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ゴジラが吐くのは?
放射線(であるはず)ですが、これは放射能といわれています。 ここで、質問ですが、放射線と、放射能がごっちゃになっている人って、どれぐらいいます? やっぱり原因はゴジラなのでしょうか? ちなみに私は、以前授業で突っ込まれるまで気づきませんでした。 それと、専門の方、あの色から判断して、何線が出されているのでしょうか?
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直接の回答ではありませんが,面白い質問なので御参考までに。 手元に「ゴジラ生物学序説」(サーフライダー21編,扶桑社文庫)という本があります。これは,既に名前の出ている「空想科学読本」等と異なり,各分野の専門家(大学や企業の研究者)が夫々の専門の分野から「ゴジラ」という生物種について,『あくまでも現実を踏まえつつ,かつ現実と対峙しながら,すなわち存在するものを武器にしながら」論じたものです。 その中に「ゴジラは放射能をどのように貯蔵し放出するのか」という章があります。それによると,『ゴジラは水爆実験や原発を襲ったとき,放射性物質を多量に摂取』していて,『これらの放射性核種が体内に存在し続け,放射能火炎を吐くときに口から放出される』そうです。 で,ゴジラが食べた放射性物質として,原子力発電所のウラン235とそれに由来するキセノン133,135,クリプトン85,ヨウ素132,ストロンチウム89,90,セシウム134,137,テルル132,ウランを推定しています。そして,放射能が蓄積しうる組織を「骨」と想定した上で,「骨」に蓄積しやすいアルカリ土類金属のストロンチウム90とウランが蓄積しているとしています。 ここで,ウラン自体は半減期が長くウラン自体の放射能量はわずかである事やストロンチウム90の放射能量がばく大である事から,ゴジラの吐く放射能火炎の中の成分を『核分裂で多量に発生したストロンチウム90などを含む核反応生成物』と推定しています。 これを元に,その放出する放射線を『約 0.54 メガeV のβ線のみ』としています。ちなみに,β線が骨の中で飛ぶ距離は約1ミリとゴジラの身体に比べると極めて短いため,ゴジラは放射線被爆を逃れているそうです。
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- sailor
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ゴジラに関してはあの手の空想科学物でよくある、言葉の意味よりその響きだけで命名する傾向のひつでしょう。確かにクチから吐き出すのですから、放射線または放射性物質というのが本当でしょうね。 空想科学読本という本があるのですが、この種の話の矛盾点を拾い集めたような本です。たとえば宇宙戦艦ヤマトではお互いに向かい合って進行方向上にいる敵と盛大に撃合いをやっていて被弾すると盛大に爆発していますが、見事な自殺行為ですね。宇宙空間では空気抵抗が無いため爆発によって飛散した破片はその速度(爆発した艦の速度に爆発で加速された分を加えた速度)のままで、四方八方に飛び散ることになります。そこに発砲した艦の速度も加わるわけですから、小さな破片でもあたれば致命傷になりかねませんね。とり方によっては面白いので一度読んでみてはいかがでしょう。 少々脱線しましたがお許しを・・・
お礼
>ゴジラに関してはあの手の空想科学物でよくある、言葉の意味よりその響きだけで命名する傾向のひつでしょう。 確かに、これは王道ともいえる傾向ですよね。 そして、この傾向はその後のヒーローものに引き継がれていくのですね(特に巨大ロボットもの)。 >空想科学読本という本があるのですが… これは、私の愛読書です。多分、全てのシリーズを読破していると思います。ただし、本屋で立ち読みですが。ヤマトのは、確かすれ違ったらまた、次の攻撃機会が来るまで結構時間がかかるというのもありませんでしたっけ?私は、あの挿絵が面白くて好きなのですが、sailorさんはどうでしょうか? 私もかなり脱線してしまいましたが、ありがとうございます。
- ADEMU
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私も放射線だと思います。要は放射線治療で使用する放射線と同じものをゴジラが口から吐いているのだと思います。ただ、時代によりゴジラがより強力になり吐き出すものがエスカレートしてきたんじゃないかと思います。 私も仕事がらRIを使用していますが、殆どの人はこの放射線と放射能の違いを理解できていません。悲しいことです。 報道でも「放射能もれ」などという言葉を聞くたびに情けなくなってしまいます。
お礼
放射線派が来てくれましたね。初代は放射能火炎で決定なのですが、その後は、熱線だとか言われ始めていたので(そういうサイトもありましたし)、すっごく弱気になっていました。(でも、放射線説も怪しくなってきました) >私も仕事がらRIを使用していますが、殆どの人はこの放射線と放射能の違いを理解できていません。悲しいことです。 これは、確かに日本で一番誤解されている科学現象ですよね。何をどうすれば、こういう風になってしまうのか?と不思議に思う今日この頃です。 >報道でも「放射能もれ」などという言葉を聞くたびに情けなくなってしまいます。 私は、テレビに突っ込むのが趣味(悪趣味だとか言わないで下さいね)なので、こういう突っ込めることを言ってくれるとすごく突っ込みたくなる性分なのですが。普段使われる方となると、情けなくなるのですね。
