅するほどの被害を受けなかった理由を知りたいです。 よろしくお願いします。
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>北米やオーストラリアの先住民は絶滅といってよいほどの人口減に見舞われたのだと思います。一方、アフリカは先住民が国家を築いています。この違いは何に基づきますか。 もともとの人口の差では? アメリカ大陸が西洋人に発見された当時のアメリカ合衆国内の先住民 200万人(中南米を含めればもっと多くなるが…。) オーストラリアが西洋人に発見された当時の先住民 50~100万人 アフリカの人口 0.7~1.5億人 無論この時代に正確な戸籍調査など無く、西洋人による推測なのですが、奴隷貿易で一説によると1,500万人もの黒人がアフリカから連れ去られながらも、民族として有る程度の規模と文化が現在でも残っている事から、当時でも相応の人口があった事は確実です。 (ちなみにヨーロッパの人口が1億人くらいだった←教会等の調査) また奴隷貿易の対価として西洋の武器が支払われていた事からも分るように、当時のアフリカは、人を奴隷として売る必要性が有るほど武器の需要が有り(部族間抗争が激しかった)、且つそれなりには使いこなしていた訳です。 アメリカ大陸の様な民族殲滅に近い無茶が出来る状態ではなかった訳です。 (19世紀になってもズールー戦争などの様に、大敗を喫する局面[本国からの大量の増援で勝利した]すらあった。) あと、アフリカ北部は当時のヨーロッパと対等以上の力を持っていたオスマン朝トルコの勢力圏ですし、中南部であっても軽率な事をやろうとすると、ヨーロッパに近いだけに直ぐに他の国が、その対象の部族に支援を始めたりするので簡単には進みません。 遠くだったからこそ、あんな無茶が出来たとも言えるのでは?
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- bismarks05
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まず、基本的には、アフリカはマグリブ(サハラ以北)は、元々白人社会です。 従って、アフリカの一部は、原初から白人社会と考えるのが常識で、質問は基本的に認識に間違いがあります。 あくまでもサハラ以南のアフリカで回答するならば、混血化が原因と言われています つまり、白人との混血化が進む地域ほど、白人人口が増加できる背景があるようです。 アフリカは白人との混血化が進まなかったことが、白人社会化しなかった主因と考えられます。 まずは、アフリカの先住民も多くが滅亡している事実があります。ただ、新大陸のように全滅・壊滅に至らなかっただけに過ぎません。 簡単にいえば、アフリカの一部の先住民を取り込んで植民地支配したから、一部の先住民だけが特権化して残っている。 実際、アフリカ諸国が独立を果たすと、植民地支配の手先だった部族と植民地支配と戦った部族間で内戦になります。 先住民を全面的に排除した新大陸と部分的に利用したアフリカでは事情が異なります。 簡単に説明すると、早い時期にアフリカ進出を果たしたが、圧倒的火力を持たない宗主国は、植民地の部族間対立を煽って、相対的に優位な地位な立場で市場の要所だけを支配していた。 しかし、新大陸は、圧倒的火力をもって制圧が可能で、しかも、植民地の市場を全面的に収奪する必要性があったことから、決定的に先住民を排除する傾向になった。 以上のような簡略化した説明が可能です。
お礼
拝読しました。 1.>> 質問は基本的に認識に間違いがあります。<< これ以前に関して 質問文から、サハラ砂漠以北に着目して「基本的に認識に間違いがある」というのは、「認識に間違いがある」と思います。 「日本は工業国である」、これに対して「否、農村では工業化されていない。基本的に認識に間違いがあります。」と発言するのに似ています。 bismarks05さんと私では、言語感覚が違うようです。言語感覚は長い期間を経て培ってきた結果ですから、急には摺り合わせが出来ません。ご主張は分かりましたが質問文に認識違いがあるとは思いません。 (なお、今回の質疑に関係ありませんが「日本は工業国である」、これに対して「否、商業国である。」というのであれば、論理の展開によっては、分からなくはありません。) 2.「混血が進まなかった」というのは分かります。しかし、その先の何故、混血が進まなかったかを考えないといけないのではないでしょうか。この理由を考えた結果が、気候や疫病などの関係で侵略者にとって暮らし易い土地ではなかった、という発言になるのだと思います。 なお、私はそれらに加えて侵略者の先住民に対する生理的嫌悪感が無視できないと思っています。品の良い方々は、敢えてそういうドギツイ理由を挙げるのを避けているのではないかと想像しています。 3.部族の一方に(あるいは両方に)武器を与えて争わせたのは分かります。その際、酒類、煙草類の依存性の強い物質を与えて、これを侵略者から入手するために戦わざるを得ない体質にしておくのが侵略者の常套手段だったらしいのも分かります。