- ベストアンサー
日本の警察事情(カーチェイス)
日本の警察事情(カーチェイス) よくテレビで、盗難車に乗った犯人を警察がひたすら追い回している映像を見ます。 ただ、あれって考えれば迷惑な行為だし、ましてや2次被害をもたらす可能性もありますよね。 なんで、日本ではひたすら追い回すだけで、 相手にまきびしを撒いたり、ピストルを撃ってタイヤをパンクさせたり 警察の車両が逃走者の車に捨て身で体当たりをして止めたりしないんですか? 何かそれを禁止する法律があるのでしょうか? 乱文になりましたが、よろしくおねがいします。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
まきびし撒いた後に回収漏れがあって、一般車両がパンクしたり、歩行者がケガしたら? ピストルを撃って、外れた弾や跳弾で無関係な人間にあたったり、物が壊れたら? 相手車両に体当たりした結果、逃走車両がコントロールを失い民家に突っ込んだり、歩行者に接触したら? すべて非難されるは警察です。 強硬手段を使ったところで、成功すれば良いですが、失敗すれば大問題となりマスコミに叩かれます。 そういった非難の積み重ねにより、日本の警察では強硬手段を取ることが難しくなっています。 >何かそれを禁止する法律があるのでしょうか? 逆に言えば警察だからといって、法律を破って良いわけではありません。 まきびしを撒いて、タイヤをパンクさせる → 器物破損、道路交通法違反 ピストルを撃ってタイヤをパンクさせる → 逃走車に対しては正当防衛が成り立ちませんので、器物破損・殺人未遂 警察の車両が逃走者の車に捨て身で体当たりをして止める → 器物破損、道路交通法違反 警察がこれらの行為を実行するには、このまま放置すれば2次被害が起こる事が明白(可能性があるではダメです) な場合や、自信の命が脅かされている状況(正当防衛)でなければならないでしょう。
その他の回答 (2)
- phj
- ベストアンサー率52% (2344/4489)
日本は、個人の所有権の概念が強いことと、それを緊急停止する法概念が無いからです。 ちょっと違った例ですが、欧米の建物だと消火器の横に斧が置いてあることがあります。これは消防斧といって、緊急時(火災など)のときにドア破ったりする必要があるときに使用するためにあり、緊急時にドアを壊しても原則的に「緊急避難用件」に該当すれば、後で弁償する必要がありません。 ところが日本ではこのような法律(と成立要件の概念)が無いために、このような道具を設備することができません。よくエレベーターに何時間も閉じ込められた、とやっているのは有資格者以外が非常操作をすると、あとで罰則がくるから誰も(特にビルの管理をしている人々)手を出せないからです。 警察の仕事も同じで、原則的に個人の資産を直接毀損させる行為はできないのです。これは警察権ではなく、民法の概念ですので、法制化して緊急時は車をぶつけて止めてもよい、まきびしをおいてもよい、という法律を作らないと警察はそういう行動ができないのです。 ですから、ぶつけて停止させることが出来るのは、犯人を止めないと他の市民に危害が及ぶか、直接的に警官自身に死の危険があるときだけということになり、これは拳銃使用の要件と同じになるのです。 一部の府県では、バイクを強制的に停止できる器具を開発しているようですが、テストの内容は「危険な停止させられて、人はもちろん、車両も傷がつかないもの」ですので、決定的なものはなかなか出来ないようです。 外国では軍隊を出動しなければならない「有事」が想定されていて、戦争を阻止しないと、個人の財産や命が失われるため、これが究極の民法の一部停止要件であり、そこから犯罪や火災などの非常時の市民権の一部停止が類推されているのですが、日本は有事立法がありませんので、このような状態を類推して使うための法律自体がないのです。 そのため、日本では個人の正当防衛も相当制限されています。 だから止められないし、ピストルも撃てないのです。
- kumap2010
- ベストアンサー率27% (897/3218)
「日本では」って書いてますが、海外でもまきびしやピストルは無いですよ(笑) パトカーを使って体当たりしたり壁を作るのは日本でもやることがあります。 ただ、狭いお国事情があるので大規模な暴走族などに対してしかしません。 その辺の路上でやったら他の車が巻き込まれて大惨事になりますから。