原子力分野に関するゴジラの科学考証は、放射能と放射性物質と放射線と、さらには核燃料物質とまでを混同しているくらいムチャクチャです。 恐ろしいことに、ゴジラが原発に燃料補給に現れて叩き壊し、ゴジラが「放射能を食べる」と、周辺の放射線が見る見る減るんですよ。核燃料じゃなく放射線そのものがエネルギー源なのか?! なので、あまり突っ込んでも仕方がないと思うんですが。 ところで、α線もβ線も電離作用はあるので「電離放射線」です、念のため。
お礼
>原子力分野に関するゴジラの科学考証は、放射能と放射性物質と放射線と、さらには核燃料物質とまでを混同しているくらいムチャクチャです。 本当にあそこまで行くと、逆にどこをどうすればあんな風になるのかと感心してしまいませんか? >恐ろしいことに、ゴジラが原発に燃料補給に現れて叩き壊し、ゴジラが「放射能を食べる」と、周辺の放射線が見る見る減るんですよ。核燃料じゃなく放射線そのものがエネルギー源なのか?! そ、それは知りませんでした。ゴジラは、放射線がエネルギーだったのですね!放射線って、結構エネルギーがあるので、あんなにでかい体でも、結構長持ちするんですね。とすると、もしかして、ゴジラが吐いてるあれって、排○物ですか?それとも○ロ(お食事中の方、申し訳ありません) >なので、あまり突っ込んでも仕方がないと思うんですが。 といわれても突っ込みたいです。。。 >ところで、α線もβ線も電離作用はあるので「電離放射線」です なんか、はるか昔にそう習ったような。。。だんだん思い出してきました。ありがとうございます。
- ruehas
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こんにちは。 紹介されたH.P.には「放射能火炎」と書いてありましたね。 我々はあれを「放射能光線」と呼んでいました。 確かに、ゴジラは武器として放射能を使っていたんです。 懐かしや、東映がまたゴジラ映画を作った、といって映画館へ飛んで行ったのが「新作ゴジラシリーズ」の一作目、田中健が主演したやつです(面白かった~)。 その時は何故か「熱線」になっていました。 自衛隊の対ゴジラ兵器「スーパーX」にはゴジラの熱線対策が施されていると映画の中で言ってましたから間違いありません。 考えてみれば、放射能で戦車や「移動式メーサー砲(これはゴジラ映画必須アイテムですね)」を次ぎから次ぎへと破壊してしまうというのもおかしな話です。 昔は放射能といったものにあまり認識がなくて、放射能そのものがSFチックだったんじゃないでしょうか。 それでも、21世紀も間近に迫る平成の世では、やはり放射能火炎では押しと通せるものではありません。リニューアルを期に科学的設定を見直したんじゃないでしょうかねえ。 ご指摘の通り、放射能と放射線の違いをあまり理解していないひとは結構多いと思います(大概のひとは実生活に関係ないですからね)。 質問者さんの説明の通り、α線とβ線は放射線ではなく「粒子線」ですよね。高いエネルギーを持ったα、β、γ、δをひっくるめて原子の周りの電子を電離させたり、励起させたりして起こる連鎖反応が放射能と言えば良いのでしょうか。 ただ、更にややっこしいのは、放射線と言ってしまうと基本的には電波も光も全て含まれてしまうということです。ですから、γ線やδ線など電離作用を持つ放射線は厳密には「電離放射線」と呼ばなければなりません。イマイチ良く判りませんね (^ぅ^; だけど、ゴジラのせいじゃありませんよ。 元々ゴジラは人類の核開発の危険性を問題提起した立派な映画じゃないですか。 核エネルギーを使うか使わないか議論するにしても、正しい認識を持つことが大切ですよね。 我等がスーパーヒーロー、ゴジラは偉いんです。 今日も満塁ホームランを打ったそうです(誰のこっちゃ)。
お礼
>紹介されたH.P.には「放射能火炎」と書いてありましたね。 我々はあれを「放射能光線」と呼んでいました。 確かに、ゴジラは武器として放射能を使っていたんです。 う~ん、そのようですね。(最初に、放射線だと言い切っちゃった私の立場はすでに崩壊しつつあります) >考えてみれば、放射能で戦車や「移動式メーサー砲(これはゴジラ映画必須アイテムですね)」を次ぎから次ぎへと破壊してしまうというのもおかしな話です。 確かに、放射線だったら通過するか、途中で止まるか、どちらかですからね。放射能でも同じことが言えますが。(でも、放射線にも、波と物質の性質があるとおもうんですけど。はぁ、苦しすぎますね。) >元々ゴジラは人類の核開発の危険性を問題提起した立派な映画じゃないですか。 核エネルギーを使うか使わないか議論するにしても、正しい認識を持つことが大切ですよね。 それは、そうですね。肝心なことを忘れていました。もともとは、これを題材とした映画でしたね。 >今日も満塁ホームランを打ったそうです(誰のこっちゃ)。 確か、8号でしたっけ?