ここまではアフリカでも北米でも豪州でも同じです。しかし、アフリカでは残った部族が大量にあります。北米や豪州では残った部族があるとはいえないほどにまで殲滅されました。 >>アフリカでは一部の先住民が特権化して残っている。<<のに対して、北米や豪州では特権化して残れた部族がない理由への言及がないと私には分かりません。これへの答えが >>先住民を全面的に排除した新大陸と部分的に利用したアフリカでは事情が異なります。<<・・・・・これなのかもしれませんが、依然として何故、アフリカでは先住民を部分的に利用したのかが分かりません。 4.圧倒的火力を持たない早い段階でのアフリカ支配は一部の部族を残さざるを得なかった、というのは分かります。しかし、侵略者が圧倒的火力を持った後でもアフリカ先住民は殲滅されませんでした。この理由への言及がないと私には分かりません。NO.5でいうようにアフリカ先住民は武器を使いこなしていて侵略者の思いのままには出来なかったというのであれば分かります。 このご回答は示唆に富み、傾聴すべきで正しいのかもしれません。しかし、この文面からは分かったという気分になれませんでした。ワカランチンで済みません。 有り難うございました。
- hortensia
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NO.3様の補足になるでしょうか。 アフリカ大陸にはヨーロッパ人よりずっと前から、同じく白人であるアラブ人が強大な国家(イスラム帝国)を築いていますが、彼らがサハラ砂漠以南を制圧できなかった大きな理由として、アフリカ睡眠病という病気の存在があげられています。
お礼
風土病にはアフリカ睡眠病があって、これも他民族の侵略を困難にした要因の一つに追加されるべきかもしれません。 どうも頭が朦朧とするという症状からすると、私も罹患しているかも。そして我が家にもツェツェハエが棲息しているかも。 有り難うございました。
>一方、アフリカは先住民が国家を築いています。 絶滅するほど人口が激減しなかったという意味ではそうですが、すんなり国家を築けたわけではありませんよね。長らく植民地の地位にありました。今でもその影響が後を引き、国家運営が上手く行っていない国が多いです。 脱線失礼しました。
お礼
国家運営が上手くいっていない程度なのと、保護区(保護というのも随分不当な呼び名ですが)で暮らすのとは大違いです。脱線を承知の上とあれば無罪です(?)。 有り難うございました。
- nishikasai
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北米のインディアンは白人と争い勇敢で強かったと聞いておりますのであてはまるかどうか知りませんが、中南米のインディオは体が弱かったんです。わたしはブラジルに長年住んだ日本人ですが、歴史を勉強してわかったんですが、当初ポルトガル人たちはインディオを奴隷として使いました。ところがインディオたちは慢性の栄養失調状態にあり、体が弱く重労働をさせるとどんどん死んでいき使い物にならなかった。それでポルトガル人は黒人を奴隷としてアフリカから連れてきました。黒人は体力があり、奴隷の重労働に耐えました。つまり体力の差であったのだと思います。
お礼
体力の強靭なるのは容易に納得できます。これも考えるべき要因に追加されるべきかもしれません。 有り難うございました。
- tanuki4u
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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E7%84%B6%E7%97%98 欧州の人口の 1/3から2/3が死んだらしいから、アメリカでも同様な殺傷率と考えてもよいかと。 特に、牛馬がいないアメリカではさらに甚大だったかと。 ※ イギリス軍は、意図して感染させているようです。
お礼
分かりました。 NO.2でいう「一種の生物兵器」が病疫の恐ろしさを表す比喩でなしに 「北アメリカでは白人によって故意に天然痘がインディアンに広められた例もある。フレンチ・インディアン戦争では、イギリス軍が天然痘患者が使用し汚染された毛布等の物品をインディアンに贈って発病を誘発・殲滅しようとした。19世紀に入ってもなおこの民族浄化の手法は続けられた。」 こういう事実を踏まえての表現であれば、北米先住民の人口減を疫病に求めようとする説に対して、蛮行を薄めようとの意図を感じなくなります。 有り難うございました。
- yot15
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劣等白人と言う言葉が有ります。白人は熱帯地方で長く生活して、妊娠出産をすると、劣性遺伝をする場合が多く、このため大航海時代から熱帯地方には定住しないようにして来たようです。映画や小説には、女性の一人旅が良く出てくるのは、そのような理由が存在するための様です。 北米大陸やAUSTの先住民の人口が激減したのは、白人の迫害が主な原因です。明文化した契約の習慣の無い先住民は、土地を入植白人に言いように契約で掠め取られたのです。それで条件の悪い土地に住まざるを得なく、人口が激減したのです。この地方の多くは、温帯地方で、白人の居住に適していたのです。
