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‘とんとある話’の意味を教えてください。

‘とんとある話’の意味を教えてください。 大江健三郎『同時代ゲーム』の一節。「とんとある話。あったか無かったかはしらねども、昔のことなれば無かった事もあったにして聴かねばならぬ。」の中の「とんとある話」の意味、もっと詳しくは「とんと」の意味が分からないです。その意味を教えてください。

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  • cyototu
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回答No.3

これは、「たんとある話」の間違いではないでしょうか。「たんと」とは京言葉にあり、一杯とか沢山と言う意味で、「たんとおたべ=沢山お食べ」などと使います。沢山の幼児言葉あたりから変化した可能性があるかも知れません。 一方、「とんと」は「とんと聞いたことがない」とか「そのことをとんと忘れてた」などと使われ、全くとか、一向にと、かすっかり、などの意味です。 大江健三郎のその本は読んだことがありませんが、その言葉の次にある文章から察すると、どこにでも一杯ある話なので、聞いて置いは方が良いと言う意味に取れます。もしそうなら、「たんとある話」になるはずです。 もし「とんと」を正しい使い方通りに解釈すると、「とんと聞いたことがない話」とするか、思い切り端折って、「とんとない話」と書くのが筋だと思います。 私の印象では大江健三郎が言葉の意味を誤解して使ってしまったのではないでしょうか。

studyjpjp
質問者

お礼

詳しい説明ありがとうございます。助かりました。

その他の回答 (2)

  • debukuro
  • ベストアンサー率19% (3634/18947)
回答No.2

そういうことはとんと無かった 昔からそんな話は聞いたことがない、の意

studyjpjp
質問者

お礼

ありがとうございます。明確な答えで助かりました。

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.1

 「とんと」の文脈を見ると「昔話」を修飾する言葉のようです。  「ずうっと言い伝えられて来た」という意味ではないかと思います。間違っているかも知れませんが。