- ARC
- ベストアンサー率46% (643/1383)
私は放射線だと思ってたクチなんですが、ひょっとしたら放射能かもしれないですねぇ。 吐く前に背中が光るのは、多分体内で核分裂を行って放射性物質を製造しているのでしょう。 んで、それをペッと吐き出すと、高エネルギー粒子が自己発光して、あのように見えると。 考えすぎかな(^^;
お礼
私も、実は#1の方への補足を書いてる時に、放射能(放射性物質)を吐いてるんじゃない?って、思ったりもしたんですが、放射線と質問文でいってしまったものですから、これは気のせいで、本当に放射線を吐いているんだと考えるようにしました(笑)。でも、その後に放射能火炎(これは初代では確実)や熱線説が出てきたので、立場が危ういです。やっぱり、放射能(火炎)でいいのでしょうか(だんだん弱気になってきました)?
- ginga3104
- ベストアンサー率23% (510/2208)
えっ?放射線?単なる熱線じゃ無いのですか? 僕は、水爆実験などの影響でゴジラが誕生しただけだと思っていましたよ。(違うのかな?) 下記のHPの「ゴジラ映画の怪獣たち」でゴジラで見て下さい。 【ゴジラ on the Web】 http://www.godzillamovies.org/monstrositys/FrameSet.html
お礼
ここでは熱線になっていますね。あれれ、私の中では、放射能を吐くだと思っていましたが。私の感覚が違うのでしょうか。確かに、周りの人が被爆したという感じがしないから熱線かもしれませんね。
- Hageoyadi
- ベストアンサー率40% (3145/7860)
少なくとも初代ゴジラが吐いていたのは「放射能火炎」のはずです。放射能/放射線/放射性物質の区分があいまいなのはマスコミの影響が大きいんじゃないでしょうか(宇宙戦艦ヤマトを含む)。全部ひっくるめて放射能と呼んでるようですね。 余談 対して、初代ガメラは火炎を吐きましたが、彼の食料は「火」そのものでした。ですので、文字通り「吐いて」いたんですね。射程距離が短いのもうなづけます。消化不良でも起こしてたんでしょうか?
お礼
>少なくとも初代ゴジラが吐いていたのは「放射能火炎」のはずです。 はい、そのとおりです。 >放射能/放射線/放射性物質の区分があいまいなのはマスコミの影響が大きいんじゃないでしょうか(宇宙戦艦ヤマトを含む)。 私のイメージとしては、ゴジラが放射能を吐くと言われていたので、これが原因なのかと思っていましたが、マスコミが原因ですか!!!そういえば、マスコミもひっくるめて放射能と呼んでいますね。ガミラス(でしたよね)が、地球へ攻撃したのも放射能だったんですか? 余談、笑いました。ガメラは、亀のくせに火を食べていたんですか?彼(多分)は火を吐くということしか知りませんが本当に吐いていたんですね。おっしゃるとおり、消化不良だったかも知れませんね。それとも潰瘍だったとか?
- Singollo
- ベストアンサー率28% (834/2935)
目で進行が追えるスピードですし、あれは放射線(ビーム)というよりは放射能火炎(ガス)でしょう
お礼
>目で進行が追えるスピードですし 関係ないけど、ガンダムのビームライフルも、エヴァのポジトロンスナイパーライフルも目で進行が追えましたね。 >あれは放射線(ビーム)というよりは放射能火炎(ガス)でしょう 調べてみたら、初代ゴジラは、放射能火炎を吐いているといわれていました。確かに、あれは放射線ではなくて、放射能火炎かもしれませんね。いつ放射能を吐くに変わったのでしょうか?
- nes_
- ベストアンサー率25% (161/643)
まず、 放射線と放射能は、どのように違うのですか?あなたの簡単な解説をお願いします。
補足
放射線というのは、放射性の原子が崩壊する時にだされる物質と波の性質を持つもの。 具体的に、ヘリウムと同じ核(陽子2個と中性子2個)が正体である、アルファ線と、電子と同じ質量、電荷を持つ素粒子が正体であるベータ線、と中性子が正体である中性子線と、原子が崩壊する際にあまったエネルギーを放出する時に出る、ガンマ線のこと。(ものによっては、ほかにもいろいろなものが含まれるけど、これぐらいで) 放射能とは、放射線を出す能力。 こんなものでそうでしょうか。(簡単じゃないですね(汗))
お礼
>手元に「ゴジラ生物学序説」(サーフライダー21編,扶桑社文庫)という本があります。 これは私も知りませんでした。そんなものがあったとはと驚きです。でも面白そうですね。 >その中に「ゴジラは放射能をどのように貯蔵し放出するのか」という章があります… これは、とても興味があります。そうですか、ストロンチウム90とウランなどが骨みたいなものとして蓄えられているんですね(脂肪みたいなものじゃなくて)。これは知りませんでした。それで、吐いているのは『核分裂で多量に発生したストロンチウム90などを含む核反応生成物』だったんですね。 放出する放射線が、0.54MeVのベータ線のみなんですね!それでいて、ベータ線が通過できる距離は1mmだから、大して影響はないと。 とても参考になりました。ありがとうございます。