お礼
少なくとも、超長期で観れば太陽エネルギーと肌の色とは密接に相関しているのは事実なのだと思います。 ヨーロッパへのアフリカ系移民の乳幼児にクル病の発症が見られるとのニュースがありました。彼らには太陽熱を希薄化する機能が備わっていて、これが欧州の弱い太陽光の下では災いになるとの説明のようでした。 逆も真なりで、劣等白人と言う言葉があるのも肯けます。健康上、アフリカには住み難かったのかもしれません。 北米や豪州での原住民の殲滅状態を白人のもち込んだ疫病説で説明するのは、まるで自然減みたいに聞こえて眉唾ものに思えます。私も直感としては、侵略者の明瞭な意図の結果だと思うものの知識がないので主張することは出来ません。 有り難うございました。
- bougainvillea
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ブラックアフリカは熱帯気候でマラリアや黄熱病などの疫病が あったのが大きな原因かと思います。大航海時代~18世紀では 医療レベルも低く、これを乗り越えるのは大変でした。 白人はアフリカの土地を侵略するよりも 黒人を奴隷化して新大陸に運ぶようにしました。
お礼
疫病、特に自分達の経験していない病状を呈するものには恐怖するのがよく分かります。 北米や豪州には然したる風土病がなかったとすると、この説は有力な気がします。 有り難うございました。
- tanuki4u
- ベストアンサー率33% (2764/8360)
旧大陸と新大陸 この両者で、それまでかかってきた病気が違う。 新大陸に旧大陸出身の白人が到達したときに、旧大陸の病気に対して免疫のない新大陸の人間は、バタバタ死んだ。一種の生物兵器です。 アフリカは、病気に関しても経験を共有しているので、その生物兵器が有効でなかった。 http://www.soshisha.com/book_search/detail/1_1005.html
お礼
疫病説もよく目にします。要因として無視できないのかもしれませんが、半信半疑です。侵略者側の蛮行を薄めようとの意図がありはしまいか、と考えるのは氏と育ちが悪いせいかもしれません。 ご紹介の書物は手にとってみます。読むかどうかは判りません。「どこまでチンパンジー」は読んだことがあります。実は同書にあったタスマニア先住民の絶滅話が今回の質問の遠因になっています。 有り難うございました。
- tpg0
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Wカップで注目されてる南アフリカ共和国は人口比率こそ白人は少ないですが、白人社会です。その根拠は富裕層の大半が白人だと言う事です。 アフリカも殆んどの国が西洋諸国に植民地支配された歴史がありますが、資源目的に植民地化されただけで、白人が居住出来る気候環境ではなかったのが白人社会にならなかった大きな要因だと思います。 実際、赤道直下の環境で紫外線に弱い白人が住めると思いますか? その点、南アフリカ共和国は南緯30°ですから、オーストラリアのシドニーあたりと変わらない気候なので白人が居住出来たのだと思います。 南アフリカ共和国は金の産出量が世界一だと言うのも大きな理由になると思いますが、サハラ砂漠になってる国々に白人が住み着く理由が見当たりません。
お礼
1. 初めの2句目までは質疑が噛み合っていません。tpg0さん向きに表題を変更します。 「アフリカでは何故、先住民族が絶滅状態にならなかったのか」、こうします。本文は変えません。 2. 気候が緯度だけで決まらないのは当然として、緯度30°限界説に立つとします。この場合、チリ、アルゼンチン、パラグァイを除く中南米諸国に白人は住めない理屈になります。メキシコからブラジルまで中南米諸国の大半は北緯30度から南緯30度の間に分布しています。 3. アフリカの大半は中南米の緯度と変わりません。気候だけをいうなら中南米諸国に居住できる人種はアフリカにも住めそうに思えてしまいます。 4. アフリカは砂漠だけではありません。緑地も豊富に分布しています。 もしかすると、お説のように気候が重要な要因になっているのかもしれません。仮にの話ですが、気候に風土病や先住民族の絶対数の多さなどを加味すると説明がつくのかもしれません。ただ、このご回答のままでは、半信半疑です。 有り難うございました。
お礼
絶対数の違いを主因とする考え方は分かり易かったです。 また、侵略者と一口に言っても、実は多くの勢力が呉越同舟で互いに牽制し合っていて、特定の一国の自由には成し得がたかったとの説は新鮮で、納得できました。北米や豪州は遠すぎて、他国の目が届かぬが故に悪事が働けたのかもしれないとの説は傾聴に値すると思いました。 このご回答に他の要因を少しずつ加味したものが真相だった気がします。 有り難うございました。